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Discover 奄美大島!

ニョロニョロ...

2006-05-18 15:51:59 | 奄美-自然
Nyoronyoro
最近よく見かけるもの...

みどり色の
ニョロニョロ

ソテツの新しい葉っぱだ。

Sotetsu_2茶色のトーテムポールがにょきにょきしていると思ったら、そのてっぺんから、こんなツンツンヘアーがお目見えし、その中からニョロニョロが出てくる。

おもしろいなぁ!


今、ソテツを見ると、色々な形態の葉が出ていて大変興味深い。
濃い緑の茂ったソテツしか見たことがなかったので、とても新鮮に映る。

Sotetsu_3

でも、これは去年も繰り広げられていたはず。
いや、去年はこの時期、買い物以外で外出したことは皆無で、こんなものに気づく余裕がなかったのだ。

ん?しかし、奄美に来る前、鹿児島でも、結構色々なところにソテツはあったはず。

去年までの私は、いったいどこを見ていたのだろう?

Sotetsu_1Sotetsu




デイゴ占い

2006-05-17 09:20:00 | 台風
Flower1デイゴといえば、私にとってはTHE BOOMの『島唄』で歌われた「デイゴ~の花が咲き~」である。
この歌が出た1993年、まさかこの先鹿児島、そして奄美に住むとも思っていなかったので、花も知らずに「沖縄にはデイゴって花があるんだな。」という程度の認識の私。
Flower4

上の写真は、大浜海岸の直前にある赤い花の並木。
カイコウズ(海紅豆=別名アメリカデイゴ)かな?

↓名瀬塩浜には、『カイコウズ』と、ちゃんと札がついているのがあってこれに似ている。
Flower3Flower2

デイゴの仲間というのは、100種類くらいあるそうで、いわゆる「デイゴ」と呼ばれているのは、朱色が鮮やかなデイゴで、沖縄の県花だ。この種のデイゴは、琉球弧の島々が北限。

一方、カイコウズは鹿児島の県花←訂正:県木。こちらは、もう少し寒さに強く、関東以南なら育つらしい。(でも、今まで気づいたこともなかった...。)

 (追記)沖縄は、デイゴは県、県木がリュウキュウマツ
      鹿児島は県はカイコウズとクス、県花はミヤマキリシマ。
      ・・・でした。

でも、色々なHPをめぐっていくと、カイコウズとあるがサンゴシトウの間違いだとか、マルバデイゴがカイコウズだといか、カイコウズは朱色だとか真紅だとか、色々なことが書いてあり、「カイコウズ」の写真がHPによって違っていたりで、よくわからない~っ


でもまあ...これは、とにかくデイゴの仲間ということで。

沖縄や奄美では、「デイゴの花がいっぱいに咲くと、その年は台風の当たり年になる」と言われている。
昨年は、奄美を通過(奄美の人にとっては、「上陸」なのだが、気象用語では島はいつも「通過」なのだ。→詳しくは昨年の記事)した台風は、ひとつだけだった。デイゴもあまり咲かなかったとか...
デイゴの花と台風の相関性、こういう昔から言われていることは、結構正しいことが多い。先人の観察・知恵は下手な気象予報より、よほど当てになったりするものだ。

『デイゴ~の花が咲き~♪風を呼び嵐が来た~♪』
そう、BOOMの歌でも、デイゴの花は風を呼び嵐を呼んでいる。
なるほど、そういうことだったのか。10年以上経って、やっと歌詞の意味がわかったワ。

今年は、どこも結構デイゴが咲いているようだ。
デイゴ占い、あまり当たってほしくないなぁ...


ところで、大浜海岸へ向かうには、まず山を登らなければならない。どんどんどんどん登って行って、「ホントにこれから海に行くのかしらん」と思ったところで、ぐーーーっと降りて行く。

そして、この瞬間!

