MT.FORTUNE

Discover 奄美大島!

メリークリスマス!

2008-12-25 21:41:14 | 奄美-見る・遊ぶ
Santa...と、語る奄美パークのおじい...。

近年にないほど(?!)忙しい年末で、遊んでいるヒマなどないはずなのに、やぶれかぶれで奄美パークに行ってきました。

今日は、田中一村記念美術館 特別展示室完成記念のライブで、大河ドラマ「篤姫」他、たくさんのドラマの曲を作っている吉俣良さんがやってくる日だったのです。
しかも、島唄の中村瑞希さんとのコラボもあり。これは篤姫を毎週欠かさず見ている島唄大好き一家の我が家としては、行かないわけにはいかないというわけで。

素晴らしいライブでした!
Dr.コトーの曲から始まり、篤姫の挿入曲、そして緒形拳さんの遺作となったドラマ「風のガーデン」のテーマ。どれも心に染み入る曲ばかりな上、私が見ているドラマばかりだったのも嬉しかった
中村さんとのコラボは島唄の定番「行きゅんにゃ加那」。ピアノと島唄のコラボは珍しくないものの、共にその分野の第一人者のお2人ということで、これまた聴き惚れてしまいました。

その後は、田中一村記念美術館の学芸員、前村卓巨さんとのトークショー。奄美パーク館長の宮崎みどりさんの司会のこのトークショーもなかなかでした。なんと、前村さんと吉俣さん、高校の同級生だったそうで!
宮崎さんの司会もさすがでした。おまけの一曲(映画「冷静と情熱の間」のテーマ)も引き出して、楽しいお話が聞けました。

と、いうことで、その後は新しくできた特別展示室も見て、帰ってきました。

帰り道は、こんなクリスマスプレゼントも↓↓

Ryuukyuuasagimadara

もう5時過ぎて暗かったのに、見つけることができました。
リュウキュウアサギマダラで年が明け、そして閉めもこの蝶々になりそうです。

皆様どうぞ良いお年を!

(↑ 年内はこれ以上更新する気がない??)






空と海の物語

2008-12-20 08:02:34 | 奄美-あれこれ
Sky1ポストに、来年のカレンダーが入っていました。

「空と海の物語」!
このタイトルとくれば、今春奄美を去られたtokorinさんです。

tokorinさん、カレンダー出したの??
と、思いました。
Googleで「空と海の物語」と検索しても、トップに出てくるのはtokorinさんのブログですもん。

tokorinさんのブログ⇒「空と海の物語 ~ from 奄美大島 ~
奄美のブログをよく読む人なら誰でも知っていたこのブログは、2004年に開設され、長いことタイトルは「空と海の物語」でした。「~from 奄美大島~」が加えられたのは約4年続いたブログのかなり後の方だったと記憶しています。
写真を撮るのが上手なtokorinさんが奄美の四季折々を届けてくれていた人気のブログです。

Sky2ですが、これは浜田太さんのカレンダーでした。
浜田さんは、奄美で大変有名な写真家の方で、風景写真の第一人者。

南海ガスのカレンダーは、毎年浜田太さん撮影のもので、我が家も愛用中。素晴らしい写真ばかりのしっかりしたカレンダーで、これを毎年タダでもらえるなんて、なんて幸せHappy。

今年のカレンダーのテーマは「奄美彩景」でしたが、来年のテーマが「空と海の物語」だったんですね~

あ、ちなみに、浜田太さんはtokorinさんではありません

tokorinさんの撮る風景もプロ顔負けでしたが、芸術を愛する人は、感性も似通うのですかねぇ~

それにしてもびっくりしました。


学ぶ -奄美-

2008-12-15 00:13:02 | 奄美-あれこれ
~まずは「あまみこ物語」~

Flower1 Flower2

うちの駐車場に咲いています。左の白い花は何かな...。右はリュウキュウコスミレです。スミレの方は、先月くらいから咲き始めこれから増えていきます。

えーと、新聞なら「本文と写真は関係がありません。」と載せられちゃうところでしょうが、今の時期にこういうお花が見られる奄美が大好きです。

   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

奄美に来た時から、何と表現したら良いかわかりませんが、何かとても不思議な感覚に囚われました。
外国に来たような新鮮な驚きと、幼い頃の時代・昭和に戻ったような懐かしい感じと。遅れているとかそういう意味ではなく、風景とか人とか、うまくいえませんが、でもやっぱり表現すれば「懐かしい」です。
「奄美」というものを全く知らなかったので、なんだか毎日が発見の連続というか...。

