MT.FORTUNE

Discover 奄美大島!

さよならサガリバナ

2007-08-31 17:55:08 | マングローブ
Sagari1
(写真はすべてクリックで拡大)

今夏、これを見たい、と思っていた花のひとつがサガリバナ。

そのサガリバナ、まずは植栽種を見て感激。
次に、同じ場所で落ちた一面のサガリバナ
そして、野生のサガリバナにも。

最後の最後に、水面に揺れるサガリバナも見られた。

う~ん幸せ!
今夏、私がマングローブ茶屋tomizouさんにお世話になったのは、計4日!

この約40日間の夏休みに4回。(雨で流れた探検隊の日も合わせたら5回もお会いしている!)
tomizouさん、本当にお世話になりましたっ。

同じ時期に4回行って、もう飽き飽き...なんてことは全く無く、何度行っても色々な発見のあるマングローブ。

Sagari2

4回目の今週出会ったのが、この水面のサガリバナ。
もう、乗り場近くに植えられたものも、マングローブに何箇所かあるものも、ほとんどのものは花が終わっていた。

それでも、どこからか1輪、また1輪と流れてくる。

(→tomizouさんのブログにもその様子があります)

Sagari3

夜更けの探検はできなかったけれど、さまざまな表情を見せてくれたサガリバナ。
また来年会えますように...。


*マングローブの記事も増えてきたので、新たにカテゴリーを設けました。



贅沢な晩-家族で皆既月食

2007-08-30 01:56:52 | 奄美-自然
Gesshoku1おとといの皆既月食。

ご覧になれましたか?



私のコンデジでは、こんなのしか写せなかったものの、肉眼で見た天体ショーは素晴らしいものだった。
天体ショーも素晴らしかったが、それ以外もなかなか良い経験だと思ったので、遅ればせながら書いておこうっと。
どこに見に行くか?

これは結構難題だった。
奄美なんて周りは海だからどこでも...と、思われるかもしれないが、なにせ山に囲まれて、月の出を見られるポイントが意外に少ない。東を向いている海岸は、名瀬から行くには結構時間がかかるのだ。

夫が仕事を早く切り上げられれば...と頼んでおいたが、久々に早いと思っても結局帰ってきたのが月の出くらい。
海から昇る月が見られないなら、もうどこでもよいかな~

しかし、海から昇るのを見られないとなると、次に見たいのは皆既月食が徐々に部分月食になり満月に戻るシーン。
これは結構長時間空を眺めていなければいけない。
そんなことに子供たちが耐えられるか...

海ならなんとかしてくれるかも、と思い手広海岸へ行った。
車で30分くらいかかるのだけれど、駐車場もあるし、トイレもあるし飲み物も買えるし、と。

Gesshoku2
(クリックで拡大します)

右上のポチと丸いのがお月様。左下の灯りは用安一帯...

海岸へ行こうにも、暗くて懐中電灯無しでは足元が見えない。おそるおそる行き、シートを広げる。周りには既にお月見部隊が何組か。

Gesshoku

8時ごろの月はまだほの赤くちょっと恐ろしげ。
左に遠い灯り、正面に暗い満月。
そして真上には、満天の星!

天の川が完璧に美しく見えたのには感激。

夏の夜空の天の川は奄美では見ることは難しくないが、普通は月が明るいと星がかすんでしまう。
それなのに、満月+天の川とは贅沢な。

その上、遠雷の光が海の向こうにピカッ。あっちでもピカッ...

理屈がわかる今の私には美しすぎる光景も、昔の人はとても畏れたのではないかなぁ...

