飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
古代から近代へと時空を越えた旅をします。
「リンクメニュー」(分類別目次)機能付。

万葉歌碑マップ探訪:橿原市 香久山、万葉の森 万葉歌碑群

2011年12月15日 | 万葉歌碑マップ 探訪

(万葉の森 位置図:クリックすると拡大表示します)

 香久山の入り口にある森林公園で、1981年第32回全国植樹祭記念事業の一環として整備された森。
天香具山の東側中腹から麓一帯にかけて広がっている。森林内には様々な植物の展示園があり、万葉集に詠まれた万葉植物が73種植栽されている。
散策路を歩くと、両脇に万葉歌碑が点在しており、全部で9基あり、大半の歌碑は白壁の土塀に囲まれて建っている。
万葉歌は樹木に関する歌で、歌碑のわきに歌に詠まれた樹木が植えられている。
藤原京跡からみると香久山の裏尾根にあたり道路も奥まったところにあるため、認知度が低く訪れる人は少ないようだ。
かなり広い場所で、今回は急ぎ足で回ったが、桜咲く頃や紅葉の頃にゆっくり散策したいところだ。(2011/11/14)


万葉の森 入口


散策路わきに万葉歌碑が点在している


1.つつじ
 水伝ふ 礒の浦廻の 岩つつじ
 茂く咲く道を またも見むかも (巻2-185)草壁皇子の舎人 →詳細は万葉アルバム


2.はぎ
 高円の 野辺の秋萩 いたづらに
 咲きか散るらむ 見る人なしに (巻2-231)笠金村 →詳細は万葉アルバム


3.つるばみ
 紅は うつろふものぞ 橡の 
 なれにし衣に なほしかめやも (巻18-4109)大伴家持 →詳細は万葉アルバム


4.うめ
 我が園に 梅の花散る ひさかたの
 天より雪の 流れ来るかも (巻5-822)大伴旅人 →詳細は万葉アルバム


5.ひさぎ
 ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生ふる
 清き川原に 千鳥しば鳴く (巻6-925)山部赤人 →詳細は万葉アルバム


6.うのはな
 ほととぎす 鳴く声聞くや 卯の花の
 咲き散る岡に 葛引く娘子 (巻10-1942)作者未詳 →詳細は万葉アルバム


7.あふち
 妹が見し 楝の花は 散りぬべし
 我が泣く涙 いまだ干なくに (巻5-798)山上憶良 →詳細は万葉アルバム


8.ひのき
 いにしへに ありけむ人も 我がごとか
 三輪の桧原に かざし折りけむ (巻7-1118)柿本人麻呂歌集 →詳細は万葉アルバム


9.すもも
 吾が園の 李の花か 庭に散る
 はだれのいまだ 残りたるかも (巻19-4140)大伴家持 →詳細は万葉アルバム

最新の画像もっと見る

コメントを投稿