MT.FORTUNE

Discover 奄美大島!

オコゼだ!触るな!

2010-09-30 09:12:57 | 
~夏休み思い出シリーズ 3~

Okoze1
※クリックで拡大

ヘンな魚がおるー!

という少年たちの声にみんなが集まった。

子どもの腰くらいしかない浅い海、サンゴに擬態して、忍者のように隠れているつもりでも丸見えのこの魚。
これが世にも恐ろしいオコゼであるとは、その時誰も知らなかった。
国直海岸には、その日クラスのレクレーションで行っていたので、先生とたくさんの子ども達・その妹弟に親もいて賑わっていた。

謎の魚の周りに続々人が集まる。

「動かないねー」
「何の魚かなぁ...」

「捕まえようゼ」と手を伸ばしかけては、
「待って!みんなにも見せたいから」と踏みとどまることの繰り返し。

「捕まえようとして逃げたらイヤだから」という理由で、触らなかったのが幸いだった。

オコゼの中でも、オニダルマオコゼは、背中の背びれに猛毒の棘があって、とても危険な魚だそうだ。
その数日前に地元紙に載った危険な生物でも見たばかり。いや、数日前のその記事だけでなく、我が家は毎年この記事は切り取って熟読(したつもりの後)、車に載せているほどだったのに、やっぱり紙上で見ても頭には入りませんね。で、私ものん気にこんな写真をバシバシ撮っていて...。

Okoze2

まーるい出目金のような目も、ハクション大魔王ような唇も丸見えで、とぼけてかわいい感じ~
波打ち際からほんの数メートルのところだったので、入れ替わり立ち代りこの魚を囲んで「なんだろーねぇ」...。

「これ、隠れてるつもりなんだよね?!」
「あははは~!全然隠れられてないよね!!」と、なごみっぱなしだ。


「先生にも見せよう!」  

ああ、ホントにホントにこう思ってよかったねぇ、みんな!

  

先生がやっと沖から戻られて、見るや、

「オコゼだ!みんな触るな!!!」

さすが先生です。ああああああ、よかった。


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このときは、刺されたらクラゲみたいに痛いのかな、腫れるのかな、程度の認識だったけれど、時に死に至るほどの猛毒なのだとか。ハブの毒より強いらしい。
われわれが国直海岸に行った2-3日前に、沖縄でダイバーがオニダルマオコゼに刺されて亡くなって、新聞に載っていたはずなのだが、全く結びつかず。
(刺されたことが直接の原因で亡くなるのは大変珍しいとのことだが、子どもが触ったらどうなっていたのやら!)

ああ、無知って恐ろしい...

そして、こんな身近にいることにもびっくり。
やはり、奄美の海は裸足で泳がないようにしなくては。


オニダルマオコゼについてネットで水族館より】

刺されたら、とにかく助けを求める。刺されたところより心臓に近いところをしばり、毒を搾り出す。お湯で痛みの緩和には効果があるそうですが、とにかく病院へ~!!
奄美ってオコゼの血清もあるのかな...





国直海岸

2010-09-29 05:11:39 | 
~夏休み思い出シリーズ 2~

【8月8日の巻】

夏休みを順に追えば、奄美まつりがありましたが、既にこの記事に書いたので、お次は国直です。

Kuninao1
この海岸は、我が家が5年前に奄美に越してきて、初めて泳いだ思い出深い浜。

初めて泳いだのが9月28日って、ちょうど5年前の昨日だー。こちらが初めて泳いだ時の記事→

あの時、ひたすら泣くばかりだった息子も、今はすっかりたくましく。

Kuninao5_3  Kuninao4

国直海岸は、オカヤドカリがたーくさんいます。大浜あたりじゃ、真昼間は一生懸命探さないと見つからなかったりしますが、ここは探さなくてもそこらをトコトコ歩いてます。

Kuninao2

天然記念物なので、採取は禁止



このヤドカリ、島の言葉で『アマン』です。

会社のおじさん達とカラオケに行ってた頃は、アマンと言えば
これ ↓↓↓ でしたが、今ではアマンと言えばヤドカリ君と思う頭になりました

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ウミガメの放流

2010-09-28 01:48:13 | 奄美-自然
~夏休み思い出シリーズ 1~

【7月27日の巻】

夏休みが終ったら、VIVA!新学期!母はラクラク万々歳!という記事?!を書くつもりが、なんだか全然万々歳でないままにあたふたと毎日が過ぎていきます。

でも、久々にアクセス解析なんぞを眺めてみたら、毎日100人以上の方がこちらのブログにたどりついていらっしゃるのですが、うち20人、多いときは30人近くの方がBookmarkから来て下さっているみたいで...
全然更新しないのに、毎日毎日ありがとうございます。

今年の夏休みもいろんなことがありました。
少しずつ忘れないうちにアップしようと思います。

サーフィンまでは書いてましたね...。

Kame1
笠利のホテル、ティダムーンの前の浜=土浜で、ウミガメの放流がありました。

今年、土浜では何度かウミガメが産卵に来たそうですが、産み落とされた卵を管理していらっしゃる方がいて、孵化したらこのような放流会があるそうで...
この日は99匹だったかな。

我が家はお友達に教えてもらったのですが、ティダムーンのブログにも、何度か告知や報告が載っていました。

Kame2

子どもはどうしても、こんなふうに「ガメラの戦い」させたりしてしまいますし、本来ならそっとしておいたほうがいいのでしょうが...ホテルの前のビーチだし、そのまま浜に卵を置いておくわけにもいかないのでしょうね。

こうして放流会をして下さることで、子どもが亀さんとふれあい、いろんなことを感じさせてもらえるのは、とてもありがたいことでした。

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ウミガメの赤ちゃん達は、どちらに向かっておいても、放っておくとちゃーんと海のほうに向かって、ヨチヨチ一生懸命歩きます。
それはもう、一心不乱に歩きます。

実はこの時の私の頭の中は、
「帰ってこいよ~♪ 帰って、こいよ~♪ 帰ってこぉぉいぃよ~♪」というフレーズ(by松村和子)でいっぱい。
あれって1980年にヒットしたんですってよ。なんと30年前だわぃ



なんであっちが海ってわかるんだろう?
音かな?
においかな?

不思議すぎる~!

生き物の本能のすごさを感じたひとときでした