子供たちは、というと...。

長女は祖父からあっちの星座、こっちの星座と教えてもらっている。
これがなかなかよい光景。この日の大人4人で一番星座に詳しかったのは、やはりおじいちゃんだ。

その横で、我々夫婦は夏の大三角形探し。「あれとあれとあれ?」「えー?夏の大三角形は直角三角形ぽいはずだから、あっちじゃない?」...会話のレベル低し。

次女と長男は...まあ、予定通りの暴れぶりながら、ヤドカリさんの助けなども借りて砂まみれになりつつお月見。
やっぱり海はなんとかしてくれた。

Gesshoku3 Gesshoku4

徐々に月が戻ってきた。
満月までここにいるのは長いので、そろそろ帰ろうか。
わずかに下から光る月も、まぶしいなあ~

足元を見ると、来るときは懐中電灯無しでは歩けなかったのが、見える、見える!これなら大丈夫。

そして、もう一度見上げると、徐々に星々が月の明かりの強さに負けて見えなくなってくる。天の川も薄くなり...
やっぱり丸い月・天の川なんて、本当に素晴らしい組み合わせだったなぁ~

こんなに長いこと家族で夜空を見上げることはなかった。
何をするわけでもなかったが、終わってみると、とても贅沢なひとときだったな、と感じる晩だった。

日本で、次の皆既月食が見られるのは2010年12月21日。寒そうだな。
どこで眺めているだろう...







観光中!

2007-08-27 23:29:00 | 奄美-見る・遊ぶ
Yuwan

鹿児島より義父母を迎えております。
と、いうわけでまたまた島内観光中。
写真は、今日の湯湾岳、展望台からの眺めです。

ところが、な・なんと!この、たった1枚を撮ったらカメラバッテリー切れ。
いつも予備のバッテリー持参しているので、この日も取り出すと、カメラは全く動かず。
おかしいなぁ~ 充電してあるはずなのに?!と思って家に帰って調べてみたら、もしかしたら充電池が壊れたのかもしれません。そんなことってあるのかわかりませんが。

って、ことで、以下写真無しなのですが、備忘録&ご参考に本日のコース。
過去記事のリンクをつけてありますので、お時間のある方は、そちらの写真でもご覧になって下さいまし...

なにせ、真昼は海水浴もする気になれず。涼しめで行けるところということで。しかも、メインは孫たちとのふれあいなので、あまりガツガツ観光する必要もないのでゆるゆるですが。

家から50分ほどかけて、奄美大島開運酒造。焼酎れんとの工場です。
もう工場見学も3回目!ここは本当に「Factory」で、大規模なため、近々こじんまりした瓶仕込などの工場も見学して、その差を見てもらわないといけないなぁと思っています。

そしてお隣り、「やけうちの宿」でランチ。
冷やしうどんのトッピングがメニュー写真では錦糸卵と海苔だったに、実際には刻みねぎしかないことが不満でしたが、残りのメンバーはおいしくいただきました。
なんといっても、フリーペーパー「奄美夢島」持参がお得!メンバー全員にドリンク1杯ずつサービスなので、300~400円のジュースやビール頼めば、我が家の場合、2000円くらいお得になったことになります!

その後、湯湾岳。展望台だけ行き、眺めを堪能しました。
高さもあったことと、木陰でとても涼しく気持ちよかった!

そしてアランガチの滝。一帯は、昆虫・コウミニャ(=カワニナ)、タニシ?色々な生き物がいてこれまた娘たちは面白かったようですが、私は車の中で眠った坊主の見張りのため、車内に居残り。時々車の周りの蝶々を見て楽しみました。

で、名瀬に戻り4時。

うーん、いつも同じところばかりで新鮮味がないなぁ。新コースを開発せねば...

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今日まで旧盆です。
そのため、個人の商店はお休みが多かったです。
最近三味線のバチを立て続けに折ってしまったので、阿世知三味線さんに寄ったのですが、ここもお休み。
しかし、中に阿世知さんがいらっしゃるのを発見して、戸を叩いたらバチを売って下さり5本購入。

ここは、1本100円のバチと200円のバチがあります。200円のバチは焼きを入れたりなどして、手間がかかっているのですが、私が行くといつも売り切れていました。今日はこの200円バチが買えたのでHappy。

お刺身が好きな義父のために魚屋さん...と、思ったのですが、やはり個人のお店は駄目だったので、今日は断念。

以上でした~






盆の入り

2007-08-25 01:57:46 | 奄美-あれこれ
P8230038今や日本全国、お盆といえば月遅れの8月15日前後というところが多く、「お盆の帰省ラッシュ」というのもその時期だ。


でも、色々な行事を旧暦で行う奄美はお盆も旧暦。今日8月25日が旧暦の7月13日で、「盆の入り」だ。
ここ数日、地元のお店は大賑わい。
スーパーの駐車場に、いつもはいない警備員の交通整理も入り、「特別セールか何かあったかな?」と思ったら、みんなお盆の準備に大買出しをしているのだ。

お店には、お盆グッズがいっぱい。

P8230037 P8230039

右上の写真の長いちょうちん、去年夫の実家で迎えた鹿児島(大隈)のお盆でも使ったのと同じ(去年の記事)ようなのだけれど、奄美のお盆でもやはり使うのかな...

