MT.FORTUNE

Discover 奄美大島!

「なつかしゃ」を伝えたい

2005-09-30 16:59:15 | 音楽
昨日のMBC(南日本放送=鹿児島のローカル局)の「どーんと鹿児島」では先日書いた奄美大島、名瀬市出身の歌手中孝介のドキュメントだった。
島の方言で「なつかしゃ」とは、心の琴線に触れる、という意味だそうだが、その「なつかしゃ」を全国に届けたい、という志を持った今度のポップスデビューだそうだ。
「どーんと鹿児島」、高校時代の中孝介クンから、その成長ぶりをずっと追っかけていて大変興味深かった。1時間番組全部、中孝介。ローカル局ならでは、だ。

もともとは地域に根ざして伝承されてきた島唄だろうが、最近は子どもの頃から「島唄教室」などに通って唄を覚えていく人が多い。そんな中、彼は高校時代に元ちとせの島唄に衝撃を受けて、独学で島唄を習得し、色々なコンクールで賞を取るような実力になっていったこと。そして、島唄を極めるために琉球大学に編入して民俗学を学び、研究材料に島唄を取り上げたことなど、すべて当時の映像をまじえて放送されていた。MBCでは5年前からずっと彼を追いかけてきたようだ。

   『奄美の島唄世界では有名になったことだし、
   そろそろ自分もポップス転向して、メジャー
   デビューを目指すか...。』

失礼ながら、意地悪な書き方をしてしまうとそんな感じ?と思っていたら、しっかり腰をおちつけて島唄に取り組み、そのハートを標準語の歌に託して多くの人に届けたい、ということが5年もかけて撮られた映像から伝わってきた。

今度のアルバムは、インディーズなのにプロモーションビデオまで作られて、すごく力が入っている。ヒットして、多くの人に「なつかしゃ」を届けてほしいなあ!

-見逃した方、今夜の「きのうのどんかご」(金曜 深夜 24:40~25:35)をどうぞ!
(鹿児島の人だけで~す)


初泳ぎ

2005-09-28 13:25:05 | 
kuninao9月も末になって、「初泳ぎ」もないもんだが、先週末に奄美に来て以来初めて海に入った。
大和村(やまとそん)の国直(くになお)海岸。名瀬市内から30分ほど。国直海岸も東シナ海側。大浜海岸同様、夕陽スポットのひとつだ。
朝晩は奄美大島もさすがに涼しくなり、気持ちの良い季節だが、まだ日中の海の水はあたたかく十分泳げる。

末っ子ももうすぐ9ヶ月でだいぶしっかりしてきたことだし、そろそろ海デビューと思い、我が家にもやっとこさっとこ、おそーい夏到来。

でも、台風19号が!今度の週末は海はだめそうだ。最初で最後の今シーズンの海水浴だったかなぁ。...

9月29日 追記
ヨットマンさんのブログに上の記事関連の話題が載っています。
そして、そのブログが、楽天の本日分「気になるブログ 10件」に選ばれました!(4.驚きの初泳ぎ) 




また来よう!

2005-09-28 00:24:32 | マングローブ
マングローブカヌーツアー体験記 (その4)

mangrove4おじさんに引っ張られてマングローブに入る。

写真は、このマングローブを形成している主な木であるオヒルギとメヒルギ(雄と雌ではなく、別の植物)。

背が低い手前のがメヒルギで、奥の背の高いのがオヒルギだ。

マングローブに入ってしばらく行くと、ガイドのおじさんがカヌーを集めて色々と教えてくれた。先日の「ウルトラマンの種」もここで拾ったものだ。
元ちとせの「ワダツミの木」は、オヒルギのことだ、とおじさんが教えてくれた。ワダツミとは、「海の神」である。

(もっとも昨年、新種のクサミズキが発見され、「ワダツミノキ」と命名されたそうだから、今はワダツミノキといえばこのクサミズキなんでしょうね。→詳しくは南海日々新聞昨年9月5日記事

