MT.FORTUNE

Discover 奄美大島!

のべ50,000人

2007-01-30 23:56:21 | ブログ
Ohama1_1

しばらく更新せずにいた間に、気づいたらカウンターが50,000を超えていました。
ありがとうございます!
まめに更新しているわけでもなく、話題も奄美のことがほとんどというのに、こんなに多くの方が見て下さっていることにびっくり...
50,000人といえば、ちょうど奄美市の人口くらいです。(昨年12月31日現在 49,572人←奄美市のホームページより)

嬉しいのは、奄美のことを全くご存知無い遠くの方からもたくさんアクセスがあり、その方達に少しでも奄美のことを知っていただけること。
それと同時に、奄美のご出身・在住の方には、逆にたくさんのことを教えていただけることがこれまた嬉しい。
本当にありがとうございます。

写真は、1月20日の大浜海岸です。こんなふうに雲が多く、夏には海に沈んでいく太陽もまだ山に沈んでいる今の季節は、つい家に引きこもりがちの私です。
が、ちょっとサボっている間にもたくさんの方が見に来て下さっているのを見て、またやる気が出てきました。
明日からまたがんばりまーす。

Ohama2






洗濯日和

2007-01-25 15:42:28 | 
0701251

今日はよく晴れた。布団も干した。

すっきり!
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風があり、波は結構荒かった。
でも、風のおかげで、洗濯物も早々と乾いた(^^)

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風が強いのでまだ肌寒いが、なんとなく春が近そうな雰囲気を感じて、ちょっとうきうき?

奄美市名瀬 山羊島にて。(買い物の途中にちょっと寄り道)




奄美の島唄が聴けるサイト

2007-01-24 08:23:24 | 音楽
ひとつ前の記事で下手な演奏をお聴かせしたお詫びに、本日ご紹介するのは奄美の島唄サイトです。
既にご存知の方には何のお詫びにもならず、申し訳ありませんが...

このサイト→奄美の島唄・ラジオ喜界島

奄美の島唄ってどんなのだろう?
奄美三味線の音色は?

わざわざCDを取り寄せまではしないが、興味を持たれて聴いてみたい!と思われる方にはうってつけ。
島の言葉で歌われる島唄。私が覚えるのに苦労しているのもわかっていただけるかと...

しかも試聴ではなく、1曲フルコーラス(と、島唄では言わないか...とにかく最後まで)聴けるんですヨ!
奄美の島唄を全然ご存知ない方には、沖縄の民謡とは全く違うことがおわかりいただけると思います。沖縄音階は使っていない、裏声を駆使した奄美独特の島唄の世界の入口をちょこっと。

♪♪♪      ♪♪♪     ♪♪♪     ♪♪♪ 

このサイトは、ご覧の通り奄美大島のお隣り、喜界島のサイト。
だから、当然喜界島関係のものが圧倒的に多い。
が、奄美大島、沖永良部、徳之島など色々なところの島唄があり、結構な曲数が入っている。

(↓クリックするといきなり音が出るのでご注意!)
例えば「行きゅんな加那節」はこちら→安田宝英さんの唄  
   ※安田宝英さんは徳之島出身・在喜界島の唄者

奄美のお祝いの結びにはかかせない「六調」はこちら→六調

「奄美大島全体の島唄」のうち、QuickTimeで聴かないといけない「喜界島,サバニでの収録」の9曲は、なぜだか私のPCの環境が悪いのか聴けなかったが、他のはFlash Playerがインストールされていれば大丈夫。

「奄美群島広域事務組合からの収録曲」はアレンジしてあるので、普通の島唄とはだいぶ違う。また、「マブリ」の演奏もジャンベやギターが入っており、島で三味線のみで唄われているのとは違うので、三味線だけの島唄が聴いてみたい方は、その他のところが良いと思う。
ただ、マブリのアレンジはへぇ~おもしろいなぁと思うし、マブリのところには歌詞とその意味が書いてあるので参考になる。

あとは喜界島の集落のものが多くて、こうなると私も聴いたことがないものばかり...これだけよく集められたものだなぁ!
それを無料で公開されているのがスゴイ。
その他、島唄だけでなく喜界島に関するその他の話題もたくさん載っている。

奄美大島でも、どなたかこんなサイトを開いて下さらないでしょうか...。


三味線 今年は...

