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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

福岡市美術館特別展「富野由悠季の世界-ガンダム、イデオン、そして今」

2019年07月27日 | アート・文化

「機動戦士ガンダム」シリーズの監督として有名な富野由悠季さんの特別展に行ってきました。

福岡市美術館のサイトでこの特別展の紹介を見ると、「『機動戦士ガンダム』(1979年)、『ガンダムGのレコンギスタ』(2014年)などの「ガンダム」シリーズの他、『伝説巨神イデオン』(1980年)、『聖戦士ダンバイン』(1983年)といった数多くのオリジナルアニメーションの総監督を務め、、、」とありますが、子どもの頃観た「機動戦士ガンダム」しか分かりません。(笑)

富野さんの出発点は、手塚治虫さんの「虫プロダクション」に入社して「鉄腕アトム」制作に携わったところからだそうです。

 

福岡の今日の最高気温は何度だったか分かりませんが、暑さを避けて16時頃に最寄り駅の大濠公園駅に着きましたが、暑い!

(夏の雲です。)

大濠公園の池には藻が大繁殖していました。

(水面に雲が映って藻が見えませんが。)

毎年8月に開催されていた花火大会も昨年で終了、今年からは、ひまわり畑も踏み荒らされることはないでしょう。

(元気に咲いています。)

ひまわり畑はここだけでなく、大濠公園の花壇にたくさんあって、1区画ごとに「ひまわりの水」と大きなシールが貼られた大型ポリバケツ(蓋付きのゴミ箱で使われるやつ)が置いてあり、散歩に来た親子連れがボランティアで水をやっていました。

10分も歩かないのですが、汗だくになる頃、到着。

この暑さのせいでしょうか、外には誰もいません。

(人気の撮影スポットもこの状況。)

館内は冷房がきちんときいていてホッとします。

特別展示室前のここだけが撮影可。

(「無敵鋼人ダイターン3」という1978年に放映された作品、、、分かりません。(笑))

ガンダムシリーズの展示が中心ですが、富野さんの作品の設定、絵コンテ、セル画などマニア垂涎の数々が所狭しと展示されています。

私は最初のガンダムしか正直興味が湧きませんでしたが、何が魅力なのか。

例えば、スペースコロニーは、富野さんの問題意識、いつか環境汚染や人口爆発などで地球に住み続けなくなることを投影したもの、など、当時の社会課題への深い洞察が随所に具現化された世界観がベースにあるからのように感じました。

昨今の深夜アニメの風潮、❝転生もの❞、❝アイドルもの❞などとはモノが違う気がします。(例外もありますが。)

「機動戦士ガンダム」のコーナー、マニアな雰囲気の方々で圧倒的に大盛況でした。

 

ところで、大濠公園を歩いて気付いたこと、、、あれだけいた観光客がほとんどいない。

暑さのせいか、日韓関係のせいか分かりませんが、久々に静かでゆったりした雰囲気の中、歩きました。


九州国立博物館「特別展 室町将軍-戦乱と美の足利十五代-」

2019年07月13日 | アート・文化

九州国立博物館の特別展、「室町将軍-戦乱と美の足利十五代-」に行ってきました。

足利尊氏の墓所である、京都の「等持院」の収蔵品を中心に、将軍15代の時代の時系列で分かりやすく展示されています。

国宝、重文も数多く出展されています。

最近よくあるアニメとのコラボもやっています。

(ネットより拝借。)

これは、国宝「太刀 銘 長光(大般若長光)」(鎌倉時代13世紀、東京国立博物館所蔵)ですね。

もちろん、コラボはネット中心ですので、リアルの特別展については、その文化的重厚さを損ねることは全くありません。

 

最後の大きなスペースで半円状に展示されている、15代将軍の木像?塑像?勢ぞろいは圧巻です。

室町時代は、続く戦国時代、江戸時代の文化・芸術の基礎が出現した、とても意味のある時代だそうです。

 

ちなみに、「あなたが歴史の教科書で習った、足利尊氏の像はどっち?」でみなさんの年代が分かります。(笑)

(ネットより拝借。)

左:「騎馬武者像」(南北朝時代14世紀、京都国立博物館所蔵)、右:「足利尊氏像」(南北朝〜室町時代 14〜15世紀、浄土寺(広島))。

私は「左」でした。(笑)

