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Discover 奄美大島!

リュウキュウカラスウリ

2009-10-02 11:35:41 | 奄美-植物
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(写真は8月)

2回しか更新しないまま、9月が終わってしまい、とうとう今年も残り1/4になってしまいました。

さて。
あれは確か6月末。梅雨明け間近のある日。我が家の車に、1輪の白い花が落ちていました。
同じ駐車場を使い続けて4年半。今までそんなことは一度もなかったし、見上げても何も無し。

不思議だなぁ~。ま、鳥が落としていったのかなと思い忘れていたら、数日後、また一輪。
ムムム?? なんだこれはー。

その後、7月に入ると、うちの車の屋根やフロントグラスに毎日毎日花が落ちるようになってきました。
それも朝だけ。朝、車に乗る時に全て取り除くと、その後は夕方まで一輪も落ちてきません。
どうやら、サガリバナみたいに、夜咲いて朝散る花のようで。

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毎日必ず落ちるようになって、1ヶ月以上。8月の写真です。相変わらず、上を見上げても何も無い。
でも、数はどんどん増えてきました。

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夏休みのある日、博物館に行って展示物を見ていて、偶然それが「リュウキュウカラスウリ」であることを知りました。
調べようと思いつつ、放っておいていたので、見つけた時は子ども達と「これだったんだー!!」と大喜び。

リュウキュウカラスウリ
考えてみたら、見上げてもあるはずないのです。だって、朝は全部散ってるんだから。

これが花期が長いんですねー。9月になってもまだまだ咲いていて、フロントグラスは汚れるし、だんだん我が家の嫌われ者に... 

咲いている姿を一目みたいと思い、望遠でベランダから見てみました。そしたら、あった!

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Uri5朝はあんなしょぼくれているんじゃ、下から見上げても見えないはずです。

あれがああしてこうなって、ここに毎日落ちてきたんだわ。
これが9月17日でした。

今まで4年間、一度も見なかったのに、今年急にこんなということは、お花の成長はとても早いんですね。それこそ鳥が種を落とし、1年でここまで成長したんでしょうか??



そして、あれだけ毎日落ちてきた花、先週から見なくなりました。
あれだけ厄介に思っていたのに、なくなると寂しいものです。



でも、カラスウリということは、これからあのオレンジの実がつくのか!
そしてそれが、うちの車に降ってくるんだ!
花より厄介だー。

いったい、お花のあと、いつ頃実がなるんでしょうか。戦々恐々...



相変わらず、昼間は30度で暑い10月初め。
でも、奄美に来て5年目、これまで「奄美は夏から冬に急変し、秋というものがないなー。」と思っていたのですが、ちょっとした変化に『奄美の秋』を感じる今日この頃です...。








2月の夏日

2009-02-25 15:28:33 | 奄美-植物
~第1回衣替え~

P2250011まーだ2月だっていうのに、昨日も今日も暑いっ

両日とも、25℃を越えて、夏日であります!

1年中、すぐ取り出せるところに半袖はしまってあるものの、いよいよ毎日着られるように準備しなくちゃというわけで、おおわらわで今年最初の衣替え。本日は、半袖をすべて出し、セーターとかジャンパーなど鹿児島に帰省したお正月休み以外ほとんど着なかった冬物をしまいました。
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既に、昨年のうちから咲いていたスミレたち。(1月撮影)

今日は白いのもありました。

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あぁ、こんなとこで現実逃避している場合でなのでした。
今からお雛様を出さねば。
毎年毎年、同じこと言ってますが。我が家の「早くお雛様出さなくちゃ!!」
2月最終週になり、お尻に点火!


追記
今日は最高28.2℃だったと、先ほどラジオで言っていました。
結局お雛様は出さずじまいで先送り 











今週末は見ごろかな?

2009-01-29 09:36:20 | 奄美-植物
~「タラソ通い」さんより~

(写真はすべてクリックで拡大します)
Sakura1

毎日毎日雨ばっかりです。我が家のある建物はこんな雨続きの中、雨漏りの工事をしています。効果あるんだろか...。

...というわけで、まだ写真のような光景は拝めていないですが、ほんわか春の写真を。
眺めるだけで、春の暖かさを感じますのぅ~

と、いっても私が撮影したものではありません。いつもコメント下さる「タラソ通い」さんが送って下さいました。
Sakura3

Sakura2

今、奄美のブログのいろいろなところでこの緋寒桜+メジロの組み合わせを見ることができますが、皆さんお見事です。
自分のが恥ずかしくなりますねー。まだまだ何年も修行せねばなぁ。

日曜日くらいには、ようやく晴れ間も見られそうです。
本茶峠や観察の森など、お花見によさそうですね。

最後の写真は、これもタラソ通いさんからいただきました。観察の森のオーストンオオアカゲラです。
いつもドラミングの音だけは聞こえてくる我が家ですが、こんな姿はまだ見たことないなぁ~ 

Akagera1

2月になったら、タンカン狩りにも行きたいし、鳥も見に行きたいし、プチトマト(野生の証明)も始まるでしょうか。次女はすでに歩き回っていますが、足もすっかりよくなるでしょうから、お出かけも増えることでしょう。

立春は文字通り春の期待できる奄美より、一足お先の春の写真達でした~
タラソ通いさんありがとうございました






もうすぐ春ですね♪

2009-01-16 23:59:00 | 奄美-植物
↓クリックで拡大します
Hikanzakura1

かくれんぼしてるのわかるかな?

