2007年12月17日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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先週土曜日(12/15)は地元の若手ギタリスト4人によるコンサート『4つの彩り』が行われました。超人気の福田進一さんや鈴木大介さん並の大入り満員で予約なしで来られた方々にはお入りいただくことが出来ませんでした。大変申し訳なかったと思っております。

4人は伊藤兼治さん、高須大地さん、長縄広紀さん、山田陽介さんで、同年代の仲のいい友達同士です。『4つの彩り』とはそれぞれ個性を損なうことなく4人4色の彩りを楽しんで頂きたいと言う意図でつけられたそうです。
厳しい見方をすれば改善して欲しい、また彼らの実力からすれば直ぐにも改善出来る点もみられましたが、聴きに来て頂いた方々には充分楽しんで頂けた素敵なコンサートだったと言えます。美しい音色、美しい響きには聴衆はうっとりと聴き入っていました。プログラムの構成も1部は変化に富んだ曲を4人総当りの二重奏で固め、2部は聴き易い曲を二重奏、三重奏、四重奏で聴かせると言うもので、聴く側に疲れを感じさせないものだったのではないかと思います。このプログラムを貰ったときにはソロも聴きたいなと思いましたが、ソロを入れるとソロに逃げてしまう事にもなりかねないので、折角4人で行うコンサートだからと敢えて重奏ばかりにしたそうです。

彼らは『4つの彩り』を彼らのコンサートの名称として、今後も続けて行きたいと述べていましたので、来年も更に素晴らしい演奏を聴かせてくれる事を願い、今から楽しみにしています。

<プログラム>
第1部
1.J.S.バッハ        (高須、山田)
   イギリス組曲第3番 BWV808
     プレリュード
     サラバンド
     ガボット
     ジーグ
2.E.グラナドス       (高須、長縄)
    詩的ワルツ集 
3.C.ドビュッシー      (伊藤、長縄)
    夢
    ゴリヴォーグのケークウォーク
    月の光       
4.A.ピアソラ        (伊藤、山田)
    『タンゴ組曲』より 
     第2番アンダンテ
     第3番アレグロ  
第2部
5.武満 徹         (伊藤、山田)
   ヒロシマという名の少年
6.武満 徹         (伊藤、高須、山田)
   不良少年
7.K.ヴューストホフ     (伊藤、高須、長縄)
   サンバ協奏曲  第1楽章 
8.L.ボッケリーニ      (伊藤、高須、長縄、山田)
   序奏とファンダンゴ  
             


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