Flower5_1

海だ!と思うこの時がとても好き。
(青が、下の三角のところだけ濃いのがわかりますか?そこが海。上の水色は空。5月15日撮影)

昨日は梅雨空に戻ったけれど、今日はまた天気が良さそうだ。



【追記】
靴屋さんのコメントで、BOOMの島唄の「風を呼び嵐が来た」が米軍上陸にかけていることを知りました。
(と、いうか、この話は結構有名なんですね!?知りませんでした。当時は本当に深い意味も考えずのほほんと聴いていました。
早速調べたところ、詳しく歌詞の説明があるサイトがありましたので、ご参考まで。


 歌詞の意味のサイト
 「島唄」の背景について書かれたブログ記事
 (二つ目のサイトは、「島唄」の誕生からヒットについてのいきさつもあり大変興味深い記事でした。試聴にも飛べます。)


今日は晴れ!

2006-05-15 15:10:15 | 
Ohama1梅雨入りしたと思ったら、もう中休み?!
今日は曇りの予報がはずれて、お日様がサンサン。
買い物に出たら、海へ行く予定もなかったのに、「海に行きたい~!砂遊びがしたい~」というのでリクエストに応えて、そのまま大浜海岸へ。

気持ちいい~っ!

Ohama2_1



今日は、梅雨の合間と思えないほど、空気も乾いて心地よい。

Ohama3
サンゴを拾ったり、砂遊びしたり。

でも、帽子も持ってこなかったから、少しだけね。









梅雨入り

2006-05-13 23:59:00 | 奄美-自然
13may06『鹿児島地方気象台は13日、鹿児島県の奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より3日遅く、昨年より8日遅い。沖縄地方は梅雨入りしておらず、ことし最も早い梅雨入り。』
平年とは、平成12年(2000年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付だそうだ。沖縄の梅雨入りは平年は5月8日、奄美は平年5月10日なので、普通は沖縄の方が早く梅雨に入るのに、今年は奄美がお先に失礼...
梅雨明けは、沖縄の平年が6月23日、奄美が6月28日だが、こちらもぜひ沖縄より「お先に」行きたいなぁ。

梅雨は本州では6月(旧暦の5月)であることから、五月雨(さみだれ)というが、奄美では、旧暦でなくて本当に五月雨なのだなぁ...

ああ、7月が待ち遠しい。 (写真は、今日の名瀬港)



ベニトンボ

2006-05-10 07:40:00 | 名前・地名・語源
Tonbo_1












連休中に見かけたトンボ。
鮮やかなショッキングピンクに驚いた。こんなトンボを見たのは初めてだ。
...と、思ったら、やはり。

このトンボは南西諸島から薩摩半島にしか生息していないのだそうだ。最近、地球温暖化のせいか分布がどんどん北上し、昨年は四国でも見られたことがニュースとなったらしい。私が育った関東で見かけたはずもない。

名前はベニトンボ。この色のは雄で、雌は黄色を帯びて雄よりは地味だ。(参考HP)
(カエルやアカショウビンなど、人に尋ねてばかりだったので、今日は自分で調べてみました ^^;)

南の島には、鮮やかな色の生き物が多いなぁ...鳥も、虫も。


それにしても、「赤トンボ」ならぬ、「紅(ベニ)トンボ」か...

赤と紅の違いを、このトンボに教えてもらった気がする。血のような色が赤で、赤紫が紅。確かに、紅花で染めた色が、この紅(べに)色になる。

トンボにはアカネ(茜)のつくのもあったっけ。茜は黒味を帯びた赤。
調べてみたら、「赤トンボ」という名前のトンボはおらず、アキアカネなどの赤いトンボを総称して「赤トンボ」というのだそうだ。
夕暮れに染まった茜雲。確かに、夜が近く黒味を帯びている。

- しばし、日本語の色の表現について思いをはせた。


ところで、英語でトンボはdragonfly。
flyは fly=ハエ の種類一般の他、飛ぶ虫に当てられている。dragonfly、butterfly(蝶)、firefly(蛍)...