P8240043「しょうろばし」
うーん、どう使うのか全くわからない私。

「しょうろ」は精霊だとして、「ばし」は何かなぁ...

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【追記】
「精霊箸」で検索してみました。お供えに使うお箸を作るのですね...

ちょうどMIRACLE NATURE@奄美大島さんで紹介されていました。メドハギという植物だそうです。
(こちらのブログはTBを受け付けていらっしゃらず、コメントもgooのIDがないとできないようで、ここで紹介させていただいたことをお知らせできていないのですが)

また、奄美方言データベースにもありました。(→こちら

アマミアンさんのブログにも... (→こちら

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今日ラジオ(地元のFMディ!)では、「お盆のお迎えは早く、送りは遅く」と言っていた。
今日は朝早くご先祖様をお迎えして、送るのは遅く。長くいてもらいましょう、ということらしい。

P8230040 P8230042

P8230041_1

七夕も、当然旧暦で行う奄美。

1週間前の旧暦の7月7日から、今もこの飾りがあちこちにある。
この飾りを目印にご先祖様が帰って来るのだそうだ。


この数日、スーパーに買い物に来る年齢層が、いつもより高い気がした。
お線香などのお盆グッズの他に、皆たくさんの食材を買い込んでいる。そして、立ち話...。

「xxxが帰ってくるから。」
「今年はxxxも帰ってくるので」

というようなことを話しているのを、あちらこちらで耳にした。なんだかみんな嬉しそう。
息子や孫たちのために、張り切って買い物しているおばちゃん達。

お盆には、ご先祖様も帰ってくるが、8月15日のお盆の時同様、奄美ではこの時期多くの人が帰省してくるのだ。

七夕は自分の願い事を書くもの、お盆は遊びに行く時期、としか過ごしてこなかった自分には、こうして伝統を引き継いでいる人たちがまぶしく見えた。









ひっそりと

2007-08-23 12:17:28 | 奄美-自然
Sagaribana1_2

先週、ツアーガイドアマミアンさんに教えていただいた自生のサガリバナを、今朝また見に行くと、もう花は終わっていた。

わずかに残る、数輪のみ...つぼみのように見える丸いのは、すべて花が落ちた後。長くて赤いめしべだけが残っていた。
この前は、「夏休みの宿題に、サガリバナを描く」という娘も一緒だったけれど、ああ今朝はたたき起こして連れてこなくて、よかった。

下の写真は、1週間前。まだまだつぼみがたくさんあったのに。
誰も見ないまま、ひっそりと全部散ってしまった。

Sagaribana2_3

考えてみれば、これだけつぼみがあっても、咲けば一晩で散る花だもの。1週間経ってすべて散っていても不思議ではなかった...。

次の写真も先週の...白い点々は落ちているサガリバナ。左下は小川。
...と、いうことはこの上流にもサガリバナの木はあるのかなぁ~

Sagaribana4_3


そして、ここは真っ赤なカニ達のパラダイスだった。

Sagaribana3_5

サワガニかと思ったら、Wikipediaによればサワガニは屋久島以北に分布する日本の固有種なんだそうで。
じゃあ、この真っ赤っかのカニたちは何蟹?

ベンケイカニ?
アカテガニ?
知ってるかに?

(^^;


住宅難

2007-08-17 22:59:06 | 奄美-自然
Yadokari3_1

今日の奄美の地元紙、南海日日新聞には、割れた焼酎ビンのかけらに入った龍郷町のヤドカリが載っていましたが、加計呂麻(かけろま)島のヤドカリも住宅難です。
Yadokari4

敵が来ても隠れられまっせん。ほとんど意味がないような...