2007-01-23 08:14:45 | 音楽
Shami今年も三味線のお稽古が始まった。

1週間に1回1時間、趣味に没頭できる時間だ。
昨年の4月に始めた奄美三味線も、10ヶ月目に入った。夫婦とも楽しくお稽古に通っている。

バチの持ち方もわからなかった昨年4月だったが、My三味線を買い、お稽古を重ねてなんとか弾けるものも増えてきた。

今年は発表会もあるので舞台に立たねばならない。合奏だとばかり思っていたら、お師匠は一人で舞台に立てとおっしゃる。その上、三味線だけでなく、唄も唄うことになりそうだ。ちょっと待って下さい、先生~!それだけはご勘弁を~ とお願いしたのだが、ニコニコして「大丈夫ですよ。」と軽くのたまう。

一大事である。
舞台で独りで唄うなんて、これまでの人生でやったことがない。

少し前なら、頑なに拒否したに違いないが、やってみることにした。
島唄のコンクールに出るわけでもないんだから、まぁいいか、と。そんなに大勢見に来るわけでもないだろうし。

最近色々な人の島唄を生やテレビで見るにつけ、考えも変わってきたのだ...。先日見たテレビでも、唄者の坪山豊さんが90歳過ぎのおじいちゃんと唄かけ(唄のかけあい)をしていたのだが、この90過ぎのおじいが有名な唄者である坪山さんとテレビカメラを前にして、臆することなく朗々と歌っている姿が清々しい。「うまく唄わないと」とか「人前で恥ずかしい」ということで頭がいっぱいだったが、ここはもう開き直ってやってみようかな。

それから、私の三味線の先生。この先生のおっしゃることならば、もうついていくしかない。

我がお師匠は、大正生まれだ。さすが、この時代の方なら、三味線も島唄も幼少の頃から身についているのだろう。
...なんて、思っていたら違った。昨年末にお話を伺ってびっくり!

先生が、三味線を始められたのは御年70歳の時だそうだ。70歳で、公民館講座の三味線教室からスタートしての島唄人生!こんな話を伺ったら、「今から始めるのは遅過ぎる」「この年からではとても無理」などと思うことなど、何一つ無い気がしてくる。

今、私が身近で最も尊敬している方である。

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さて、肝心の三味線。今、このくらい...↓↓↓
(クリックすると音が出る...はずです。)

   <追記>ここに音声を貼り付けていたのですが、パソコンの設定を変えてからうまくいかなくなってしまったため、削除しました。

前奏無しの超省略版です。(うまく聴けたでしょうか...ブログに音声を貼るの初めてなので)

9ヶ月くらいでこんなもんです。三味線・島唄愛好家の皆さんには申し訳ない出来ですみません。
特に飾り音の音色が汚い。タララララーとピアノでいうと「ターン」という装飾音をみたいに素早く弾いているところです。なーんか慌てちゃうんですよね。もっとお稽古を積んでから公開しようかとも考えたのですが、年月が経ってくると「そんなに稽古しても、こんなもん??」と思われてしまいそうなので、日の浅いうちに。
子供達が全員お風呂に入っている間の大慌ての録音でした~♪  
  ↑
 言い訳...(-o-)ゞ

今年の目標は、島唄のレパートリーを増やすことと、この飾り音を美しく入れること。何より、舞台度胸をつけることです。


「ねったぼ」(芋餅)づくり

2007-01-19 10:16:24 | 名前・地名・語源
P1180008先日作った「ナリムチ」。(※ナリチと書いていたが、奄美では餅は『ムチ』と発音するので、てふてふさんのサイトに習ってナリチに。)

お店で教えていただいた通り、昨日1月18日食べてみた。

写真は、ぶぶの木(リュウキュウエノキ)の枝からはずしたお餅。つける時は粘土みたいだったのが、当然カチンコチン。ぱらぱらと、意外と簡単にはずれるが、子供が思いっきりぎゅっとつけたところなどは諦めた...。
作ってみたのは、芋餅。さつまいもとお餅で作るお菓子。

この芋餅、鹿児島(本土)では「からいも餅」、「ねったぼ」、「ねったくり」など色々な呼び方があるようだ。
ネットでいくつか見たレシピを参考に、テキトーな自己流(^^;

