![Waidobushi Waidobushi](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/51/89dbd4fea5f4cdaf0c5fe8385a1daee2.jpg)
物悲しい島唄に比べて、アップテンポのこの曲は弾いていて楽しい!楽しい飲み会のBGMにも合いそう。
前からレパートリーのひとつにしたいと願っていた曲だったので、とても嬉しい。
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ワイド節は、徳之島の闘牛を歌った新民謡。
『新民謡』とは、一口で言うと昔ながらの島唄とは違い、昭和初期ころから作られたいわゆるご当地ソングといった感じの歌。年配の人にはなじみの深い田端義男が歌った「島育ち」などが有名で、普通は標準語の歌詞、曲調もああいった感じのものが多い。
しかし、このワイド節は、新民謡という範疇にはあって異色の存在で、いかにも民謡っぽい曲調で歌詞も島口(島の方言)で詠まれている。
今や徳之島だけでなく、奄美でも大変有名な曲で、昔からある島唄のひとつだと錯覚している人もいるという。音階的にアレンジしやすいのかネリヤ☆カナヤや、ピンポンズなどは、この歌をポップス調にアレンジしてCDに入れている。
白
ワイドワイド!で始まるワイド節。
曲名もカタカナで書かれているので、ワイド=Wide ??? ワイドって何?と最初はわからなかったが、「ワイド!」というのは闘牛には欠かせない掛け声なのだそうだ。徳之島の闘牛は、スペインの闘牛とは違い牛同士の戦いだ。自分の牛に向かって声援を送る時の言葉が「ワイド!!」勝負に勝ったったときにかける言葉も「ワイド!!」(...らしい。まだ自分で見たことはないのだが)
作曲は島唄の第一人者、坪山豊氏。
坪山氏が奄美大島の出身ということは知っていたので、てっきり作詞の中村民郎氏の方が徳之島の方だと思いきや、やはり奄美大島の大和村出身だそうだ。
へ~?!と思ってちょっと調べてみると、奄美大島にあるハンセン病の療養施設(和光園)に隔離された徳之島出身の人が、帰れない故郷を思って中村氏に闘牛の歌を作ることを頼んでできた歌がこのワイド節だそうで、調子の良い曲とはうらはらに、とても切ない背景があった。(詳しくは→こちら)
![Tsuboyama Tsuboyama](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/dc/860deb2e1ccc6c0c821371bbba998603.jpg)
まだ奄美歴1年ちょっとの私も三味線を習う前から聴いたことがあった。
-どこで??
奄美のダイエーでは、タイムサービスになるとこの坪山氏オリジナルのワイド節が流れるのだ♪
「ワイドワイド、ワイド、わきゃ牛ワイド!~♪」
なんだか知らないが鳴り物入りのこの威勢のいい曲、さあ、この歌が流れたらタイムサービス!!
闘牛よろしくあそこのコーナーに突進だっ。
と、いうことで、奄美に来た当初から知っていた。今でもこの曲、特に坪山氏バージョンが流れると、なんだかタイムサービスを目指す主婦魂が目を覚まし、そわそわしてしまう(^^;)
奄美のダイエーで、いつからタイムサービスにワイド節が採用されているのかは知らないが、私が鹿児島にいたころ、鹿児島のダイエーではタイムサービスといえば、「われらーのわれらのー、ダイエーホークスーーー♪」というホークスの応援歌だった。
そういえばホークスがダイエーでなくなってしまった今、奄美以外のダイエーではタイムサービスには何の曲がかかっているのだろう?
ワイド節が弾き語りできるようになれば,色んなお座敷に声がかかるようになるかもしれませんね ^^;
ダイエーにいくといつもワイド節が流れているので,購買意欲をそそるため流しているのかなぁとか,よく聞けば「毎度 毎度...♪」と唄ってるのかなぁとか思っていましたが,タイムサービスのテーマソングだったんですね。
知らず知らずのうちに,タイムサービス時を狙って体がダイエーに向いていたとは,我ながら驚きです!
