足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No..1182 ~ 「アッ! マムシが・・・」

2013年09月26日 | 野生動物

林道でキノコをさがす

ハタケシメジが

「アッ! マムシがいるぞ!」

下顎を胴の上に乗せ 休息中

頭に続く体はSじ型に いつでも動ける態勢

うるさいので いやいや逃げ出す

草むらの中へ

観 察 月 日  2013 9.11.曇 25℃

観 察 場 所  群馬県 水上町

 Yaさんはキノコ、Yoさんはコケ、私は?、の3人での山歩きだ。

 「アッ! マムシが・・・」見つけたのは、3人の内誰であったか

想像付きますか。

 そう、Yaさんである。歩きながら林の中に倒木はないか、草の

間に出てはいないか、キノコの目になって地面を始め幅広く探

索しているからである。

 胴の背面に銭型の模様が並び、赤味を帯びているが、黒が強

いもの、中には銭型の模様がないもの等変化が多いと言う。

 リチャード・ゴリス(ヘビの神父さん)によれば、“マムシは怖くな

い毒ヘビ”だと言う。おとなしく、ゆったりとしているヘビで、間違っ

て踏んだり、つかんだりしなければ、かみつく事は無いと言う。

 何年か前、丹沢大室山付近の尾根筋を歩いていた。短く太い落

ち枝をまたいだその時、後ろを歩いていたRさんの「マムシですよ」

の声。思わず振り向くとマムシは何もなかったかの様に、ゆっくり

と草の中を移行していた。

 今回のマムシはとぐろを巻き、下顎を胴の上に乗せていた。これ

は休息の姿勢で、多分寝ていたのだろう。3人がカメラで近付いた

ものだから眠りを覚まされ、いやいや頭近くのS字姿勢をゆっくりと

伸ばし、しばらくは静止していたが、やがて迷惑そうに草むらの中

に姿を消した。