P1180011 P1180012

まずは、さいのめに切って水にさらしたサツマイモをゆでる。塩を少々。
この間に、お餅の方は4日間埃をかぶっていたので、水で洗って電子レンジで少し柔らかくしておいた。

P1180013 P1180014 

お芋がやわらかくなったところに、先ほどのナチムチを入れて、弱火にかけたままつぶしてみたが、結構大変。

P1180015 P1180017

そこで、火からおろしてまたまた電子レンジのお世話になり、あとはひたすらつく。本当はすり鉢でやったらよかったのだろうが...

P1180019するとこんな状態に。
まさに、『ねったぼ』(練った棒)!








お店の人に教えてもらった奄美の「ヒキアゲ」とか「ヒキャッゲ」とかいうものは、この状態(よりもう少し餅をついて、完全に芋と混ざったかな?)と思われる。

「ヒッキャゲにして豚肉なんかと一緒に食べたもんですけどね、昔は...。」(←お店の方、談)だ。砂糖も加えず、主食としてして食べたのだろう。

奄美方言データベースに載っている『ヒキャゲぃ』の説明にも、『正月18日に食べる料理。boozbab(深い丸底の大鍋)でサトイモを煮、煮上がった所に餅を入れて更に弱火で煮ながらしゃもじでつき混ぜる。これを茶碗に盛り、ブタ肉の煮物と一緒に食べて祝う。』とあり、『粘り気が強く出て、箸ではさんで口に運ぼうとすると器まで一緒にくっついて来るというので「引上げ」の名がついたのだといわれている。』とある。

だがちょっと気になるのは、このデータベースには芋はサツマイモでなくサトイモと書いてあることだ。
先日ナチムチを買ったお店ではサツマイモって言ってたけどなぁ...
奄美でも、場所によって違うのだろうか。

それはさておき、『鍋の底の お焦げが できそうになった つこうとしたところがぞ うまい』とは。確かに、ちょっとこんがりしたところはおいしそう!電子レンジなんか使ってはダメだ。

だが、私はヒッキャゲでなく、芋餅を作っているからいいのであ~る (^^;;

P1180020あとは、さらについてお餅状になったら、丸めて、きなこをつけてできあがり!

いくつかネットで見たレシピでは、餅+芋に砂糖を加えているものもあったが、私は入れなかった。お芋の甘さで十分だったし、きなこの方に砂糖を混ぜたので。

Nettabo餅米だけでつくったお餅より柔らかいので、小さい子供が喉につまらせる心配もあまり無い。

パクッ!






奄美大島の地名「けんてーごっこ」

2007-01-17 16:51:49 | ブログ
<object width='171' height='216'><param name='allowScriptAccess' value='always' /><param name=FlashVars value='uname=FORTUNE&kid=274&title=奄美大島地名検定&try_count=97&pic=&date=07.01.17&total_point=10' /><param name='movie' value='http://www.kentei.cc/flash/ninteisho_tmpl_2.swf' /><embed src='http://www.kentei.cc/flash/ninteisho_tmpl_2.swf' FlashVars='uname=FORTUNE&kid=274&title=奄美大島地名検定&try_count=97&pic=&date=07.01.17&total_point=10' width='171' height='216' allowScriptAccess='always' type='application/x-shockwave-flash' /></object>

左側のサイドバー、「奄美のお天気」の下に「奄美の地名読み方クイズ」というブログパーツをつけました。
挑戦してみて下さい。
このブログパーツは、「あまみ便りblog」さんからいただきました。

けんてーごっこ」というサイトがあり、自分で検定クイズを作成してブログパーツとして貼り付けることができるそうです。
と、いうわけでこの問題はあまみ便りblogさんの作成されたものです。

この記事は、私の認定証になっていますが、1位になっているのは実はインチキ...
最初の挑戦では、2問間違えがあって、再挑戦の結果なのでした~(^^;

挑戦した後、解説のページに飛ぶと、それぞれの土地の簡単な説明もついていますヨ!