Yadokari5

アタシの殻は重過ぎるのよ!
うんこらしょ...っとぉ。

Yadokari6

ふぅ~。ちょっと宿換えが早すぎたかしらん。

しかし、そんな贅沢を言っているうちはまだ良い話で。

Yadokari1_2


だれか~ 

おねがい~

Yadokari2_5

この子に家を...家を下さい!



もっと宣伝を!

2007-08-15 23:03:25 | 奄美-見る・遊ぶ
奄美海洋展示館 優待カード

ひとつ前の記事、子供手塾師会で会場になった奄美海洋展示館。
ここでは、リピーターのために、優待割引カードを発行している。

詳しくは、昨年の記事→こちらをご覧下さい。

昨年書いた通り、たった1回行くだけでもこのカードは大人なら100円の得、子供は変わらないので、絶対に持っていた方がお得だ。こんなところ、年に何回も行かないよ、って人でもお得なのだ。今回のように、期せずして入ることもある。

前の記事から1年近く経った今も、特に宣伝されている様子は無いこの優待カード。

奄美市のHPを見ても、海洋展示館のHPを見ても、何も書いていないし、受付で勧めてもくれない。せっかくこういうカードを発行しているのに、なぜ教えてくれない??

と、いうわけで私が代わりに。

奄美市の皆さーん!
海洋展示館は、優待カードが絶対お得です。
今度行くときは、ぜひ発行してもらいましょう!!

先日の手塾師会、奄美海洋展示館の入口で出欠確認の手続きをすると、こう言われた。
「受付で、手塾師会と言って下さい。」
団体割引にするためだ。

しかし、我が家は優待カードがあるので、受付で確認すると、カード提示の方が安いとのこと。
海洋展示館のホームページの利用案内のところで比べると、我が家の構成では団体割引でも合計1,260円。カード提示で、家族全員で700円で済んだ!(割引無しの通常料金だと家族で1,400円。)

リピーターを増やすためにこういうカードを出しているのだろうから、宣伝して発行を増やさないと意味が無い。
我が家だって、家族で1,000円もかからないという安さで、雨の日や島外のお友達が来たときなどに、気軽に行けるのだから...。

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以上、ちょっとぷんぷんしてみました。

記事には関係ありませんが、気分転換に、海洋展示館のかわいい赤ちゃんウミガメの様子をどうぞ!
(画面の中の三角をクリックすると、動画が再生します。音声は入っていません。)

<script type="text/javascript" src="http://mooom.jp/JSPlayer?mid=78E5XIziH&bgcolor=&size=320x240"></script>

最後に写っているのは、普通サイズのレンガですのでウミガメちゃんと大きさを比べてみて下さいね。
ほのぼの~(^^)





オニヒトデVS...

2007-08-14 23:10:44 | 奄美-自然
~子供手塾師会より~

Tejuku18月の手塾師会・子供講座は、興克樹さんを講師に迎えての「海の生物」のお話。

このブログでも、興さんからいただいたニュースを何度か紹介しているが、とにかく奄美の海の写真・映像といえば、興さん。オニヒトデの駆除にサンゴの研究、魚、クジラ、ウミガメ。
奄美の海のことならこの人にお任せ!な方である。

今回の手塾師会も、子供だけでなく大人も面白そうだな~♪
さて、会場の「奄美海洋展示館」に到着し、時間になると目の前に出されたのは海水の入った水槽。そして、中には生きたサンゴ。

そこに取りいだしたるは、サンゴの天敵オニヒトデ!

ああ、見た目も鬼のような憎いヤツを水槽に...オニヒトデは、サンゴを食べるだけでなく、人間にとっても有害だ。ご覧の通りの無数のトゲ。
触るだけでも痛そうだが、その上、毒があって刺されたらもう大変!痛いだけでなく、時にはハチに刺された時同様のアナフィラキシーショックを起こしてしまい、命にすらかかわるそうだ。ああおそろしや。そして、そんなオニヒトデを、人の手で地道にひとつひとつ取り除いているのが現状だそうだ...