水と陸の境目の泥地には、ぴょんぴょん跳ねている魚?や、無数のカニがたくさん!みんな泥と同じ保護色で、カヌーで動きながらではうまく写真を撮れなかったが、生き物の宝庫だ。「わ、あそこにも!」「何?あの生き物!」とわくわくする。
今回、暑さをしのぐために、われわれがカヌーに乗り込んだのは夕方5時頃。
「満潮の時がいい」とは聞いていたのだが、この日の満潮はお昼の暑い頃だったし、まずは体験、と思って潮の満ち引きには目をつぶった。満潮だと、やはり水量も多くなってカヌーが漕ぎやすいし、満潮時のみ、ぐるっと一周できるコースがあるそうなのだ。

また、逆に干潮時なら、マングローブを歩いて散策もでき、違ったおもしろさがあるとのこと。私たちの来た時刻は、実に中途半端だった。

「ちょっと途中でカヌーを引っ張れば一周できるけど、今回は赤ん坊や小さい子も多いので、戻るか...」とおじさん。途中で一緒に来たお友達家族はカヌーを降りて、中でバチャバチャ遊んだりもして時間も経った。初回、十分堪能できたし暗くなってきたのでそうしていただく。夕陽に向かってのんびり帰って行った...
mangrove5
あー面白かった!最初の恐怖はどこへやらだ。1年生の長女も、途中からは自分も漕ぎたかったと悔やみ、次回は1人で乗る、と張り切っている。赤ん坊を抱いて漕ぐのは、やはり大変そうなので、次回は長女を除く家族が1艘の大型カヌーに乗り込み、大人1人が漕いでもう1人が抱っこ。長女は1人で漕がせつつ、紐で引っ張るのがよさそうだ。
2人乗りは、全然グラグラする恐怖を感じなかったという。私は1人乗りで、カヌーの長さも短かったので、余計に安定感がないような気がしたのかもしれない。

今回、ガイド付きツアーというのに参加したが、時間無制限でガイドなし同料金(サバイバルコース!)というのもあるそうだ。次回は、潮の満ち引きをちゃんと調べ、お弁当を持ち、1日満潮から干潮まで変化するマングローブをぜひ体験してみたい。

マングローブパークのカヌーツアーの方は、出発時刻も決められていて、時間も1時間。「受付は30分前までに済ませて下さい」だ。
今回乗せていただいたマングローブ茶屋のカヌーツアーは、いい意味でとてもいい加減、フレキシブル。われわれのようなグループにはとてもよかった。

マングローブカヌーツアー、奄美大島に来たら絶対のお薦めだ!

マングローブカヌー体験記 おわり。長々読んでいただきありがとうございました)



らくらくカヌー

2005-09-27 01:24:49 | マングローブ
マングローブカヌー体験記 (その3)

ツアーガイドのおじさんが尋ねる。
「大丈夫?」
いつもなら、多少の恐怖に襲われても「大丈夫です!」と答えるところだが、ここはヘンなチャレンジ精神を発揮して幼子の命にかかわっては大変だ。正直に「きついです。」と答えた。
するとおじさんは、笑って何か言おうとしたが、先のグループが川の分かれ目でまっすぐ進んでいるのを見て、「そこ、待って!左に曲がって細い方に入って」と、指示を与えている。

mangrove3えー、あんな先まで行って曲がるのぉ?遠いよぉ。まだマングローブ原生林に入っていないのだから、そこまで漕ぐのは当たり前なのだが、道のりの遠さに気も遠くなりそうだった。
お父さんの漕ぐカヌーの上2人の子も、一緒に行ったお友達も、みんな楽しそうに進み始めた。「おかーさーん!」なんて、ニコニコと手を振っている。

...仕方ない。こうなってしまった以上(と、いっても勝手に自分が選択したことだが)、やるしかない。この子の命は私が守るしかないのだ。それに8ヶ月児もいつもと違う景色と様子に、何かを感じたらしく、妙におとなしい。やつにもこの危機がわかるのか?!
すると、カヌーガイドのおじさん、改めて口を開いた。
「帰る?」と言われたら、迷わず「帰ります!」と答えたところだが、おじさんの発したひと言は別のものだった。
「引っ張ろうか?」

え?引っ張って下さる?漕がなくても良い?
はいはい、お願いします。なんて素晴らしい。漕がなくてもいいなら、しっかり抱っこさえしていれば大丈夫そうだ。
まさに、地獄で仏!