かんつめと岩加那

2007-01-16 10:35:28 | 奄美-あれこれ
~朝日新聞 1月13日「土曜 be」より~

先週末の朝日新聞、be on Sunday Entertainment (通称赤be)には驚いた。

1~2面はいつも「愛の旅人」と言って『■古今東西の名作、ベストセラーに描かれた男女の関係から、文人才人たちの夫婦愛まで、愛のかたちをたどる写真紀行』(←このシリーズの単行本のコピー。asahi.comより)なのだが、今回のテーマが奄美大島・宇検村(うけんそん)の「かんつめと岩加那」の物語だったのだ。

朝日新聞1月13日 赤be1,2面の記事全文は→こちら
バックナンバーを見るとわかる通り、これまでは架空の人物、実在の人物、いずれにせよ男女のうち少なくとも一人は全国的にも名の知れた人が多い。

にもかかわらず、今回は「かんつめと岩加那」。奄美の人以外で、かんつめのことを知っている人っているのだろうか...

唐突感がいなめなかったが、文を書いている人の名前を見て合点がいった。

Ws000004_1神谷裕司氏。
この方は、もちろん朝日新聞の方だが1994年4月から97年5月、奄美に赴任されていた時に奄美に魅せられ、「奄美、もっと知りたい」という本まで書かれた方だ。
1997年の本なので、もう10年前の情報が元になっているため、細かい点でずれてきていることも多いものの、新聞記者の方らしい無駄の無い文で、奄美の色々な分野のことをあれこれを教えてくれる、奄美初心者の私にはありがたい本のひとつ。

かんつめからたどる奄美の旅とは渋い。暗い物語であるけれど、美しい宇検村の風景とともに奄美の歴史・文化をたどれて通な旅となること請け合いかも...。

この記事を読んで真っ先に思い出したのは、以前このブログにいただいたコメント。
いつもコメントを下さる義志直さんが、このかんつめの物語の詳細とそれをテーマにした旅を提案して下さっている。

昨年4月に書いた奄美三味線の記事の中のコメントだ。でも記事そのものはかんつめとは全く関係ない下らないものだし、コメント欄も長いので、義志直さんのコメントについては→こちらのリンクからどうぞ。かんつめの物語についても、大変詳しく書かれている。ぜひ、ご覧下さい。

義志直さんが勧めて下さった「かんつめコース」は、
 ○名瀬⇒古仁屋⇒久慈⇒碑(峠)⇒名柄⇒名瀬(もちろん逆もOK)

まさに、今回の朝日新聞のコースのよう。

私はまだこのドライブに行っていない。もうすぐ教えていただいてから一年経ってしまうのに...。

朝日新聞のbe一面を飾っているのは、義志直さんもお薦めのティダヌウティマグレ(=日没)。さすが、やっぱりこの記事には、夕景ですよね!
今年はぜひこのドライブを実現させたいなぁ...。



(※話はずれるが、以前各新聞のHPは大抵トップページのみリンクが許されている状態だったと記憶しているが、少し前に南日本新聞が各記事へのリンクを許してくれているのを発見したし、今回朝日も色々条件はついているものの、OKになっていた。やっぱりネットで配信している以上こうでなくちゃ!...でも、メール連絡は面倒だわぁ、朝日さん。)




一番桜!

2007-01-15 18:43:20 | 奄美-自然
Sakura_2

今日は気持ちの良い天気だったので、もう咲いているという龍郷町秋名の緋寒桜(ヒカンザクラ)を見に行った。
てふてふさんtokorinさんのブログに、美しい写真が載っていたのでー。

Sakura2ご覧の通り、もう満開!


Sakura3

ただし、ご覧の通り、咲いているのはこの1本だけ。
なぜだか、この木は毎年いの一番に咲くそうで、あまのじゃくでとっても不思議な木。私とは結構気が合いそうなタイプ...(^^)



本茶峠にも寄ってみた。

Sakura4

こちらはまだ全然...
こんなふうに、蕾がほころんでいる木を探すのすら難しい。

Sakura5_1

でも、昨年同様、龍郷町の方から入って名瀬に抜ける方向で、名瀬に近くなるほど咲いている木が増えてきている。

これからは、奄美各地で緋寒桜が次々を咲き誇り、目を楽しませてくれる。

奄美の緋寒桜、沖縄よりも先に、奄美が開花宣言一番乗りだそうだ ^^  


ナリモチ (なり餅)

2007-01-14 23:45:55 | 名前・地名・語源
P1140005ここ数日、気になっているものがあった。

お店の窓際に、こうして置かれているフシギな木...