今日は、北風も止んでぽかぽか陽気でした!
Hikanzakura2
本茶峠のヒカンザクラを見に、息子と出かけましたが、本茶峠はまだまだ。2枚目のメジロがはっきりわかる写真は、本茶峠の名瀬寄りで撮りましたが、こんなに咲いている木はほとんどなく、まだ枯れ木状態のものばかりでした。

名瀬側から登り、龍郷側に降りて国道へ出る間、ふと右側を見ると、ピンクの並木になっているところが!
そこを目指して、ぐるぐる行ってみると、既に結構咲いている小道でした。
もしかして、ここが先日きさんがコメント欄で教えて下さったところでしょうか。

川内へき地集会所の前を通って、桜並木を目指して左折し、更に行くと大勝橋に出ました...。





ツルラン

2008-07-15 02:52:15 | 奄美-植物
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川遊びに行ったら、近くの森でたまたま見つけたツルラン。純白で、清楚で...。
そのせいで?『絶滅危惧II類(VU)=絶滅の危険が増大している種』 のツルラン。
昨年は、サクラランを見に観察の森に行ったついでに坊主が撮った写真しかなかったけれど、この日はたくさん撮れた。コンデジだけどー。あれからちょうど1年か...。

※写真はすべてクリックで拡大します。

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ツルランは、その姿からついた名前であることは疑いないけれど、天使にも見えます...

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本物?本物!

2008-05-07 15:16:03 | 奄美-植物
P5070025あまりに綺麗にまーるく、傷一つないサクララン。
自転車で走っていたら、発見!

よくできた造花があるものねぇ...

まじまじ眺めていたら、本物だった!
あんまりびっくりしてブレてしまった(^^; 

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鉢植えのサクララン。

野に咲くものは、例年6月くらいだったと思うのだが、今年は早いのか、それともこれが鉢植えだから早いのか?

どうなんでしょう...

そうそう、この春奄美に来て4年目にして、自転車を購入したのです。坂が多くて疲れます。
ガソリン代も高くなって、自転車なら経済的かと思いきや、車では立ち寄りにくかったパン屋さんとか、小さいお店にちょこちょこ寄ってしまい、よけいお金を使っているような...

今日みたいに、車で通っていた時には気づかなかったもの、目に飛び込んできます。




何の花?

2008-04-13 17:57:22 | 奄美-植物
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前回の続きです。
野イチゴ狩りをしながら、きさんには、色々な植物をたーくさん教えていただいた。
でも、これはわからなくて宿題になったもの。週末宿題に励みましたが、わかりません。

【追記】
てふてふさんが、コメント欄で教えて下さいました。
アメリカフウロ」 だそうです。


日曜日の夕方といえば、宿題が終わっていないカツオ君もとうとう人頼みになる時なんで、私も。

どなたかヘルプミー。
とても小さい花で、全体はこんな感じ。

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特徴が際立っていないと、検索も難しいと痛感。
この時期の奄美の野山ときたら、白い花ばかりだし... 5つに分かれた葉っぱもなんと表現して検索したらよいやら。

それから、こちら↓の花も名前が...これは教えていただいたのだけれど、えーと。
何か聞き間違えてしまったようで。

【追記】こちらはツルソバでした。ありがとうございます!

Photo

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ここから先は、私の備忘録です。名前すぐ忘れてしまいそうなので。
こんなにいっぱい、短い時間に見ることができました

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ヒメアリドオシ。(赤い実も)
アリドオシ=蟻通し。『葉のつけ根の長いトゲが蟻を刺し通すほど鋭いことから。 また、実が翌春まで残るので「在通し(ありとおし)」の意、との説もある』、とこちらのサイトにあった。
確かに、ものすごい棘が葉っぱの近くにあって、夢中で写真をとる長女も「イタっ!」

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リュウキュウハナイカダ。お花が、葉っぱの上に直接咲いている不思議な植物。お花が筏に乗っているみたいなので、ハナイカダ。

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アカボシタツナミソウ。奄美大島~沖縄諸島の固有種だそうだ。

Photo_8←アカボシタツナミソウを這い蹲って撮るの図。花の名前の由来は、vagabond67さんのブログに既に調査結果がありました。vagabond67さん、お元気かな...。


Photo_9 Photo_10
 ↑ オオシマウツギ。去年由来を調べた。(→こちら

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↑ シマイズセンリョウ。左のはクリック&拡大すると、ザトウムシ君がいるのが見える。

えーー。センリョウに似ていて、伊豆地方の多いのが「イズセンリョウ」らしいのだが、(こちらより)その頭に「シマ」がつくのは、イズセンリョウみたいで島にあるから???
それじゃ「シマセンリョウ」ではいけないのかなぁ...(真面目に調べていない)

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Photo_14 ↑
←こちらは、ムベ。。

語源は、「むべなるかな」...。(→こちら


宿題は解けなかったけど、いっぱい勉強したので先生お許しを。

















新学期!

