今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

グルっとまるごと栄村100kmサイクリング(4)

2010-08-13 00:24:39 | その他諸々
リスタートしたはいいが、小赤沢CPを出たらいきなり急な登り。まだコースは残り半分あるというのに、この疲労は何だ。登りがちょっと緩くなったところで妙に目立つ店がある。焼だんごがうまそうなので思わず立ち寄る。


「抜群のうまさ」と書いてあるが、確かにうまい焼だんご。たれにえごまの粒が見えたので聞いてみたら、「11種類入ってる」と言う。残り10種類は... 考える元気がない。とち餅大福も食べてみたら、ちょっと癖のある味だがそれがまたおいしい。だんごは持ち運びが難しそうだが大福は持って帰れそうなので、家へのお土産に買い込む。のだが、折角食べて減らした負担重量をまた増やしてしまった。


少し走ると川に向かって急な下り。どうせ橋を渡ったら登り返さなければならないのは見えているので、非常に損した気分だ。追い抜いていくスタッフの車から「楽しそうに走ってますね」と声がかかる。確かに楽しいけれど、かなりへろへろで空元気もあまり残っていない。

五宝木トンネルとその先の峠と、2つの大きな登りは、何とかインナーローで脚に負担をかけないペースで登り切った。というか、何故かつらさを感じないところで脚がくるくる回ってくれた。レースでは遅遅のペースなのだが、長距離を走るには、私にとっては無理のない登りのペースなのかも知れない。

北野天満CPを過ぎて急な坂を一つ二つ登ると、田んぼの中の緩いアップダウンの道になった。このコースの中で唯一の平地らしい平地だった。なかなかいい風景で写真を撮らなかったのが非常に悔やまれる。

途中、こんな看板が見えた。どこがスキー場なのかいまいちわからなかったのだが、はっきり見えていなかったことが却って幸いだったのかも知れない。


大久保・菅沢CPで最後の補給。茹でたジャガイモとカボチャが非常においしく、何個も食べた。どちらも疲れた身体を癒す効果があるような感じがした。スタッフの「あと30人くらいかなあ」という声がした。え? そんなに遅いのか? 小赤沢CPを出るとき、そこにはもっと自転車が居たような気がしたのだが。まあ、スタート順も遅かったから、自分のスタート順をそのまま維持して走っていると言えばそれまでなのだが。

そこからは残り約10km。あとスキー場への登りが最後の大きな登りになりそうだ。青倉CPのタイムリミットには30分間に合わなかった。たかが30分、されど30分。青倉CPらしきものは、その気配もなかった。スタートしたときには考えてもいなかったが、スタート直後に下った坂道が、最後の最後に私をいじめた。そしてスタート地点に戻ってきた。完走メダルを首にかけられ、抽選箱からくじを引いたら「栄村の野菜セット」。中身はキュウリ、ズッキーニ、インゲン、トウモロコシなど。おおー、抽選の商品としては、非常にいいものを貰ってしまったではないか。しかし、疲れた。しばらくぼーっと過ごしていたが、もう終わってしまったのか閉会式らしきものの気配もないので、帰り道につくことにした。

帰りは眠気が危惧されたが、強い眠気に襲われることもなく家についた。ちょうど常念岳に日が沈むところだった。


また参加するか、と聞かれたら、機会があれば参加したい、と答えるだろう。来年は追加エントリーではなく、本エントリーの期間に申し込めるようにしておきたいところだ。