トンボはドラゴンかぁ...
確かにいかつい顔をしているものねぇ。肉食だし。
蛍がfireflyもなるほどねぇと思う。
でも、butterflyって何?!そういえば、今まで何故butterかなんて、考えたこともなかった。

「バター(butter)のようなものを排泄する飛ぶ虫が原義」
(ジーニアス英和辞典)

なんたる原義! (お食事中の方・バター好きの方、ごめんなさい!)


ベニトンボから、日本語・英語とぐるぐる回って、思わぬうんちくが溜まった...


=========================

~蛇足~ butterflyの語源

もっと調べていくと、諸説あるようだ。→英語のページ

ここを読むと、排泄物説の他に、バターやミルクを置いておくと、そこによく蝶がとまるとか、妖精や魔女が蝶に化けてバターを盗むとかあるけれども、実はイギリスでよく見かける蝶がバターの色をしていたから、「バター色の飛ぶもの」だとか...。
ジーニアス辞典よ、「排泄物説」だけでよいのか?!

更には、こんな本も出てた。butterflyの語源ひとつで、1冊本が書けるほどとは。




これが噂の??

2006-05-09 19:57:32 | 奄美-自然
ここのところ、我が家で毎日耳にする鳥の声。
今夜、7時15分過ぎに自宅のベランダにて。

<script type="text/javascript" src="http://mooom.jp/JSPlayer.mom?659JlbS3Y"></script>
            ↑
    (画像の中の三角をクリック)

キョロロロロロー  (普段は昼間も聞きますが)
月の夜空の下、これが噂のアカショウビン??
こんな時刻に鳴くのでしょうか?

     (カエルに続き、質問ばかり...)


何ガエル?

2006-05-09 09:09:55 | 奄美-自然
Kaeru2昨日、うちの前でカエルがノビていた...胴が3-4cm。ノビている手の先から足の先までが、7-8cmくらいだったかな。
目もつぶって、瀕死の様子。(写真はクリックで拡大します)
カエルって、目を閉じると×印になってしまうのだなぁ。マンガみたい...

でも、そっと触ってみると、ピクリと動いてまだ息はある。

Kaeru1足をカエルっぽく(?!)曲げてみたけれど、自力では動けず...

回復しそうもなかったけれど、ここに放置しても日干しになるだけなので、水溜りのそばの草むらに放しておいた。

これは何というカエルなんでしょう?
アマミハナサキガエル?

どなたか教えて下さい <(_ _)>



初夏の風景

2006-05-08 01:11:00 | 
<script type="text/javascript" src="http://mooom.jp/JSPlayer.mom?65830ZMyF"></script>
↑画像の中の三角をクリック(動画+音声)

5月4日、瀬戸内町ヤドリ浜にて。
波の音、子供の歓声、海に入る人々。
初夏を感じる1日だった。

でも、この翌日から奄美は雨模様。
週間天気予報でも、この先「曇り時々晴れ」が1日あるだけで、あとは全部曇り。
昨年の梅雨入りは、5月9日だったし、このまま雨の季節に入りそうだ...

今年の奄美は、「初夏」がとても短かったと思う。昨年の今頃は、とっくに毎日エアコンのお世話になっていたのだが、今年は出番が無い。3月末の方が暑いくらいで、本来の「初夏」である4月は雨も多く、肌寒い日が多かった。

多分、5月4日が最後の「初夏」を感じる1日だったかな?

この後、入梅。
そのあとにやって来る本格的な真夏の到来まで、海での歓声も、しばしおあずけ。




マングローブ渋滞中

2006-05-07 00:38:06 | マングローブ
Mangrove1ゴールデンウィークもいよいよ終わり。我が家の盛りだくさんの休日も終了。

写真は、5月5日のマングローブカヌーツアー。
マングローブもこの時期はかなりの渋滞中?!
Mangrove4とはいえ、そこは広~いマングローブ。たくさんのカヌーもうまくコースを変えたり時間差をつけて、「XXXを先頭に渋滞は断続的に30km」ということは無い。

前回行ったのは、9月末。この時は、マングローブは種の季節。カヌーをしても、色々な種を拾うことができた。

今回は新緑!

