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Discover 奄美大島!

海の生物勉強会

2009-07-12 23:39:00 | 手熟師会
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子ども手熟師会、講師・興克樹さんの「海の生物勉強会」に行ってきた。
昨年は行けなかったので、2年ぶり!今回も勉強になったー。
最近の手熟師会は、参加者が年々増え続け、今回も2年前に比べかなりの大人数。
最初はシアターで興さんの撮った写真やビデオなどを見ながら、奄美の海の生き物について、さまざまなお話を伺った。

クジラのこと、サンゴのこと、ウミガメの産卵のこと、そして危険な生き物のこと。

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いつもブログで見せていただいているサンゴの産卵。初めて見る子ども達も多かったようで「雪みたーい」「宇宙みたーい」。

危険な生き物はウミヘビやクラゲ類その他色々あるが、その中で、子ども達が割りとすぐ出会いそう&出会ってしまったら触ってしまいそうなのが、貝類。
映像室の講座の後、展示してあるもので実物も確認した。

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上のふたつ、「ミナシガイ」、「身無し貝」というくらいで、一見死んでるからっぽの貝殻かな?と思ったら、中から出てきた生きてる貝に刺されちゃうそうである。おそろしや~ 特に左側のなんぞ、トビンニャと大きさも似たようだし、色合いも似ているし、気をつけねば。

その他、危険な海の生物については、興さんのブログに詳しくあるので、気をつけましょう!(→こちら
奄美の方は、地元紙で毎年見られますね。うちは毎年この記事は切り取って保存版。(車に乗せて、海に行く前によーく見ます。)

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今回私が「へ~!」となったのは、オニヒトデが以前に比べてだいぶ減ってきたというお話。
今日行くときも、実はまた「オニヒトデVSホラガイ」の壮絶な戦いを、2年前のことなどすっかり記憶から消えている長男に見せたいと期待して出かけたのだが、海洋展示館の館長命で、いまや貴重となってきたオニヒトデを殺さぬようというお達しがあったそうだ。

なので、今日は戦い最後まで見られず。

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今日も一応水槽に入れられた鬼君だが、小さくお気の毒な存在に思えた。

今となっては、2年前にあのすさまじい戦いを見られたのは貴重な経験だった!

オニヒトデとホラガイの戦いを見た2年前の手熟師会
 (いやほんと、あれには驚きました。胃袋が出るとか、口で口から吸うとか...)



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さて、色々習って、カメさんに餌をやったり観察したり。
今日も色々と勉強になった手熟師会だった。

興さん、どうもありがとうございました!!



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うわ 家に帰ってうちの貝殻ストック庫見たら、しっかり毒貝があるし

タガヤサンミナシガイのほうはまだ明らかに割れて死んでるものだからいいものの、ニシキミナシガイなんてまるまるそのまんま。生きてなくてよかったー。

















かくれ浜決死隊

2009-04-27 14:03:43 | 手熟師会
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手熟師会で、かくれ浜に行きました!

昨日は今シーズン、土日の大潮で昼間の干潮時の引きが一番大きいということで、初めて4月の海。
例年なら、4月も後半になれば暑いくらいの日もあるというのに、よりによって昨日の寒かったこと!
今朝の地元紙は、「強風が着くあいにくの天候だったが」なんて、のんきに書いてますが、そんな生やさしいもんじゃありません。

最高気温20度ありません。おまけに北風がビュービューで、体感温度めちゃめちゃ低いっ。

私はこの2週間、珍しくしつこい風邪にやられて2度も病院に行ったというのに、昨日なんて、お腹の具合も悪かったのに、いきなり寒中水泳...
うぅぅぅぅ さぶッ~
最初の説明で、今日案内して下さるかくれ浜のスペシャリスト、講師・別府亮さんが、
「今、下見に行ってきましたが...水は氷水みたいでした。参加は家庭の判断で...」とおっしゃったので、子供達にも「今日はやめようよぉ~ 浜で遊ぶだけにしようよ~」と言ってみたのですが、どうしてこういう時にいらぬチャレンジャー精神を出しちゃうのか、うちの子達は。

...で、渋々というか、もう子供達が行っちゃったから、慌てて着いていくハメに。

私ゃ風邪ひいてるんだよぉ~

P4260022_2小さい子は、別府さんのお助け船に乗せてもらいます。

姉達は「寒い~」「うぅぅぅ」と吠えながら「私たちも乗せて~!」なんて船に叫んでますが、それだったら最初っから来るなっつーの!!

