2008年12月4日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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11月30日(日)の『第4回ギター世界の銘器展』最終日には昨年の東京国際ギターコンクール優勝者のミン・レ・ホーン氏が会場の中で演奏してくれました。3日間の銘器展もアッと言う間に終了しましたが、ご来場頂いた方には感謝申し上げます。

100万円以上の楽器が31本揃う中での演奏会もなかなかいいもんですよ。
彼が使用した楽器はヤマハGC70C(杉)。楽器の限界ぎりぎりまでのダイナミックレンジで、音色の変化も多彩で、非常にすんなりと入ってくる正統派の音楽を聞かせてくれました。東京国際ギターコンクールは審査に対する信頼性も高く、今では世界的に見ても非常に権威があるコンクールです。その優勝者ミン・レ・ホーンもそれに相応しい高いレベルの演奏を披露してくれました。
まだ彼の演奏を聴ける機会がある人には是非お薦めいたします。

しかし、この東京国際は残念ながら、ここ何年か日本人の優勝者が出ていません。7,8年前の木村大以来全て海外からの参加者に持っていかれています。今年もヨーロッパからかなりの実力者が参加しているようです。日本人の優勝者がはやく出てくれるといいですね。日本のお家芸である柔道、剣道、相撲も海外勢の力が伸びていて日本勢にもっと頑張って欲しいですが、音楽界も同じですね。ひと頃よりいろんな分野での日本人の世界でのレベルが相対的に落ちてきている様な気がするのは私だけでしょうか?


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