おじさんが自分のカヌーと私のカヌーを紐でつないでいる。紐でつなげている間に「ここ、深いんですか?」と尋ねてみた。
「いやぁ、浅いよ!パドルついてみな。」
「?」と思って、パドルをさしてみると、濁っていてわからなかったが、パドルの先がすぐに川底についた。
30cmくらいだろうか。(ずっとこんない浅いのかといえば、そういうわけでもないらしいが、せいぜい1mくらいらしい。)

なーんだ!!こんなに浅かったのかぁ。もっと早く知っていれば...。
それに、もう私は漕がなくてもいいのだ。カヌーに乗っていようが、心は大船に乗ったつもり。おじさんは自在にカヌーを操って、慣れないでゆっくりなみんなにあっという間に追いつく。

追いついたのはいいが、おじさーん、ぶつかっちゃうよぉ、と思っている間に、別のカヌーにコツン!でも、グラリともしない。水は浅い上に、衝突しても大丈夫だとは。よく考えたら、1年生でも1人でできるっていうんだから、そんなに危ないわけなかった。
さっき、一生の恐怖心のうち、30%以上使っちゃったかもなぁ。返して~!

mangrove2そんなわけで、私はおじさんに引っ張られ、スイスイとなめらかに進んだのだった。
改めて、ワクワクした気持ち!この短期間に、2度もワクワクを感じられたとは、なんとお得なツアーだろうか。

あっという間に先頭に立ったおじさんに引っ張られる私のカヌー。いよいよマングローの細い水路に入って行った。
(つづく)




恐怖のカヌー

2005-09-26 15:01:39 | マングローブ
マングローブカヌーツアー体験記(その2)
mangrove1

マングローブパークの中にもカヌーツアー体験できる所があるのだが、今回お世話になったのは、マングローブ茶屋。まず、国道沿いにある「お茶屋さん」の方で受け付けを済ます。ガイド付きツアー、大人1,500円、小学生1,000円。(それ以下の子供はタダ)
我が家の構成メンバーを伝えると、受付担当のおじさんが、「それじゃあ、大きい2人乗りカヌーひとつでいいよ。大人が座席に座り、赤ちゃんは抱っこ、子供達は大人の座席の前に十分スペースがあるから。」と。

小学生なら、1年生でも1人で乗れるとのことだが、初めての長女は恐がり拒否したため、こうすることにした。「5人なのに1艘で済むとは!」よかったよかった...

受付を済ますと、川近くまで車で降りて行ける。受付とは別の、カヌー担当のおじさんに我が家のメンバーを伝え、小学生が1人で乗らないと伝えると、大きいカヌーが無いという。「それじゃあ、お母さん1人で赤ちゃん抱っこしてできる?」...
あれあれ?5人一緒じゃないのぉ??不安が一瞬よぎったような気もするが、カヌーに乗れる喜びで不安はかき消されOKしてしまった。それに、もともと1人で漕ぐつもりで来たのだし。

いよいよ出発だ!
と、抱っこしてカヌーに乗り込んだ途端、突然広がる雨雲のような後悔の念が!小学生の時、初めてジェットコースターに喜々として乗っておきながら、ガタンと動き出した時のあの気持ち!
何これぇ、、、左右にグラグラするぅぅ。戸田(埼玉)のレガッタにも、井の頭公園(東京)のボートにも、ベニス(イタリア)のゴンドラにも乗ったことがあるが、そのどれよりも頼りない感じがした。これでは前に抱っこしている赤ん坊がちょっとでも暴れたらクルリと横転してしまうじゃないの??

もちろん1人で乗れば、そんなことは思わなかっただろうが、何しろ赤ん坊が目の前にくくられており、両手はパドルでふさがっている。抱っこ紐も、片手すら添えられないとなると、心もとない。
家で試した時はもっと安定していたのだが、計算違いは、カヌーの底が浅いので、座って抱っこすると抱っこ紐の座面が押し上げられたようになってしまうのだ。なんだかとっても窮屈で、自由もきかない。

後で聞いたら、カヌーが横転するなんて、よほどのことがない限り起こらないのだそうだ。しかし、泥水で濁った水面を見ていると底なし沼のように深く思え、乗った途端に大後悔。

おそるおそる漕いでみた。意外とスーっと進む。進むのは問題なさそうだが、やはり左右の揺れが怖い。ああああっ、他のカヌーにぶつかる~なんとか衝突を回避したものの、今からの地獄の時間を思ってクラクラする。
 -帰りたい
    帰りたい
     帰りたいーーー
真っ青になりかけていると、ツアーガイドのおじさんがカヌーに乗ってすーっと近づいてきた。(つづく)




ウルトラマンの種

2005-09-25 03:07:11 | マングローブ
sakishimasuou...ではなく、「サキシマスオウ」の種。でも、ウルトラマンの顔みたいでしょう?