P1140006_1 P1140012

お正月の飾りかなぁ...と思ったりしたが、それだけがぽつねんと置いてあるところがほとんど。何だろ、これ...

...と、思っていたら、昨日夫の実家から荷物が届いた。鹿児島からだ。
果物などの他に、紅白のお餅によもぎ餅にあんころ餅、お餅だけでも色とりどり。そして、手紙が添えてあった。

Letter1月15日の小正月について、長女に解説してあるものだ。

『小さく切った、赤や白の「もち」を「小えだ」につきさし、家のかべや、おはかなどにかざりつけます。「メのモチ」とよんでいます。お米などの のうさくもつが 秋には一ぱいみのるように、そして みんなが この一年元気すごせるように 神さまに おねがいする 行事です。』

あー!これだ。これに違いない。なーるほどー!「メのモチ」っていうのだ。でも、鹿児島にいる時には気づかなかったし、教えてもらったこともない。今より観察眼がなかったのかなぁ。

すると、今日。

P1140002_2「ぶぶの木」とはまた聞いたこともない名前。しかも「なりもち」だ。奄美では「なりもち」と言うらしい。

それで、家に戻って色々検索してみた。

まどろっこしい展開で申し訳なかったけれど、あまみ便りblogさんにバッチリ説明されていた。
こちら

そして、今朝は南日本新聞に鹿児島のメノモチについての記事も載っていた。→こちら

...と、いうわけでこれは鹿児島ではメノモチ、奄美ではナリモチという同じ意味合いの行事だったのだ。はースッキリ!
ぶぶの木は、リュウキュウエノキというんだそうで。(なぜぶぶの木なんだろう?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、「ぶぶの木」を見たあと、この「ナリモチ」を売っているP1140007
店も発見したので覗いてみた。お店の中では、ちょうど女性二人がナリモチ製作の真っ最中。ここは引っ込み思案の私も、写真撮影の許可をいただくと共に、勇気を出して突撃インタビュー!

この時点では、まだネット検索していなかったので、根堀葉堀...「鹿児島の人?」と言われたので、「いえ、元々関東で」と言ったら「それじゃぁ知らないでしょうねぇ。」と大変親切に教えて下さった。

P1140011

まず、どうやってお餅を枝につけるのか。これは、まだ柔らかいお餅ゆえ、はさみで切ってお餅の粘りでぺたぺたと直接貼り付けるのみ。到って簡単!

でも気になったのは、その後のお餅。これ、この後どうするのですか?
「18日にお芋と混ぜて食べるのよ。ヒキアゲって言うの。」え?ヒキャゲ?ですか?ヒキアゲ?ヒッキャゲ?


※これについては、奄美便りblogさんが記事内でリンクされているが、『幕末奄美遠島生活』というブログに詳しく書かれている。(→こちら
こちらのブログは、幕末に奄美に島流しになり、「南島雑話」という本を記した名越左源太という人の日記「大島遠島録」を現代訳してある、とっても面白くてためになるブログだ。(しかし、私は最初から読んでいたので、まだ昨年11月の記事まで追いついていなかったー^^;)


お芋と混ぜて食べる、というのがよくわからなかったので聞いてみると、サツマイモとこのナリモチのお餅を混ぜて(餅米を入れると一層おいしい、とも教えて下さった。)ふかし、それをお餅のようについて食べるとのこと。「今はほとんどそうする人もいなくなりましたけどね。」とも。「えーとね、鹿児島も同じようにして食べるはずなんだけど、ヒキアゲとは言わないで何か別の言い方をするのよねぇ。」(今度義母に聞いてみようっと!)
  →(追記)「ねったぼ」でした。そうそう、聞いたことありました。

「昔はおかきにして食べたりもしましたよ。」それは簡単そう!