そして、その複雑な歴史もだんだんと知るようになったのですが、知れば知るほど興味深く、しかし難しく。好奇心が刺激されて楽しく、でも自分の無知と記憶力の無さが悲しく。

奄美のことを知りたい、といろいろな本を手に取ったりしますが、とても細かくて私のようなものではまさに「格闘」しないといけないもの(そしてたいてい敗北)や、クイズ本のように簡単で面白いものの断片的なものだったりで、簡単に、ざーーーっと奄美の歴史を学べるものはないかなぁと日々探していますが、見つけました!

(前置きが長すぎ

奄美小学校のホームページにある「あまみこ物語」。

これは私レベルでも、よくわかる!(脳が小学生レベルであることの証明か?!)
子ども向けに書かれているので表現が平易ですし、「奄美の歴史」については、その前の目次から入れてもたったの38ページです。
日本書紀の時代の日本と奄美の関わり、なぜ「あまみ」なのか、琉球・薩摩の関わりなどなど、あぁこうやって噛み砕いて書いて下されば私にもわかったのよーと思うことばかりです。

全国どこにでもありそうな、「みどり公園」だって、奄美の場合はそんじょそこらの「みどり」じゃなかった。
「屋仁川」(やんご)といえば、今は奄美ではイコール「飲み屋街」ですが、大間違い。
「御殿浜」と書いて「うどんばま」と読むあそこは、どんな殿様が来たのかしらんと思っていましたが、そういうことだったのか...。

...相も変わらず「へぇ」を連発しながら読み返しています。

これは学校ではどのように活用されているのかわかりませんが、(多分これに割く時間など、今の小学校にはほとんど無いのでしょうね)簡単とはいえ、ちょっと小学生には難しいかもしれません。
まずは、先生方に読んでもらいたいと思いました。

全国の人は私も同様だったように、奄美の歴史というのを全く知らないでしょうが、本土鹿児島の人でさえ同様です。習わないのだと思います。知っているのは、歴史好きな一部の人だけのようです。実際、娘の教科書にも、薩摩藩の圧制のことなどありません。今更、同じ県内でそのようなことがあったというのを蒸し返さないほうがよいという配慮なんでしょうか。

もっとも、4年生では日本の歴史というのを習っていないので、いきなり奄美の歴史から入ってもわけがわからないので無理なんでしょうね。5-6年生になると、今度は全国のことを習うのでいっぱいになって、奄美に触れる時間が無いのでしょう。
奄美の学校の先生は、必ずしも奄美の人でなく、鹿児島本土から転勤でやってくる人が多いのです。先生方も「奄美の歴史」というものを、あまりご存知無いのだと思います。習ってこなかったんですから...。
だからまずは先生方に知ってもらいたい。そして奄美の子ども達に、鹿児島の子ども達に教えてもらいたい。

ゆくゆくは、奄美の歴史が日本の歴史の一部としてもう少し取り上げられていったらいいなと思います。今奄美が教科書に出てくるといえば、西郷さんが島流しされた先、ということぐらいですもんね。




奄美小学校の校長先生は、お名前から察すると奄美ご出身の方なんでしょうか。校長先生の業務のかたわら急にやってできることではないともいますが、長く研究してこられたんでしょうか。
前書きの部分にあるのが、まさに私が思っていたことです。奄美に関する著書や研究論文はたくさんあっても難しく、教科書では奄美の独自性はわからない-。

I部の歴史編については、あとがきを読むと、奄美の歴史といえばこの人という弓削政己氏や博物館館長の中山清美氏・ヤコウガイの歴史一人者の高梨修氏の協力ということで、平易ながらも本格派です。

「奄美ってそんなに他と違うの?」と思われた方、ハイハイ、これも何かのご縁です。
今夜からチビリチビリと歴史編を読んでみて下さいね⇒こちら


学ぶ -鹿児島-

2008-12-14 02:09:32 | 我が家の出来事
~娘から学ぶ~

Pc140039「へこむ言葉」なんてタイトルのエントリーが止まってしまうと、へこみっぱなしのように思われてしまうので、早く次の更新をせねば...と思っていたのですが、なかなか時間が取れませんでした。