マングローブカヌーに初挑戦して拾ってきたものだ。ウルトラマンの作者が沖縄出身、ということでこれがアイディアのもと?とも言われてたらしい。(でも円谷プロは否定しているそうだ。)
写真の大きい「ウルトラマン」が縦6cm幅4cmくらい。

奄美大島に行くことに決まってから、「奄美といえばマングローブ原生林でカヌー!」が楽しみのひとつと聞かされていたのだが、それまで「マングローブ」がなんだかもよくわかっていなかった。
マングローブ(英 mangrove)とは、熱帯・亜熱帯の海辺・河口など、海水と淡水の交じり合う水域に生息する数種類の植物の総称で、特定の植物を指すのではない。「高山植物」というのが、特定の植物でないのと同じようなものだ。
私たちの行った奄美大島、住用村(すみようそん)のマングローブが日本の北限だ。

マングローブ詳しくは→こちら

引っ越してきたばかりの時に、「マングローブパーク」に行ったのだが、乳飲み子抱えてカヌーもできまいと断念。ここは、原生林カヌーツアーをしなければ、ほとんど意味のないようなところで、入園料500円(※カヌーは更に別料金)払って入ったと言ったら、ご近所さんに笑われてしまった。(ほぉんと、一家で1300円払って「え?これで終わり??」って感じだった。ちょうど、こちらのサイトに同じような感想の方が。でも、展望台から見下ろすマングローブの景色は素晴らしかったので、モノレールのみ1人200円にすればOKかな、1回ぐらいは...。)

マングローブカヌーツアー、それ以来の憧れである。

末っ子が8ヶ月だから、最低でもあと1年はムリかなぁと思っていたのだが、色々情報収集した結果、赤ん坊がいてもできると聞き、ついに挑戦する日がやってきた。1番上の7歳児も「こわいから、いいよ~」と、それほど乗り気でもなかったのだが、やりたいのはわれわれ大人の方だ。こんなに早くその日を迎えられるとは....。嬉しい!!
 
ライフジャケットを着て赤ん坊を抱っこひもにくくりつける。そして、カヌーの漕ぎ方のレクチャーを受けると探検気分も盛り上がってきた。 (つづく)


どっちだ?

2005-09-23 23:59:00 | 我が家の出来事
yamoriこいつが家に入ってから、1週間ばかりになる。神出鬼没。お前はイモリか?ヤモリか?
イモリは両生類、カエルの仲間。ヤモリは爬虫類、トカゲの仲間。そんなこたぁ、知っている。イモリは「井守」、ヤモリは「家守」「守宮」と書く。どっちかネットで調べようと検索したら、気持ち悪い写真の山で、すぐに閉じた。

で?これはどっちなんだ...
うちの近くは川もあってカエルだらけだ。それに私から逃げても、必ず次に出てくるのは風呂場付近か台所だ。だから「イモリ」なのか?
やたらと逃げ足が速い。トカゲ並みのチョロチョロさだ。家にいるからやっぱり、「ヤモリ」なのか?



仮にキミをヤモリとしよう。
おう!家守!どんなふうに家を守ってくれているのか。
ちょっと言うてみぃ。



台風前に、家の周りを片づけたのは私だ。お風呂とペットボトルとバケツに水をためて、カップラーメン買い込んで。この前網戸の穴を直したのだって私だ。掃除・洗濯・炊事、やってもいないくせに、家守?



お主、家守とは言えぬな。私が家守だ。その上、私は子守だっ。



やはり、イモリか。
どっちだっていい!早く出て行ってくれ~~~



後日追記:
家にいるこいつは、当然ヤモリだと言われた。ここらにはしょっちゅう現れて、こいつがエアコンの排水管から機械内部に侵入し、故障させることもあるそうな...おいおい、どこがく「家守」なんだか!