坪山豊さん,本職の船大工としての講演も沢山やっておられますね。
是非,一度,(市民講座等で)お話を伺ってみたいと思いますが,なかなか機会がありません。
屋仁川で時々見かけるという噂も聞きます(たしか下戸のはずなのですが)。
それにしても,武下和平さんと並んで島唄の生き神のような方と町ですれ違うかもしれないと思うだけで,ドキドキしません?
でもこのワイド節、こっちでも流してもらえないかなあ・・・・。そうしたら勢いで牛肉買ってしまいそう。
いい曲紹介してもらいました。どうもです。<(_ _)>
ワイド節も明も暗も含めて歴史を感じます。徳之島ってのがまたいいですね。あらあらしくて。
試聴も時間あるときにしてみます。
>ダイエーにいくといつもワイド節が流れているので,
私はいつもチビ連れで、なるべく昼間の空いている時間を狙って行っているので、ワイド節にはあまりお目にかからないのですが、もしかしたら夕方や土日などの混雑時には、タイムサービスに関係なく「購買意欲をそそるため」流れているのかもしれません。確認したわけではないので...すみません。
私もはじめのころは「毎度毎度~」と思いました(^^)
坪山さんは子供向けも含め、講座が多いようなので、来年はぜひ家族の誰かしら受け(させ)たいと思っています。
島に来る前には知らなかった人なのに、今では本当に町ですれ違ったりしたら、すごく興奮しそうです。
★Wood Eightのマスターさん★
このワイド節は、ノリノリの曲ですが、奄美の島唄は、普通は沖縄のとはまた全然違って物悲しい系統が多いのです。機会があればぜひ他の唄も聴いてみて下さいね。
三味線の音はいいですね~やはり津軽なんかの勢いのいい音を聞くと、あんなふうに弾けたらいいなと思います。
★茨狼さん★
三味線も知っている曲を弾くとなると、楽しさ倍増です。
徳之島は政争のイメージがあるのかもしれませんが、とっても良い島だそうですよ。
この闘牛は、これまた激しそうですが。
一度は見てみたいものです。毎年GWにやっているんですよ~
ついでにチヂンもそろえたり・・・
管理人さんの三味線も徳之島製です。(正確には
徳之島で組み立てられた物です。)徳之島で買うより、阿世知さんとこで買ったほうが安いです。
ちなみに同じ棹なら沖縄ではもっと安いですが、皮の張りはそこまで張っていません。
ようこそ、コメントありがとうございます。そうなのですか、これ徳之島製なのですか!!びっくりしました。竿の原料か何かがあるのでしょうか?
チヂンもとても欲しいと思ってます。きっと奄美にいるうちに買ってしまうと思います。
まだ島唄を聴きこなしておらず、始めたばかりの三味線にすら追いついていない状態です。これから勉強したいと思っています。永さんのは試聴できたので、早速聴いてみました。女性が唄ってもいいですねぇ。築地さんのもぜひ聴いてみたいと思います。
また色々教えていただけたらと思います。よろしくお願いします!
チヂンは県内生産です。選び方も難しいです。
早速のお返事ありがとうございます!
ひとつの三味線を作るのに、あちらこちらから仕入れたり組み立てたりされているんですねぇ。
チヂン作りは前にテレビで見たことがあります。(その時のことを記事にしたことがありました→こちら)これもやはり選び方が難しいほど色々あるとは、奥が深いのですね。実際に買う段になったら、三味線の先生や、お店の人に聞くしかないですかねぇ...
阿世知さんで売っている物は胴は厚く皮は牛(白)か馬(茶)です。淵は紐です。
三味線の先生もご存知ないと思いますし、三味線屋さんも自分の商品を売りたいですよね。
丈夫さをとるか軽さをとるか音は好み・・・
胴は楠ノ木よりセンダンの方が乾燥してて変形しにくいです。
マニアックですみません。
以前チヂンを作ってたもので・・・
なるほどー。同じように見えても、皮の動物からして違うわけですね。
まだ自分でたたいたことすらない私には、好みの音を探すまで時間がかかりそうです。
ただ、
>胴は楠ノ木よりセンダンの方が乾燥してて変形しにくいです
これは参考になりますね!お店の人に材質を聞けばいいですもんね。
チヂンを作っていらしたとはすごい。そういう技、素晴らしいです。