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足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1740 ~ ウツボグサ に思う ~

2021年06月15日 | 植物

 

観察月日  2021.6.3.晴 27℃

観察場所  横浜

 2015年6月10日弘法山の山裾。今まで入った事のない道

を行くと、畑の崩れ掛けた土手の草原に、何本か突き出た

”ウツボグサ“の花穂に目が吸い取られ、思わず「ドキッ」と

した。

 仕事を退職し、丹沢山麓を歩き始めた頃は“ウツボグサ”

は普通にあったものが、私の視界から消え、それすら意識

から消えていた。

 いつの間にか、草原が減っていたのだ。畑の端には余裕

があってそこは草が生えウツボグサがあった。畑の土手は

機器で草刈り、ウツボグサの生える余裕がなくなった。

 以前、大山山麓の伊勢原に、こども頃から住んで居られる

と言うKさんと山麓の自然を歩いた事があった。畑の隅の草

原には、畑を支える土手の草叢には、6月と言う暦の住人、

青紫の花を付けた“ウツボグサ”の小群落があった。

 「これ、歯抜けばあさんね」「これは、歯抜け爺さんそっくり」

と「学校からの帰り道、“ウツボグサ”の花を指さしながら、

遊び遊び歩いたのを思い出します。」とKさんが、笑顔で話し

ていた景色が私の頭を横切った。

 今、私は、庭に、”ウツボグサ“の小群落を造ろうとしている。

太めの4角柱の花穂に、一本だけ歯が生える様に咲きました。

まるで幼児のように!

 これから、次々と歯が生える様に、花穂は賑わって行く。

2015年6月10日弘法山の山麓 「思わず ”ドキッ!」 とした。

今、私は、庭に、”ウツボグサ”の小群落を 造っている。

花穂は、太い四角柱。花はまだ穴の中。それなのに、”ササグモ”が獲物を待つ。

2021年6月3日一本歯が生えるように 花が咲いた。

 

次々と、歯が生えるように、花穂は賑わっていく。

 

 

 

 


No. 1739 ~ 玄倉だより 5月 ~

2021年06月02日 | 植物

観察月日  2021.5.   9.  晴 15℃

観察場所  山北町 玄倉

 コロナは以前治まらない。ミーティングの時、W奥さんに、ワ

クチン接種時に注意する方が良い事等を話して頂いた。

 元センター前庭から自然観察を開始。汚れた池の水の中、

モリアオガエルのオタマジャクシが泳ぐ。何とかしてあげたい

気持ち。

 裏庭へ回ると、ヤブデマリが満開。花穂の中心に小さな両

性花集まり、周囲に装飾花が手を繋ぐ子供の様に取り巻く。

人の居なくなったここでは、花も寂しそうに見える。雑木林に

入る。種の時期に入ったフデリンドウ、見付ける事は出来な

かった。来年が心配だ。

 新顔のコバノタツナミソウが幾株か目を引く。花はアルビノ

だ。普通は海岸地域に多く見られ、内陸にも知られるが、こ

こ西丹沢ではどうだろうか。種子が人の靴等について運ば

れたのだろうか。

 林道に出る。Mさんがウツギの葉表で、体長1㎝程の深紅

のガを見付ける。すぐ隣に蛹の抜け殻あり、羽化したばかり

だ。ヒトリガ科コケガ亜科の仲間であろう。コケの覆った石や

木があったらそこは見どころで、コケを体に付けたコケガの

幼虫を探すチャンスだ。それとコケガの成虫は、羽の色やデ

ザインが中々美しくすばらしい。何故そうなったか不思議に

思いませんか。

 ウワミズザクラの幹上で、カヤランが花をつけた。

 林道すぐ脇の大きな幹に、キツツキが巣穴?を掘っている

個所を見付けた。今後注目だ。

ヤブデマリの 花が賑やかだ。

新参者のコバノタツナミ

コケガの仲間?

カヤラン

どこかで キツツキの親鳥が見ているかも?

今日の 仲間達は 元気だ!

 

 

 

 