アリの巣コロリ-その後

2005-09-22 00:44:34 | その他
「アリの巣コロリ」を置いてから、もうすぐ1ヶ月...
アリの巣コロリ、その後を記しておこう。このブログ、「アリの巣コロリ」のキーワードでやってくる人が結構いるようなので。

結論からいうと、我が家では、
1)家の中に入ってくる、ちっちゃくて色の薄い(茶色っぽい)アリには効果は期待できない。
2)外にいる、黒くて大きいアリの行列には効果あり!

茶色いアリは、アリの巣コロリの横を通っても見向きもしない感じだった。
黒い大きいアリは、アリの巣コロリを置くやいなや、目の前で毒エサをせっせと運んでいた。アリを可哀相とも思わず、なんだか嬉しい...。ただし、その翌日も行列は消えず、行列の消滅は約1週間後。アリはエサをため込んで、しばらくしてから食べるようだ。(ほーんと、アリとキリギリスのお話通り)

家の中の迷いアリみたいなのを駆除したくて、買った我が家としては、買って損した感。

以上、報告終わり!


夕暮れの大浜

2005-09-20 22:45:00 | 
ohama-1東シナ海に面した名瀬市の大浜海岸。ここは、奄美大島の人なら誰でも知っている海水浴場&夕陽スポットだ。天気の良い夕方には、海に向かって、カメラを構える人が大勢現れる。
昨日は、休日だったせいもあり、5時過ぎに行ってもまだたくさんの人が泳いでいた。
水は、全然冷たくない。本土では鹿児島でも、「お盆を過ぎたらクラゲが出る」などといって、8月下旬からはあまり泳がないが、奄美大島では、9月後半でも、そしてこんな夕方でも、まだまだ泳げるんだなぁ...
今日もまた、子供達の水着を持ってこなかったことを後悔した。(海に行くたび後悔してるんだから、いい加減車に積んでおけ~)

それでも子供達は、服のまま波打ち際で波と追いかけっこしては、おおはしゃぎだ。全身砂だらけになってころげまわっていた。
夏、行かないで~今度こそ、水着を持って行くまでは。



十五夜のお相撲

2005-09-19 23:58:00 | 奄美-あれこれ
sumo1鹿児島市にいたころ、十五夜の晩、子供が夕方6時過ぎに「今から、綱引きしてくる」と言ってきた。「何いってんの、こんな遅くから!運動会の練習はまた明日にしなさい。」と叱っていたら、ご近所の人はみんな子供と一緒に外に出てきているのでびっくり!
鹿児島は(調べてみたら、他の九州にも多いが)、十五夜に子供達が綱引きをし、お相撲をとる。
奄美は、とりわけ相撲が盛んなようだ。十五夜に限らず、普段からお相撲のクラブに通っている子供も結構いる。

昨日、中秋の名月を見に小湊へ行ったら、偶然十五夜のお相撲に遭遇!浜辺で相撲大会だ。
私たちが、お月様を見ながら、お団子をほおばっていると、おじさんがやってきて、「今から相撲が始まるよ。いいときに来たねぇ。」
そして、しばらくすると、ぞろぞろと子供達とお母さん・お父さん達が、ながーい綱を持ってやってきた。その縄で土俵を作り、幼稚園生くらいの小さい男の子から順に、お相撲が始まった。
sumo
「負けたらご飯抜きだよ~!!」なんていうお母さんの声援(脅迫?)も賑やかに、勝負は白熱してくる。みんな大声で自分の兄弟や友達を応援。だんだんと学年が上がっていき、中学生くらいになると見応えも十分だ。見ていて、とても面白かった。最後までは見られなかったが、相撲の後、縄を海に流して終わるのだそうだ。

この晩は、帰り道の車から見ると、あちこちの公園や広場で、相撲やお祭りのようなことが催されていた。
自分が小学生のころは、もうン十年も前なのに、子供会の行事などは面倒であまり出なかった気がする。でも、こういう地域の行事が、まだちゃんと受け継がれている奄美なんだなー。いいなぁと思った夜だった。