最近よく見かけるもの...
みどり色の
ニョロニョロ?
ソテツの新しい葉っぱだ。
茶色のトーテムポールがにょきにょきしていると思ったら、そのてっぺんから、こんなツンツンヘアーがお目見えし、その中からニョロニョロが出てくる。
おもしろいなぁ!
白
今、ソテツを見ると、色々な形態の葉が出ていて大変興味深い。
濃い緑の茂ったソテツしか見たことがなかったので、とても新鮮に映る。
でも、これは去年も繰り広げられていたはず。
いや、去年はこの時期、買い物以外で外出したことは皆無で、こんなものに気づく余裕がなかったのだ。
ん?しかし、奄美に来る前、鹿児島でも、結構色々なところにソテツはあったはず。
去年までの私は、いったいどこを見ていたのだろう?
遠目にみたら、まるでイソギンチャクのよう。
私はいつも、奄美の植物を見てて新芽が出てくる時必ず思っていたのは、「おいしそうだな~」。
特にヒカゲヘゴのくるくる新芽はおひたしにすると美味しそう。
でも、ソテツの新芽は喉に詰まりそうですね・・・。
ヒカゲヘゴの新芽!そうそう、おいしそうなんですよね。3月4日にちょこっと写真載せているのですが、ゼンマイのようです。
ソテツも、ツンツンヘアーの次のニョロニョロはちょっとインゲンみたいで、おいしそうかも...^^
★茨狼さん★
そうそう、それです。冒頭の「みどり色のニョロニョロ?」の「ニョロニョロ」にリンク貼ってあるので、見て下さい。なんと、雷をエネルギーにして生きているんですヨ
余談ですが、ムーミンの中ならリトルミィが断然好きです。
ところで、ソテツは食料としては三通りの用いられかたをしました。ナリミソ、ナリガユ、ドゥガキガユの三種です。ナリとはソテツの実のことです。(島口ではナリは木の実の総称ですがソテツの実だけを指すことも多いです、ご飯が食事全般と炊き上がった白米の両方を指すのと同じようなもの)ナリ味噌は懐古的に復活して売られたいますのでFORTUNEさんもご存知ですよね?ナリガユは文字通りソテツの実のお粥ですが、ナリには毒があるので毒抜きが必要です。ドゥガキガユは幹(胴体)の芯の部分の澱粉質を粉にしたお粥です。いづれも決して美味しいものではありません。薩摩の圧政時、長雨や干ばつ等で全く食料が尽きたときの非常食としたのです。島人にとっては命の恩人でもあるわけです。
赤いソテツの実が熟れる頃、ソテツにはハブがいるから気を付けろ!とよく言われたものです。実をついばみに来る小鳥をハブが待ち伏せしているのです。
私もですよ!リトルミィ。あのキャラははずせませんよね。
知りたがりやで、おしゃべり。で、いじわる...
おっと、彼女の長所ってなんでしたっけ?
★義志直さん★
定点観察、面白いかもしれません。これからここを通るたびに着目してみたいと思います。
「ナリ」のこと。奄美に来てから、ナリが人々の命を救って(時に奪って)きたことなど、知るようになりましたが、またまたコメントには知らないこともたくさんありました。ありがとうございます。
奄美に人には、あまりに生活に密着した植物なのでしょうね。年配の方には、もしかして思い出したくない味かもしれませんね。
圧政時の食糧難からソテツに手をつけた、というところまではわかるのですが、毒があったらもうあきらめてもよさそうです。とりあえず、他の食物を食べていくような気がするのに、毒消しの方法を極めていったというのが...不思議というか執念というか。すごいと思います。