2008-04-07 11:53:00 | 奄美-植物
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始業式のあった7日、給食が無く早く帰ってきたので、子供達と一緒に自然観察の森でお弁当を食べた。
てっぺんの「ドラゴンとりで」と同じ素晴らしい景観が楽しめる「展望デッキ」はテーブルとベンチもあるのでランチにもってこい

新緑が美しかった!
テーブルのすぐ傍にはアマシバがいっぱいに咲いていた。

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森の中では、真っ黒になってしまったヤッコソウを見たり、エゴノキの花を夢中で拾ったり。

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もっとも、「アマシバ」だの「エゴノキ」だの、この時はわからなくて...。

出口できさんに偶然お会いして、色々教えていただいたのだった。
毎日島内あちこち走り回っていらっしゃるきさんなのに、私が観察の森に行くと2度に1度くらいの確率でお会いできるような...
とってもラッキー!
その様子は次回に。

さあ、新学期だ!始業式の翌日から給食も始まる。すぐに幼稚園も始まる。
嬉しい!








ギンリョウソウ 

2008-04-06 09:59:13 | 奄美-植物
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金作原では、初めて「ギンリョウソウ」を見た。
雪のように真っ白な、これこそ前に見たヤッコソウ以上に「ニョロニョロ」そっくりなこの方たちは、腐生植物。
別名ユウレイタケ(幽霊茸)。
キノコではないけれど、銀の龍(ギンリョウ)というよりは、この透き通った白さに青い目は、幽霊の方が近い気がする...
同じように葉緑体を持たないヤッコソウより、ずっと不健康そうで、はかなげ。

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ギンリョウソウも、ヤッコソウも葉緑体を持たないのは一緒だけれど、ギンリョウソウは腐生植物で、ヤッコソウは寄生植物なんだそうだ。

腐生植物と寄生植物について勉強してみた。(参考にしたのはWikipediaこちらなどなど)

●腐生植物は、根っこが菌類と共生して必要な有機物を菌類からもらっている。
●寄生植物は、何か特定な植物に文字通り寄生して、そこから養分を取っている。

う~ん、何かわかったようなわからないような...

「寄生」という言葉はなじみがあるので、何かわかる気がする。
ほら、要するににこれは、パラサイト・シングルなわけで、親に寄生して、親のお金で生きている人ってことよ...

一方「腐生」ってのは、死んだものが残したもの=菌類から栄養を取ってるから、これは死体泥棒とか、墓荒らしとか、そんなんで生きてる人。

以上のように夫に解説してみると、「死んだ者の養分で生きているんだったら、それは親の遺産で生きている資産家の子どもではないのか?」との提案あり。
うーん、死体泥棒・墓荒らしと遺産で生きる資産家のボンではエライ違いだなぁ...。

腐生植物は、特定の植物から養分をもらっているのではないから、やっぱり親の遺産ってのはおかしいよ。ここはやはり墓荒らしなんじゃない?
んーそう考えるなら、他人の遺産泥棒ってことでは?

いや、色んな人の遺産だけを狙う泥棒なんていないけど、世の中戦場の死体から物盗んだり、墓荒らして生きている人はいそうだから、やっぱり墓荒らしでしょ。
それにそのほうが、根性が腐っている!! (←どどめの一発のつもり)

深夜に、アカデミックな会話をするはずが、下らなすぎる...(ーー;)

最近では、「腐生植物」という言葉がわかりにくく、誤解を招きやすいということで、「菌従属栄養植物」と呼ぶ流れにあるそうだ。
寄生植物は、特定の植物に寄生しているのであり、腐生植物は菌類に寄生している植物で、結局はパラサイトな方々らしい。

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金作原のあちこちで見かけたギンリョウソウ。日本全国で見られ特段珍しいものではないそうだが、生育には原生林のような環境が必要で、間違っても鉢植えなどできないそうだ。
この広~い森で、さまざまなものがもたらす複雑な環境がないと育たないギンリョウソウ。森の成熟度がわかるギンリョウソウ。
その生態はとても複雑だけれど、不健康な墓荒らしではない、ということだけは確かにわかった。





春の金作原

2008-04-05 01:14:00 | 奄美-植物
~くるくるの季節~

4月1日、金作原に行ってきた。(これ、ホント!)

Img_1957春の金作原(きんさくばる)原生林は、色んなところでまきまき◎くるくる...

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↑こちらも...こんな↓

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ヘゴからも、胎児のようなまきまきがのっそり持ち上がってきた。




昨日は衣替え(半袖出動!)した。先月から、既に子供達は何度か半袖のお世話にはなっていたのだが、数枚引っ張り出すだけでは足りず...。
奄美では、冬の後春を抜かして夏になる感じだが、このくるくる◎を見ると、春だなぁ~ と思うのだ(^^)


※1枚目と最後の写真は長女のカメラからゲットしました