No. 1735 ~ しばらく振りの 宮が瀬へ2 ~

2021年04月21日 | 植物

観察月日  2021.3. 30. 曇 20℃

観察場所  清川村 宮ヶ瀬

 林道の端に、メタカラコウが若芽を揃えている。

ダムが出来る前も、工事が始まってからも、ダムの周辺を

歩いている。いつの日か尾根を歩いていると、やや凹んだ

場所が黄色に色付いたお花畑に出会い、近づいて見ると

それが思いも依らぬ“メタカラコウ”であった。

 林道の一端を飾っているメタカラコウ、林道が出来上が

るとそこへずり降りて来たように思えるのだが。その尾根が

どの辺であったのか思い出せない。林道の“メタカラコウ“を

見る度に、夢のような若かったあの頃を思い出す。

 思いにふけっていた私の目に、福やかな“マルバスミレ”の

花が写った。既にアオイスミレの時期は過ぎ、ナガバノスミレ

サイシンが咲き、タチツボスミレは咲き乱れている。

 ネコノメソウもヨゴレ・ヤマ・ムカゴと変化のある花を開く。私

の仲間にネコノメソウが可愛くて好きだと言う人がいる。

 石積みの上に、ニガイチゴが枝を垂らし白い花を付けてい

る。春を告げる、可憐なツマキチョウが飛んだ。

 ダムに向かってヤマザクラが、幹と枝を大きく長く突き出す。

花と一緒に葉を開くその赤さが特徴だ。

 自然が造り出す水と花、その景色の中を歩いた一日であった。

メタカラコウが芽を出す。今年はやや少ないか。

マルバスミレ 葉に毛が多い。ケマルバスミレ。

ヨゴレネコノメソウ。

ニガイチゴ。

ツマキチョウが飛んだ。

とりやさんの集まり。ヤマセミがいる とか。

ヤマザクラ。

若葉が赤くて 美しい。

 


No. 1734 ~ しばらく振りの 宮が瀬へ ~

2021年04月10日 | 植物

観察月日  2021.3. 30. 曇 20℃

観察場所  清川村 宮ヶ瀬

 「あら!林道の崖面の木が切られているわ!」林道に一歩

入った所でRさんが呟いた。

 ダムを周遊している林道、右はダムに向かって切り立って

落ち、左は山側からの急な壁面、出来た当時はすっきりとし

ていたのが、年月がたち、そこに小、低木が生え育ち、自然

としては落ち着いた状態と感じていた。それが総て伐採され

ていた。

 「これから木々は若芽を出し、小さな花を付けるのに。それ

が目の前で、手に取って見れるのに。寂しくなった」とRさんが

続けた。

 この林道は、自然を楽しむために歩いている人も多い。野鳥

の観察や、撮影を楽しみ歩いている人も多い。自然観察の場

所に使っている人も多い。すばらしい林道だ。私達もその一人

で落胆!

 今日は、木々の無くなった崖面や、道のはしの野の草を見て

歩いた。

 トウゴクサバノオの株が今年はよく発達して目立つ。花も可憐

だが、小さな葉の刻みに宿した水玉が辺りを写していた。

 ナガバノスミレサイシンは、葉が開く前に花を開くスミレだ。ヤマ

ネコノメソウも黄色く、花を染める。ミミガタテンナンショウは変わり

花を咲かせて、今日も春を招いている。自然観察は楽しい。

 これらの野草も、空を優しく覆う、中小低木のお陰なのだ。

「林道の崖面の木が 切られている!」

昨年までは、自然が安定していて、いい感じだった。

今日は野草を。 トウゴクサバノオの株が見事。

水玉が きれいだ。

ヤマネコノメソウ。

ミミガタテンナンショウが 春を呼ぶ。

 

 


Mo. 1732 ~ 続 玄倉だより ~ 

2021年03月31日 | 植物

観察月日  2021.3. 14.晴 12℃

観察場所  山北町 玄倉

 3月の観察会では、先ずはセンターの建物の裏に回って、

「フデリンドウの花芽は大きくなったかしら」と覗くのが通例と

なっていた。センターが閉じられた今でも、その習慣は続い

ている。

 「花芽がはっきりしてきた」「来月の会の時、花が見られる

かしら」

みんな口々に楽しい言葉を出しながら、フデリンドウの花芽

を見つめる。センターが閉められ無人になった今は、シカが

訪ねてくれているのか、粒粒の糞が落ちていた。

 次はその又奥へ回って、タマゴケのサクを確かめるのも恒

例だ。「今年は株が大きくなったわ」喜びの声が上がる。透き

通る緑の玉、母親の針箱の中にあった止め針のガラス玉に

似て、不思議だ。

 やっと、林道に出る。ミツマタのぼんぼりの様な花が満開だ。

最近では、丹沢と言えば「ミツマタの花」と言葉が返って来そう

だ。「これで、いいのかな」と呟いてしまう私は、古い人間なの

だろうか。突然「チョウが!」との声に目覚めて目を開くと、冬

を越したばかりの”アカタテハ“がストローをのばして吸蜜の最

中であった。

 次は「フサザクラが、こんなにも沢山あるなんて気付かなかっ

た」「今まで私達何してたの」驚きの言葉がつい出てしまった。

3月の会には開花前でフサザクラの木には目が行かなかった

のだ。サクラだけでなく、フサザクラも異常な程早く開花し、私

達に呼び掛けたのだ。

フデリンドウの花芽が膨らむ。

タマゴケ

ミツマタ アカタテハ。

ムカゴネコノメ。

今まで気づかなかった フサザクラ。

フサザクラの花。

仲間たち。