私ゃ風邪ひいてるんだから~

参加しない人もたくさん、途中で引き返す人もぞろぞろ...



やっとこさっとこ、到着しました。
寒くてほとんど写真撮る気にもなれず。
だけど、これは撮っておかなくちゃね。

P4260023いつものコブヒトデさん。

必ずいます。多分ここがお住まいなんでしょう。
どこかの国旗みたい。

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他にも何かいないかしらと、震えながら探そうとしたら、子供達みんな
「寒いからもう帰る~!」

うぇ~ もう帰るの?!滞在時間5分あったか?
こんな短時間で帰ったのは初めてです。だったら最初っから来ないでくれたらよかったのにー。

私ゃ風邪なんだからーーーー!

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こうして眺めるだけなら、こんなに美しいかくれ浜。
しかし、今年は本当に辛かった!思い出してもブルブルです。

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さて、風邪&お腹の調子も悪い中、寒中水泳をするとどうなるか?!

それがなぜか、ピタリと治りました!
あんなにしつこかったのに。鼻も喉もあんなにひどかったのに?!

タラソテラピー?

人間の体は不思議です。



百人百様

2008-06-01 23:28:00 | 手熟師会
~リュウキュウ藍 生葉染め~

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今日はヤコウガイにも行きたかったものの、それ以前に申し込んでいた本年度の手熟師会子供講習会の開講式と第1回講座に行ってきた。

昨年も、第1回は会長の安田先生が専門の染物。昨年は赤土染めだったが、今回は藍染めだ。

P6010111できあがって、全員で広げて見せているところ。
同じように説明を受け、同じようにやったはずでも、全員違う模様や色合い。面白~い!

P6010099_2 Ai1 Ai2
↑作り方はこちらをクリック&拡大。

真ん中がリュウキュウ藍の葉っぱ。これをハサミで細かく刻み、ビニール袋に入れて塩もみ。
この緑の葉っぱがねぇ...
青は藍より出でるのであります。よーくもみもみして、藍より青くするのだぞ!


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と、いうわけで、こちらが出来上がり!
緑の葉っぱからこんな青が。素敵ですね~

ということで、今年も楽しみな手熟師会

子供手熟師会通信のサイトも模様替えになっていましたヨ



子どもの日!

2008-05-05 23:41:40 | 手熟師会
~手熟師会~

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またまたご無沙汰です!
昨晩まで8日間、義父母が遊びに来ていました。
先週の日曜から昨日までの8日間、夫は全く休みがなかったので、私と子ども達でじいじ・ばあばとあちこちへ。
で、パソコンに向かうヒマが全く無く...

今日も夫は相変わらず仕事だったのですが、なんといっても子どもの日。
久々にごろごろしたい気持ちに封印し、どこかお出かけということで、手熟師会に行ってきました~ 
本日は、子ども講習会ではなく、各分野の先生方が大集合の催し。そこで子ども講習会の修了証書授与もあり。
初めはあいにくの小雨だったものの、テントの中、そして浜辺の別荘の中で色々な講習に参加しました。

まずは、石鹸作り。

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左は長女。シナモンが少なかったので色が白め。パイナップルミントを1枚あしらったもの。
で、右はそれをまねた長男のものなり。葉っぱがデカイぞ。真ん中過ぎるぞ。でも、これはまだマシ。

次女は...