8月11日までなら2つの像が同時に展示されています。


博多座「三婆」 / 中洲川端「とりまぶし」

2019年07月07日 | アート・文化

妻が来福中。

博多座に「三婆」を観に行きました。

ストーリーも勉強せずに当日を迎えてしまいましたが、シンプルで分かりやすかったです。

それゆえ、三人の主役の個性的な演技をより楽しむことができました、、、役者さんってすごいですね。

特に、渡辺えりさんの❝怪演❞は強烈でした。(笑)

 

博多の街は「山笠」モード。

博多座までは櫛田神社、川端商店街を通って散歩がてら歩きます。

15日の早朝4時59分にご清道に❝突入❞してくる「櫛田入り」の桟敷席ももう完成しているようです。

一昨年、この桟敷席で観覧させていただきました。)

このあたりから川端商店街に入って飾り山を見ながら歩こうかと思ったら、博多小学校の「子供山笠」に出会いました。

(「見送り」=進行方向の後ろ。)

台に上がっているのも子ども、山を舁いているのも子ども、でも迫力はなかなかのものです。

さすがに山の重量のため引きずっていましたが。

(「表」=進行方向正面。)

台に上がっている子どもたち、最高の笑顔でした。(山を舁いている子どもたちは必死の形相でした。)

安全第一、大人たちは楽しく安全な進行に真剣そのものでした。

博多の伝統・文化、人間関係、礼儀などがこうやって受け継がれていきます。

 

川端商店街の飾り山はどれも豪華で勇壮、写真を撮っている人がたくさんいました。

商店街を抜けると、博多座はすぐ。

博多座、演目がテンポよく変わりますし、交通至便、予約も東京ほど混み合わずで、1人での観劇も大いにあり、です。(まだ1人で来たことはありませんが。)

 

第三幕まである「三婆」を20時前まで観劇して、遅めの食事へ。

予約時刻まで少しあったので、涼しい街を「水上公園」まで行ってみました。

(「bills」と「星期菜」。)

あえてライトアップされていない屋上にはカップルの姿がちらほら。

もちろん、私たちは屋上には上らず、お店へ。

「モヤモヤさまぁ〜ず」でも紹介されたお店で、私が鶏好きということで予約してみました。

予約で満席らしいですが、予約なしのお客さんがひっきりなしにやってきます、もう21時前なのに。

私たちは1階のカウンター、焼き台の真ん前で。

(ネットより拝借。)

予約は必ずコースを注文しなければいけません、「水炊きととりまぶしのセット」を。

水炊きから出てきます。

ブランド鶏「華味鶏」(はなみどり)使用、出て来る時にはもう食べることができる状態。

鶏はこれまでにないくらい大ぶりのカットですが、クオリティがすごくいいと思います。

「とりまぶし」オリジナルの「橙ポン酢」をたっぷり入れて、スープとともに味わいます。

水炊きでかなりお腹が膨れたところで、〆の位置付けで、「とりまぶし」が登場。

1杯目はそのまま(わさびが合う)、2杯目はお好みの薬味を入れて、3杯目は水炊きのスープを入れていただきます。

(薬味の数が多すぎ。(笑))

オプションで、玉子を落として4杯目、というのもあります。

お腹いっぱいです。

最後のデザートは、「凍ったあまおう」。

ごちそうさまでした。

飲み物を1杯ずつ飲んで2人で約7000円。

博多では微妙なお値段ですが、東京ならコスパフォ抜群、というところでしょうか。

水炊きも「とりまぶし」もとても美味しいですが、カウンター席、ちょっと落ち着かない。

ということで、大行列覚悟なら、ランチがおススメかな。


福岡市博物館「ジブリの大博覧会」 / 天神「眞」

2019年06月15日 | アート・文化

荒天のためゴルフが中止になりました。

このところ慌ただしい毎日だったので、いい休養になりました。(お天気なら爽やかでリフレッシュできたでしょうね。)

とはいえ、朝からスーツを着てちょっとした所用を済ませて、帰宅後、勢いもそのままに外出。

福岡市博物館でラスト約1週間の「ジブリの大博覧会」に行ってきました。

いつもはバスで行くのですが、早く到着するために地下鉄で行って、西新駅から歩きました。

(開催期間は6/23まで。)

雨がずっと降っています。

開催期間中の土日はあと2回だからでしょうか、随分と混んでいます。

(オープン前から行列です。)