Mangrove2

あちらこちらから、かわいらしい新芽がニョキニョキ顔を出している。

今回も色々なことを教えていただいた。
マングローブは海水が混じっている水だが、植物は塩分を吸うと生きていけない。
それで、根っこに塩分のろ過装置ともいうべきしくみがあるそうだ。

↓左がオヒルギ。右がメヒルギの根っこ。
Mangrove6Mangrove7


Mangrove5加えて、この50枚に1枚くらい混じっている黄色い葉っぱ。ここに塩分を溜め込んでいる。
枯れているのではない。だから、この葉っぱは他のよりしょっぱいのだそうだ。

う~ん、うまくできている!



さて前回は、私がシングル(一人乗り)のカヌーに赤ん坊を乗せてだったので結局こぐことができず、ガイドの方に引っ張ってもらった。この教訓を生かして、今回は私と夫が1歳を乗せてダブル(二人乗り)のカヌーに。3歳は一緒に出かけた別の家族のカヌーにお邪魔させてもらい、2年生の長女は待望の一人立ち!

嬉しそうに乗ったものの、乗ってすぐは後悔の涙目。全然思うように進めない長女。
Mangrove3でも、前半は紐でつなげて(前回の私同様)ガイドさんに引っ張ってもらい、中盤からマンツーマンの指導を受け、後半は紐を放し、堂々と自分一人で漕いでいた。子供はあっという間に上達してしまう。自信満々に「また乗りた~い」最初の涙目はどこへやら...


私は、今回こそはと漕ぐ気満々でダブルに乗ったものの、乗ったとたんに1歳児が暴れて、パドルは持てず。
仕方ない、今回も抱っこに専念して夫に漕がせ、悠々と見物しましょう。
...の、はずだったが、ヤツが暴れる暴れる!ふぅ。怖かった。平気でカヌーの外に身を乗り出し、バランスを崩しそうになる。でも、最後は気持ち良かったのか、なんとカヌーの上で寝てしまった。
満潮は深いところは2-3mあるというから、「あちらが深い」と言われたほうには近づかず、底の見えるところを選んで進んだ。

満潮でないと入れないところもあるというので、時刻を調べて予約しておいたのだが、そこはゴールデンウィーク。今回は、やはり最低限のコースをこなしておしまい、という感じで新しいコースには連れて行ってもらえなかった。

でも新緑のマングローブはとても楽しかった。次は花の季節。メヒルギの白い花もちらほら咲き始めていた。
季節ごとに出かけると、それぞれに違ったマングローブを楽しめるのだなぁ!







海の中の生き物たち

2006-05-04 23:59:00 | 
Seto1

今日は、瀬戸内町の半潜水艇「マリンビューワーせと」で、海中散歩。
船底がガラスになっているグラスボートに比べて、この船の良いところは、船の下半分が潜っていて、その側面がガラス張りであること。だから、海を上から覗くのでなく、真横から眺められる。
魚の姿もちゃんと横から見られるのだ。

奄美の海は、今日もたくさんの熱帯魚達の群れ、群れ...

Seto

写真は、ガラス越しなのであまりうまく写すことができないが、群れている魚のほかに、色とりどりの熱帯魚1が匹2匹、泳いでいる。
「あ、クマノミ!ニモだよ!」
...と、言っている人の顔を見た時にはもう遅い。

そういう魚は単独でいることが多いので、あっという間に見えなくなってしまう。注意深く、ガラスに顔をくっつけて、海の中を観察。

「なんだろう?あのにょろにょろしたやつ!」
「あ、あんなにブルーが綺麗な魚!!」

みんな興奮して叫びながら眺めている。

サンゴの種類もたくさん!

Seto2

↑魚もいますよ! 見えますか? (クリックで拡大)

Seto3


Hatsuoyogi今日の奄美は、やっと遅い(←奄美にしては)夏が来た!という太陽のまぶしい一日。半潜水艇の後、ヤドリ浜へ行ったのだが、結構たくさんの人が泳いでいた。
うちは、水着を持っていかず...

これを今年度の『初泳ぎ』に認定してよいのかな?