こいつを水槽に入れると、その動きの早いことには驚いた。
裏側には、タコの吸盤を小さくしたようなのが、これまた無数にあり、それを使ってひゅ~とあっという間に移動する。サンゴの上に覆いかぶさり、いざ食べん!という状態に。

Tejuku2

この、硬そうでゴツゴツしたサンゴをどうやって食べるかといえば、オニヒトデの口は体の裏側真ん中にあり、そこからなんと胃袋を外側に出して、サンゴを包み込む。そして、そのまま消化してしまうのだそうだ。うへー。
胃袋を体外に出すとは...いやはや、世の中本当にいろんな生き物がいるものだ。

必死に生きるオニヒトデには申し訳ないが、君は完全に悪役だ。ゴキブリや蚊と同類で、我々には目障りな存在でしかない。貴重なサンゴを食べられては大変。

...と、いうわけで、オニが胃袋を出して食べる前に、さっさと水槽からサンゴを出した興さん。サンゴ君、ヒヤヒヤさせてごめん。

Tejuku3

そして、お次に登場するは、今度はオニヒトデの天敵、ホラ貝様!
そう、あのボーーー!と低い音を出す笛となるあのホラ貝は、オニヒトデを食べるのだ。

食事目前のサンゴを持っていかれた直後に、天敵ホラ貝を入れられたオニヒトデ。天国から地獄へまっさかさま。

Tejuku4でも、万事周到に用意したお料理番組ではないから、ホラ貝も都合よくすぐにオニヒトデを食べてはくれない。
しばらく眺めて、やっと貝から手(足?)を出してくれたものの、食べる様子が無いので、講習会は別室に移動しで映像を見ながらお話を聞くことに。
その間、ホラ貝にはゆっくり攻めてもらいましょう。

映像体験ホールに移動して、興さんの撮影された写真やビデオを見ながら色々なお話を伺った。
以前、このブログでもご紹介したが、今年は大浜海岸沖でも結構クジラを見ることができたことや、奄美諸島で撮影された珍しい海の様子の数々。
その他、統計的な話まで色々なことを伺うことができた。

...さて。お話が終わり、水槽に戻ってみると、





Tejuku5

うひゃー!食べてる食べてる!ホラ貝がオニヒトデを。

オニヒトデのサンゴの食べ方も、お話を聞くまで不思議だったが、ホラ貝のオニヒトデの食べ方もこりゃまたすごい。
あのトゲトゲの鬼っ子をどうやって?と思いきや、ホラ貝はなが~い口を出して、オニヒトデの唯一柔らかい口部分(=胃袋が出てくる柔らかい体の裏側真ん中)につっこみ、ちゅーちゅー中身を食べてしまうのだそうだ。

うぅ、これまた、口に口を突っ込み、体の中を食べつくすとは、ホラ貝もただの笛ではなかった。

Tejuku6
←よ~く見てみたい方は、
クリック&拡大
(^^;;

貝殻を目当てに、人間がホラ貝をたくさん採ってしまったから、オニヒトデは天敵がいなくなり増えてしまった...

と、いう認識は、間違いだそうだ。
ホラ貝は、オニヒトデを食べるとはいっても、せいぜい1週間に1個程度。(調べてみると、ひとつ食べると1週間消化に時間がかかるということらしい)そんな程度では、とても現在のオニヒトデに対して対抗手段とはならないそうだ。
(だから、安心してホラ貝を採りましょう!ということではないけれど。)

いやぁ、珍しいものを見せていただいた。
たとえダイビングして、海の中にもぐったとしても、こんな透明の水槽ではないから、食べているのを裏側から見るということはまず不可能。このようなことが、海の中では繰り広げられているとは...

そんなわけで、サンゴはすぐに助けられたものの、悲しき鬼っ子は、ホラ貝の1週間分のお食事となったのだった...(;_;)  

ああ、面白かった。やはり、このオニヒトデVSサンゴ、オニヒトデVSホラ貝を見られたのはすごい。
また、私はブログで拝見したので(ふふ、知ってる知ってる♪)と思ってみていたクジラの映像にも、会場の親子皆感嘆の声を上げていた。美しい海のサンゴの様子やクジラなど、奄美の海の素晴らしさを堪能できた。
それに、今奄美のサンゴ礁がどれだけピンチな状況に陥ってしまったかも...

興さん、貴重なお話&映像&実験をありがとうございました!