いずれにせよ、木に直接つけて汚くなってどうするんだろうなどと思っていたのだが...考えてみたら付ける前に木をササっときれいにして、後は食べる時に熱を加えてしまえばお腹は痛くならないわけだ。この話を聞いて密かに昨今の過度の清潔志向を反省してみたりもした。4日ぐらいなら、ホコリもそんなにはつかないだろうし。でもやはり気にする人もいて、「今はそうする人もほとんどいなくなった」のかな。



さて、そこまで聞いたらやらないわけにはいかない。

P1140013
日頃「食べ物で遊んではいけません。」と言われている娘達にとって、こんな楽しいことがあるだろうか。お餅をぺたぺたと、粘土みたいにしてくっつけていいのだ。



P1140021_2
完成!

ちょっと木の根元が無粋かもしれないけれど...

どうか今年一年、良い年でありますよう!







さて、あまみ便りblogさんでも、全国の似たような風習を紹介してありますが、このブログを読んで下さる全国の皆様、皆様の地域にも、似たような風習はありますか?ぜひ教えて下さいね!


【追記2008年1月14日】→2008年のナリムチはこちら





今年も鶏飯スタート!

2007-01-11 22:33:48 | 奄美-お店・食事
ひさ倉の鶏飯

Hisakura_3

東京から奄美への直行便の到着時刻は11:15。荷物が出てくるのを待ち、駐車場へ行き、龍郷町辺りまで走らせるとちょうどお昼!
今年も家族全員一致(多分長男も)で奄美での新年初食事は鶏飯(けいはん)!
昨年は夫の実家(鹿児島)への帰省だったが、このときもやはり空港からひさ倉へ寄っている。

『我が家の2006年奄美Lifeは、ひさ倉の鶏飯で始まりだ。』とは昨年のブログからだが、今年も全く同じ。なんだか進歩がないようだが、今年は写真を撮り忘れなかった分だけちと進歩^^

とにかく奄美を離れていて一番恋しくなる食べ物がこの鶏飯なのだ。そして空港からの道すがら、ちょうど良い場所にある...

Hisakura_2

具は向かって左側の奥から
  干したみかんの皮・干ししいたけ煮・紅しょうが・錦糸卵
  鶏ササミ・パパイア漬物千切り・あさつき  
  一番上に刻み海苔
基本の品々。

一緒に焼き鳥も。これがまたおいしい。
Hisakura_4

豚バラに砂肝と三角とモモ...だったかな。ま、お昼だしこのくらいで。

このひさ倉、昨年末お店が旧店舗のお隣に新しく建てられた。
Hisakura Hisakura_1

中の雰囲気は以前と変わらないが、店内が広くなって個室も(ふたつ?)あった。

こうして向かえた2007年奄美、食の部だが、帰省後初めて体重を計ってみると大変なことが起こっていた!
実家の母が、私達が帰省して以来こき使われて痩せてしまったらしいのだが、肉の空中移動が起きていたのだ。
母の減った肉は、すべて私についていた...orz  


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

(追記) 
以下の問題点は解決済みです。現在のひさ倉のおむつ替えスペースは5月5日の記事をご覧下さい。



さて、以下はおむつをつけた赤ちゃんのお話。おいしいお話で終わりたい方は以下は読まずに以上でストップお願いします。

今度のお店には、赤ちゃんのおむつ替えの台が設置されている。
これは非常に嬉しい...はずなのだが、設置されている場所が...
レジのすぐ後ろの見えるところなのがねぇ (-_-)
以前と違って、レジがお店の一番端なので、食べている人からはもちろん見えないけれど、支払いをしている人からは見える&もしかしたら臭いが...あれだけ離れていれば大丈夫かな?

お乳しか飲まない生まれたての赤ちゃんならまだ良いかもしれないが、1歳を過ぎておむつ台を使って「どうしても替えたい!」と思うのは大抵『大』の場合である。しかもお乳ばかりでなく、食べ物を食べるようになると、それなりにそれなりのそれなので、替える場所にはかなり気を遣う。

ここにおむつの台があるならば、堂々と替えても良いのだろうか。おむつ替えの台は大抵女子トイレの中にあることを思うと、この場所ならば男女共同参画できるのは大変良いのだけれど。
でも、やっぱり気がひけるなぁ...
小ならいいけど、大は、大は...。

ああ、ひさ倉さん、どうせならバリアフリートイレ&中におむつ台を設置して下されば...。
現実的な対応策として、「ついたて」があったらと思います、ハイ。