入口で会場内MAPをもらいますが、とにかく大混雑。

一ヶ所を除いて撮影禁止。

入場すると、いきなりバーカウンターでトトロがお出迎え。

誰でも知っているキャラの数々のリアル物、誰でも見たことがある映画ポスター、誰でも思い浮かべることができるあのシーンの絵コンテや原画などなど、大人でもワクワクする物でいっぱい。

唯一の写真撮影OKの「ねこバス」は大人気。

(行き先が「ふくおか」になっていますよ。)

中に乗り込めるので、子どもたちが窓から顔を出して記念撮影、、、が延々と続いていました。

個人的に一番グッと来たのは、「王蟲(オーム)」のエリア。

(許可されたサイトより拝借。)

この「王蟲」、人間の大人よりも圧倒的に大きいですが、例の子どものオームでしょうね。

まぁ、子どもにしてこの大きさと迫力ですから、大人のオームが突進してきたら即死だろうなぁ、を実感して、妙にリアルに怖かった。(笑)

子どもたち=家族が滞留している「ねこバス」エリアを過ぎると、少し空きましたので、ささっと見て退場。

上から見ると、混雑は更に拡大していました。

(右側が待ち行列で、外にまで続いています。2階に上がってもまだまだ行列は続きます。)

吹き抜けのロビーのど真ん中にあるのは、「天空の城ラピュタ」に出てくる飛行船で、上下に動いています。

(1階にて撮影。)

個人的には、「ハウルの動く城」の展示の方が嬉しかったかな。(すみません。)

グッズショップもそこそこ充実していました。

(買いました。もちろん、自分用ではありません。(笑))

こんなに混雑した福岡市博物館は初めてでした。

ジブリ人気、おそるべし。

これだけの混雑、「ビニル傘、無くなっているだろうなぁ。」と傘立てに行くと、ちゃんとありました。

 

さて、ちょっと早めのランチに、「ここの焼き鯖が一番うまい!」と教えてもらった、天神の「眞」(まこと)へ。

アクロス福岡の道路向かい、水鏡天満宮の横の路地にあります。

この路地です。

(看板の右列下から3番目、「食事と酒処 眞」とあります。)

11時開店の10分程前に着きましたが、そこそこの行列。

(開店直後の❝第一団❞が入店したので行列が随分と進みました。)

カウンター席の一番端に座ると、店名の「眞」(まこと)の意味(?)が書かれている額がありました。

(「眞の字義」。)

難しくてあまり理解できませんでしたが、一文を抜粋すると、「極言すれば宇宙大自然の神霊神氣は此の一字に含味されるのであります。」とのこと。

メニューは一種類のみなので、注文を聞くというプロセスはありません。

来ました、「鯖の一枚焼き定食」。

一枚焼きというだけあって、大きくて肉厚。

もちろん、評判に違わない美味しさです、来てよかったぁ。

「眞」では、鯖の一番の旬の時に一年分の鯖を仕入れて冷凍、年中最高の味の鯖を出しているそうです。

あまりの美味しさに、ご飯をおかわりしました。

ごちそうさまでした。

「鯖の一枚焼き定食」、900円、お昼は11時から14時まで。おススメです!

 

そうそう、会計を済ませて店を出ると、別府の一人旅の時に買ったビニル傘が無くなっていました。

新しい使用人に大事に使ってもらえるといいですね。(帰路、雨に少し濡れましたが大丈夫でした。)


祝 御鎮座1000年

2019年05月19日 | アート・文化

偶然にも知ることができましたが、以前妻と糸島の「僧伽小野」に泊まりに行った際にお参りさせていただいた、「生松天神社」が、平成から令和への御代替わりの今年、御鎮座1000年を迎え、神事が行われるそうです。

(2018年5月5日撮影。)

ちょっと縁起を調べてみました。

「後一条天皇寛仁3年」=1019年の5月6日、刀伊の入寇(大陸から女真族?が当地糸島の船越に襲来)があった際、賊船を弓矢で一斉射撃、撃退したそうです。

(当時の海岸線とは景色も変わったと思いますが、このあたりでしょうか。2018年5月5日撮影。)

それを機に、船越の海岸沿いに、賊徒退散の祈願社として勧請し、その後、文政6年(1823年)に今の地に遷座されたそうです。

今も毎年12月15日の例祭では、当番の家が持ち回りで、「たず」の弓に白羽の矢を作って奉献することが続けられているそうです。

(昨年いただいた御朱印。)

