『初級者の為の和声基礎講座』第3回転調について - ミューズの日記
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今日は服部修司さんによる『初級者の為の和声基礎講座』第3回転調についてが開かれました。今日は参加者が少なかったので写真のように座談会形式で行われました。
和声学って語学で言うと文法と同じ様な物です。文法を知らなくても喋れますし、和声学を知らなくても演奏は出来ますよね。じゃ、何故和声学を勉強するの?って思いますよね。
楽譜には時々ミスプリントがありますが、そんな時に「ここに#が抜けてるぞ!」って分かるかも知れませんね。和声進行上自然な音のつなげ方と言うものがあります。例えば導音から主音、属和音から主和音へ自然とすんなり収まる音のつなげ方があります。レッスンの時に先生が「この音は導音だから・・・」「この和音は属和音だから・・・」と言った時に、チョット和声学をかじってあるだけで言葉の意味が分かります。アナリーゼと言う言葉がありますが、楽曲の分析ですね。曲を分析し、構成を知ることで全体の演奏の組み立てをすると演奏が格段に良くなります。そんな時に和声学の知識は役に立ちます。また、喋るのに文法が要らなくても良いですが、作文するには文法を知らないと変な文章になってしまいますよね。作曲、編曲するにはやはり和声学が必要になります。

と言う事で服部さんはご自分でも作・編曲をする方ですから、本当は皆さんにも和声学をかじってもらって作曲の楽しさも知ってもらいたいと思っていらっしゃいました。ところが、なかなか和声学は難しいものです。ブログでも15回に亘り書いて頂きましたが、読むだけで理解するのは難しいものです。また、初級者の為の和声基礎講座として3回講座で2度に亘って実施して頂きましたが、なかなか3回連続で参加も難しいようで、積み重ねが出来ません。
そこで当分はこの和声学講座をお休みさせて頂きます。服部修司さん、ありがとうございました。

でも和声学は分からないのが当たり前。一つでも二つでも単語が記憶に残れば良し、と言うくらいの気持ちで今後も本を読んだりしてかじってみてください。それを繰り返している内に少しずつ分かるようになるものです。チョットアカデミックな気分になりましょう。

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