心身ともに、かなり弾力性に富んでいるので(もっとも「身」の方は、ちょっと、いやかなりプヨプヨ気味)、ちょっとへこんでもぼよ~んと戻りは早いので、ご心配には及びません。

なかなかネタがないので、家の中で拾ってみました。

写真は、長女の持ち帰った社会のテスト。(クリックで拡大します。)

ちょっと前までは、学校で習ってくることの大抵のことはわかっていたのですが、4年生になり「県の歴史」を学ぶようになってくると、県外で育った私はお手上げです。持って帰るテストを眺めては「へぇ~」の連続。
このテスト、県外の人にはまずわからないのではないでしょうか。


(1)琉球から、からいもの種いもを持ち帰った(  )のはたらきをたたえて、1879年に頌徳碑が建てられました。
(2)(  )ができたお陰で、吹上浜の砂丘の農業はめざましく発展しました。(   )、たばこなどが盛んに作られています。
(3)1894年に鹿児島県の第6代知事になった(  )は、産業を盛んにすることにつとめました。
...


記号の選択肢があるので、文脈から答えは出せるのですが、記述式だったらほとんど手がつけられません。
ちなみに、(1)は前田利右衛門、(2)は防砂林とピーマン、(3)は加納久宜が答えです。
(1)も(3)も聞いたこともなかった...(1)は、焼酎ファンには有名な名前なんですね。 吹上浜については、本土にいたとき何度か海水浴に行ったので、日本三大砂丘のひとつだとか、あの辺りでらっきょうが多く取れることは知っていましたが、ピーマンもだとは知らなかった~

よく娘からも「お母さん、問題です!」と、鹿児島にまつわる問題を出されるのですが、「シラス台地」とか「薩摩藩」とか、全国レベルで語られる分野まではわかっても、細かいことは全然知りません。(くやしい~
で、娘の社会の教科書を昼間こっそり読んでみたり、返されたテストを自分で解いてみたり。

日本は南北に長いので、気候も同じ国でもずいぶん違いますし、文化も地方によって大きく違うのはよくわかっていましたが、奄美に住んでみて、同じ県内でこれほど気候・文化が多様なところもないのではないかと思いました。鹿児島の子ども達は、勉強することも多くて大変です。
奄美で吹上浜の砂丘のことや、寒い大口市の話を聞いても、行ったこともなく「丸暗記」するしかないでしょうし、逆に鹿児島本土の子ども達は、離島の生活や気候はピンとこないでしょう。

鹿児島(本土)に住むことになった時「鹿児島は雪は降らないでしょ~」「冬も暖かいんでしょ~」と言われましたが、時々(ほんのたまにですが)雪も降りますし、冬の寒さは東京と変わりないくらいです。
そして、奄美に住むことになったら「1年中半袖なんでしょ~」と言われたこともありました。もちろん、本土よりは気温は高いですが、それなりに寒いです。「常夏」じゃないんですよ~。

...と、こういうことも住んで初めて知ったわけで、転勤族というのはだから面白いです。私は永遠に「地元の人」にはなれない分、あちこちで色々なものを見ていきたいと思います。

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George最近の次女のお気に入りは、「おさるのジョージ」シリーズです。
県図書館分館は閉鎖してしまったので、中央公民館で絵本を借りますが、このところ続けて「ジョージ」です。
「しりたがりや」のジョージが、何かを見つけて知りたくてたまらなくなり、次々騒動を起こしていきます。

どのシリーズでも、次々と好奇心の赴くままに、首を突っ込んでいくジョージですが、何回失敗しても懲りません。
今夜も「おさるのジョージ チョコレートこうじょうへいく」を読みながら思いました。
私もジョージと同じで「学ぶ」ということがありません。
色々と、知りたいことが次から次へと出てきては、首を突っ込んでいくのですが、蓄積されないんですよねー。
せめて、ジョージのように「騒動」は起こさないようにしなくてはー。

そういうわけで、子どもの教科書を読んでも、「へぇ!」「ほぅ!」と思うだけで、身には着かないのですが、反省と決意(?)をこめて「学ぶ」というタイトルにしてみました(*^_^*) 

次は奄美編!