昔から日本の防衛の最前線であった九州の当地、元寇のほかにも様々な出来事があったことを学びました。

それにしても、1000年、、、糸島という大自然の土地と相まって、スケールの大きさを感じます。


「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」

2019年05月18日 | アート・文化

いわさきちひろ(岩崎知弘)さんの展示会に行ってきました。

展示会のタイトルにもなっている「いわさきちひろ、絵描きです。」のフレーズは、ちひろさんが将来の伴侶(夫)になる人に自己紹介をした時のものだそうです。

展覧会では、ちひろさんの幼少期から私たちのよく知っている画風で人気画家になるまでの歴史を作品とともに紹介しています。

個人の見方ですが、私は画風の変遷よりもちひろさんの社会的活動履歴に惹かれました。

それにしてもいい絵ですね。

そして、「福岡アジア美術館」の20周年記念、おめでとうございます。

博多座の隣のほどよい美術館、これからもずっと活躍してほしいですね。


2019「博多どんたく」

2019年05月06日 | アート・文化

5月3日、今年も快晴に恵まれました。

「博多どんたく」、大いに楽しみました!

今年の祭のサブタイトルは、「祝うたァ!! 令和元年 博多松囃子(まつばやし)840年」。

博多どんたくの始まりと言われる「博多松囃子」からもう840年なんですね。

今年は昨年に比べると沿道の観客がめちゃめちゃ多く感じましたが、初日の人出は120万人、全体では200万人を予想しているそうです。

 

スタッフのみなさん、参加されたみなさん、お疲れ様でした!


レストラン「プルヌス」(福岡市美術館)

2019年05月02日 | アート・文化

GWも折り返し、早いですねぇ。

今日は、妻と「福岡市美術館」に行ってきました。

私は3月の「リニューアルオープン記念展」に来ましたので再訪ですが、今日は時間を気にせずゆっくりと。

草間彌生さんの「南瓜」は相変わらずの人気でしたが、初夏の新緑を背景に前回とはまた異なる味わいになりますね。

(モザイクかけていますが、若い親子3人の笑顔がすごく素敵でした。)

ヘタ部分のアップ。

(見飽きないから不思議です。)

ランチは2階のレストラン「プルヌス」(ホテルニューオータニ運営)にしようと決めていましたが、「現在、20組待ちです。」とのことでしたので、エントリーしておいてゆっくり館内を鑑賞しました。

1時間強経過してレストランに戻ってみると、「あと3組目です。」、ちょうどいいタイミングでした。

妻は、レストラン特製カレー。

私は、「ミュージアムランチ」。

(鶏のムネ肉だと思います。超ヘルシー。)

美術館と地下鉄大濠公園駅の間はちょうどいい散歩コース。

大濠公園のスワンは待ち時間なしで乗れそうでしたが、2人とも若かりし頃の脚力もないだろうということで自重。(笑)

 

明日は「博多どんたく」、晴れで暑くなる予報です。

楽しく踊りましょう!


「めんたいぴりり」(博多座版)

2019年04月17日 | アート・文化

博多座で「めんたいぴりり」を観劇しました。

今年1月に映画版の「めんたいぴりり」を観ましたが、舞台は舞台ですごく良かったです。

ストーリーは映画版をベースにしていますが、もはや❝舞台オリジナル❞と言っても過言ではない出来栄えです。

特にラストシーンは感動的。

「めんたいぴりり」(博多座版)、おススメです。

 

博多座2階のエントランスエリア。

(この看板の前で記念撮影されている方がいっぱい。)

博多座のロビーには、舞台のセッティングが再現されています。

右側面より。

驚くほどの精巧さで、❝入店❞してあれこれ見ていると懐かしいやら楽しいやら。

もっとも、時代は昭和34年ですから、記憶にあるはずもないのですが。

入場すれば、お馴染みの売店フロア。

小松政夫さん演じる「丸尾老人」(元博多人形師)が舞台で使った「なかよし(夫婦)」という博多人形のレプリカを限定15体で販売していました。

お値段は2万円弱と結構なものでしたが。

 

「めんたいぴりり」(博多座版)、掛け値なしの素晴らしい感動的舞台でした。

博多大吉さんも映像で出演していますよぉ~。(「博多華丸・大吉28周年記念公演」)


