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machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

世論について

2008-01-20 | Weblog
最近は政治家が低俗な討論番組に出るようになった。
日本では世論が大きな力を持っていることが知られるようになったからだろう。
政府は常に世論の動きを注目している。北朝鮮拉致家族の帰国の際、北朝鮮との約束は一時帰国だったが日本政府は世論に負けて北朝鮮との約束を破って蓮池さんらを留めた。

グッドウィルやホリエモン事件も法律的には問題が無いのに世論によって後押しされた検察や裁判所が強権を発動した。オウム事件の判決も厳しすぎた。古い話だが田中角栄のロッキード事件も操作された世論に押された法律を曲げた非常識なものだった。

それほど日本では世論が強い。単一民族で島国だから文化が熟成されて出来上がった常識が文字である法律より優位に立っている。一昨年自民党の中川昭一が北朝鮮の核ミサイルに対抗して非核三原則を見直そうかという発言をテレビでしたら、ライス国務長官が急遽来日し核の傘は万全だと言いに来たり、中国の外務大臣が北朝鮮に核実験を自粛するように奔走した。日本の世論が盛り上がることを恐れ、おそらくマスコミにも手を回しているだろう。

日本では世論が力を持っているから、法律は力が無い。憲法九条がそのままでも改正されても日本が軍備をもつかどうかに何の影響力も無い。いままでは禁止されていても持っていたわけだし、持って良いと改正されても増強されるわけではない。世論しだい。
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