これはないでしょ、これは。

P5050026_2いくら先生が「ハーブで飾ったり...」とおっしゃってたからといって、これは

パセリで顔が。こんなんで手を洗ったら、手がパセリくさくなりそう。それ以前に、乾いたらどうなるんだか...。

でも、三人とも楽しんで作ったので、まあいいか~

サンゴでランプシェードを作るのも教えていただいた。
それから、別府亮さんには、前に行ったかくれ浜での家族写真もいただいた。家宝家宝♪

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他にも、ソテツの実で、「ナリ細工」をしたり、竹とんぼを作ったり(作ってもらったり、かな)、それで長いこと遊んだり。この竹とんぼがまた良く飛ぶこと!
笹で笛を作ってもらって、それをぷーぷー鳴らすのも楽しかった。

そして合間には、目の前の浜で、ながーいこと遊んで。

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なんだかとても良い子どもの日だった。

手熟師会の先生方、ありがとうございました。






キャンドル作り

2007-06-26 07:02:32 | 手熟師会
~子供手熟師会~

Candle2この日曜日は、手熟師会の子供講習会に参加した。

奄美で、有形無形の「ものづくり」に関わるスペシャリストの集まり、それが「手熟師会」。
その手熟師の方々を先生に、子供講習会が開かれている。

5月に今年度の募集があったので、申し込んだ。毎月1回程度の講習が材料費のみの出費で参加できる。子供はわくわく?親もわくわく?
2回目の講習会となる今回は、キャンドル作り。

白い蝋(ろうそくを砕いたもの)を湯煎で溶かし、そこにクレヨンのかけらも溶かし入れ、珊瑚の重しに巻いた糸を芯にして出来上がり!

...と、実にシンプルながら、小さい子供がやるので一筋縄ではいかない。

特に、今回は湯煎の工程が怖くて怖くて...空き缶に蝋を入れ、熱湯の入った鍋にかけて溶かすのだが、熱湯は怖いわ、空き缶は熱くなるわ。

我が家の場合、今回は末の坊主も連れて行ったため(講習会そのものは、申し込みは幼稚園生以上)、気が気でない。
「コラ!!そこ、来ないで!」「ダメ、触っちゃ!!」と人目もはばからず怒鳴りまくり(^^;

長女も途中で空き缶が熱くなり(ハンカチでなべつかみのようにしていたものの)私にパス...。
そんなわけで、メインの作業である湯煎は親がしてしまったのだが、今回はうちの子供たちには無理そうだったなぁ。いやぁ~ほんと、無事でよかった。

作業そのものは、大してやらなかった子供たちだが、赤のクレヨンを選び、湯煎直後に血のように染まったのを見て後悔した娘が、固まったら思ったより優しい色合いになったことにほっとし、「アロマオイルを入れたらアロマキャンドルにもできます」「周りにハーブの葉を入れて飾るのも素敵」など先生の話を聞いて、目を輝かせていた。

Candle

こういう物作りの楽しさを体験させてもらえるのは、とても良い。
いや、本来なら家で親が工夫してやらせればいいのだろうが、これがなかなか。こうしてお膳立てしてもらわないと、重い腰が上がらない。

それに、とても家ではできそうにない、また、奄美ならではという講座も多い。

Candle3先月の第1回講座は「赤土染め」だったが、こんなのは教えてもらわねば、とてもできるものではない。奄美では何かと悪役になる(海に流れ込んで珊瑚を死滅させてしまう)赤土を活用しての染物。

このときも「もう、こんなのじゃ模様が出るわけない」と半べそだったのだが、出来上がったものには意外な模様ができて、びっくりした娘たち。どんなのができるかハラハラ、ドキドキの後、わーっ?となる...この気持ちの変化がいいなぁ(^^)

このときの様子は、tokorinさんのブログのこちらに詳しく載っている。

この中でも、「手熟」という言葉について触れられてるが、その通り、奄美方言データベースで、手先が器用という意味の言葉を見つけた。→こちら

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

子供講座に申し込んだ人は、名簿を見ると、90名近い。子供講座は約10年前からあるようだ。

電話の連絡網だけで次回の開催場所や持ち物を伝えていくので、今回も持ち寄った缶が微妙に違っていたり、伝わる内容も少しずつ違ったりと、色々難しいこともあるようだが、これだけの人数がこの活動を求めているということ。
なんとかうまくオーガナイズして、続けていただけたらありがたいなぁ...。