「のまんじゅう」 / 「壺屋焼」

2019年04月09日 | アート・文化

沖縄に出張してきました。

仕事の前に少し時間がありましたので、休憩させていただいた時、沖縄の昔からのおまんじゅう、「のまんじゅう」(ぎぼまんじゅう)をいただきました。

写真右側のおまんじゅうですが、切り分けられる前はこちら、まさに「の」の字が食紅で書かれています。

どうやら「の」は「のし」の意味らしく、御祝い事に使われるそうです。

(ネットより拝借。)

まんじゅうの下に敷かれているこの葉っぱは、すごくいい香りがする「月桃」(げっとう)の葉。

もう半袖のかりゆしがありがたい、暑くなってきた沖縄でのひと時でした。

 

そして、実物を見たかった、この部屋にある、こちらのプレート。

琉球ガラスですが、角度によって美しく色が変化します。

地元の民謡大会の上位入賞の証だけあって、素晴らしいプレートでした。

 

このプレート以外にも素晴らしい陶器の作品が飾られていますが、それは、沖縄の焼物「やちむん」。

「のまんじゅう」と一緒に出していただいたコーヒーカップのセットも「やちむん」。

翌日の帰路、那覇空港に少し早く着いたので搭乗を待つ間に売店をうろうろしていると、こちらの本を発見し購入。

倉成多郎さん著「壺屋焼入門」。

沖縄を代表する「やちむん」のひとつ、壺屋焼の歴史の始まりから現代までの解説、壺屋焼の作り方、壺屋の歩き方(壺屋やちむん通りの散策)、がその内容。

この本の一つの項として、人間国宝「金城次郎」さんの項がありました。

線彫の2匹の魚文が特徴ですが、前述の部屋に飾られている作品(壺)にも2匹の魚が彫られていますが、「何だろう?」とずっと気になっていました。

(この本の巻頭の写真より。)

飛行機に乗っている間に完読したところ、答えがこの本に書かれていました、、、金城さん、「沖縄は島国で周囲が海だから、海の生活をテーマにしようと思った。」と、とあるインタビューで答えていたそうです。

「金城さんの魚は笑っている。」と評された、トレードマークの生き生きとした線彫の魚文。

この本で壺屋焼について少し知識を得たので、次に❝部屋❞におじゃまする時は、じっくりと壺を拝見しようと思いました。

それとともに、那覇市の壺屋やちむん通りを散策してみたくなりました。

 

さて、今回の出張あれこれ。

ホテルは最近ほぼ常宿にしているこちら。

(大分駅前のような展望風呂はありませんが、快適です。)

部屋からはこの眺望。

(既に冷房を入れないと暑くてたいへんです。)

ロビーは解放感抜群。

(よくある観光パンフなど、ほとんど何も置かずにシンプルです。)

仕事後の懇親会の後、❝〆のステーキ❞ならぬ、二次会はステーキハウス。

ご一緒した方々と小ぢんまりとした個室で、目の前の鉄板でシェフが焼いてサーブしてくれます。

(右上の付け合わせは、島豆腐を焼いたもの。)

思わぬスイーツ談議で盛り上がりました。(笑)

みなさん、ありがとうございました!

 

翌朝起きたら、ちょうど日の出。

充実した朝食(沖縄料理のブッフェ)をいただいてチェックアウト、那覇空港へはモノレールの「ゆいレール」を使ってみました。

(「美栄橋駅」。)

ICカードは沖縄の「OKICA」しか使えませんので、切符を購入。

自動改札で切符を入れる所が分からずキョロキョロしていると、駅員さんが「バーコードをそこにかざしてください」。

要は、飛行機のバーコードと同じ方法ですね。

「県庁前駅」まではまさかの超満員電車、ゆいレールがなくてはならない交通手段になっていることを身をもって知りました。(笑)

そして、那覇空港にゆとりをもって到着し、前述の「壺屋焼入門」の購入となりました。

 

今回感動したことのひとつ、職場の方々が作ったくす玉。

私がサラリーマン人生で見た中で最もクオリティーの高い手作りくす玉でした。

内側の処理の仕方など、細部も手を抜かない作り。

琉球ガラスや壺屋焼など素晴らしい民芸のお土地柄、職人気質のためでしょうか、その仕上がりにしばし感心して眺めていました。

もちろん、本日不在のご本人に内緒でビデオで流された、「二見情話大会」でのTYMさんの演奏・歌謡も素晴らしかったです!