![Airport_5 Airport_5](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/4d/257c0b136d8ec466d564c259cc804f9b.jpg)
港は、船の出航が遅いので、小さい子供の数はそれほど多くはないが、逆に平日の昼間の空港の見送りは、お母さんと子供達でいっぱい。
低い人垣に囲まれた先生たちの、大粒の涙、涙...。
夜更けとともに出発する船を見送る港と昼間の空港では、かなり雰囲気が違うが、ここにもまた情緒あふれる別れがある。
とにかく、小学生が多い。そして、我が家もそうだが、その妹や弟も一緒なのでそこらじゅうが子供だらけ。
空港の中は狭いので、駐車場や外の通路を使って「出発式」というのを行う。
![Airport_11 Airport_11](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/45/a467cb80917a13649980102b405084ec.jpg)
「先生はぁぁぁ、いつもぉぉぉぉ、子供達のことをぉぉぉ、一生懸命考えてこられましたぁぁぁ。その姿を見て私もぉぉぉ、、、、」といった送辞が、高校野球の選手宣誓のような大声でこだまする。
涙ながらにエールを送る先生、お母さんたちもしきりにハンカチを目元に...。
そんなところへ、とどめの校歌斉唱。幼い声の合唱は、さらに涙腺を刺激する。
![Airport_14_1 Airport_14_1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/17/b83c641d998b4b06daf5db80abc82e47.jpg)
![Airport_4_1 Airport_4_1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/5c/04bb10d973f7cd8d561c9ec7c55e131b.jpg)
![Airport_2_1 Airport_2_1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/24/8c0bcb1ceb0c0479a57b06adda6d72b7.jpg)
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冷静にこの光景を眺めてみると、なんだかすごい。都会では、ありえないよなぁ...。
何年か前の私がこれを見たら、面食らっていただろう。一生会えないほど遠くへ行くわけでもないのにこんな...
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でも、こうして先生が離れていくことを悲しいと思えることも、同僚の先生が離れることに涙する先生のいる学校で学ぶことも、とっても幸せなことなのだと思う。
-自分は離れるのがこんなに悲しいと思った先生はいなかったなぁ。
先生の良し悪しという意味でなく、先生との別れを惜しむなんて馬鹿にされるようなことで、考えもしなかったというか...。
うちの娘も含めた、今日空港に集まった奄美の子供達。
良い先生たちに恵まれたこと、その別れを辛いと思うこと、そしてその悲しみをあらわせること。
...うらやましいと思った。
それにしても、奄美空港から鹿児島空港へはたったの1時間足らず。
船なら、一晩かけて徐々に奄美から離れて気持ちもほぐすことができるが、飛行機では、この短い時間に気持ちを切り替えるのは大変そうだ。
やっぱり私も奄美を去るときは、船かな...
(まだ来たばかりのくせに^^)