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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

別府散策

2018年09月28日 | まち歩き

9月に2回ある三連休の後半の三連休最終日、翌日朝一番から大分で仕事があるので、前日に大分に入り、別府を散策してきました。

全国的にも有名な別府ですが、私は初めての散策です。

 

揺れる特急で有名な「ソニック」がまだ走っていない早朝、宮崎空港行きの「にちりん」に乗車。

別府を満喫しようと、以前大分に出張した時にもらっておいた❝散策マップ❞で予習。

(事前にネットでもかなり勉強済み。)

そうこうしているうちに大分駅に到着。

まずはホテルに荷物を預けて、在来線で大分から別府へ移動。(15分ほどです。)

(あいにくの雨。)

別府駅に着くと、駅ホームで既に硫黄臭というか温泉の香りが漂っています。

ネットも駆使した予習によると、別府散策はバスの活用がいいようで、❝一日乗り放題パス❞を買うため、総合観光案内所へ。

カウンターの方がとても親切でした。

(別府市内なら乗り放題。お得だと思います。)

バスの時刻まで少し時間がありますので、駅前をぶらっとしてみました。

別府を観光地として発展させるため尽力された「油屋熊八」さんのコミカルな像がありました。

(少し前、テレビでも油屋さんのヒストリーをやっていましたね。)

計画では、別府駅西口→鉄輪(かんなわ)→血の池地獄前、という移動ルート。

(鉄輪でバスを乗り継ぎます。)

別府駅から鉄輪までは20分ぐらい、鉄輪から血の池地獄前までは10分もかかりません。

バスの乗り継ぎを待っている間にちょっと一筋入ってみると、この景色。

街の至る所で温泉の蒸気が噴き出しています。

今回の散策のメインは「地獄めぐり」。

全部で7つの「地獄」がありますが、ロケーションは大きく2エリアに分布していて、「血の池地獄」・「龍巻地獄」、それ以外の5つ、という感じ。

間欠泉の「龍巻地獄」が間もなく噴出ということで、最初は「龍巻地獄」へ。

(意外なくらい近代的な入口にびっくり。)

全地獄共通ですが、入口→お土産物屋→地獄、という作りで、とにかくお土産を買わそうとしています。

地獄めぐり共通券を購入。

(バスの乗り放題パスを見せると1割引になります。)

共通券に「別府地獄組合」という表記がありますが、この組合に入っている地獄が7つで、以前は8つあったところ、「山地獄」が❝脱退❞して現在は7つ。

多分、組合への納入金とか単独で経営した方が儲かるとか、大人の事情があるのでしょうね。

見学用のベンチに座って待っていると、ご当地キャラが愛想を振りまきに来ます。

キャラの名前は分かりませんが、「別府地獄めぐり」バスと同じデザイン。

(別府駅ホームより撮影。)

待つこと約10分、噴き上がり始めました。

アナウンスによると、間欠泉の噴出間隔が30分ぐらいで、この短さは世界でもトップ、そして、岩であえて❝天井❞を作っていますが、この天井がないと30mは噴き上がり、見物どころではなく周囲に100℃の熱湯がまき散らされることになるそうです。

7分ぐらい噴出が続くらしいですが、これ以上激しくならないようなので、途中退席し、次の地獄へ。

すぐ隣にある「血の池地獄」。

「血の池地獄」の入口は和風(?)。

血の池というだけあって、真っ赤。

土産物屋とは別に、血の池のほとりに売店があります。

名物「血の池軟膏」を売っています。

アトピーからやけど、虫刺されまで皮膚に関することにはとてもよく効くと評判のようですので、一つ買いました。

ただし、塗るとバカボンのほっぺのように真っ赤な軟膏が肌に広がりますので(当たり前ですが)、布を当てないと服などが赤くなります。

 

「龍巻地獄」と「血の池地獄」、あっさりと見学終了です。

別府駅到着からずっと降っている小雨がいっこうに止みません。

そのせいか今のところ、三連休にもかかわらず観光客は少ない印象です。

11時、ここでちょっと早めのランチタイム。

「血の池地獄前」から鉄輪にバスで戻る途中の「貴船城入口」で下車。

道路向かいにある、「ひでさん」で「炭火焼定食」を食べようと思います。

(開店前、3分ほど待機。)

いつもならお客さんが並んでいるらしいのですが、とりあえず私だけで、開店後、3組ぐらいお客さんが入ってきました。

迷わず「炭火焼定食」を注文、地鶏です。

おひとり炭火焼、ちょっとせつないですが、新鮮なのでしょうか、とにかくうまい。

ごちそうさまでした。

 

「ひでさん」から鉄輪までは歩いてすぐで、ちょっと高台になっているので、道中いい景色を望めます。

雨に霞む高崎山。

鉄輪の街に入っていく「みはらし坂」から街に立ち昇る蒸気を眺める。

激坂を下ってしばらくすると「銀座通り」に出ます。

そして、さすが別府、一般浴場がバンバンあります。

「熱の湯温泉」。

(一般浴場の中では大きい部類のようです。)

「地獄原温泉」。

「渋の湯温泉」。

「上人湯」。

(別府温泉の開祖、一遍上人の由来でしょうね。)

ちなみに、共同温泉やホテルの外湯の「88湯」をめぐりスタンプ帳をコンプリートすると、「別府八湯温泉道名人」の称号をもらえるそうです。すごっ。

住所は「風呂」。

味のあるレトロなお店が軒を連ねます。

(鏝絵風の看板が素敵です。)

「ヤング劇場」。

(何がヤングなのか分かりませんが、おばさま方が入ってきました。)

ここが鉄輪の中心地あたり、「むし湯ポケットパーク」。

(手前左に一遍上人像、奥に「むし湯」。)

鉄輪のバス停あたりまで戻ってきました。

(「いでゆ坂」も雨だとさえない感じ。)

ここからは「みゆき坂」という坂を上りながら、地獄めぐりを再開です。

「白池地獄」。

地獄はこんな感じで白い。

一遍上人の像があり、、、

「熱帯魚館」がある!

(中の作りは笑えるぐらいおおざっぱです。)

熱帯魚館を出ると、ピラルクと記念撮影できます。(笑)

どうやら、このエリアの地獄は「地獄+α」という趣向のようです。

「鬼山地獄」。

(徐々にインバウンドの観光客が増えてきました。)

別府の地獄はほぼ100℃の温泉なり。

鬼山温泉だけに鬼が記念撮影スポットになっています。

(見知らぬ親子。)

そして、鬼山地獄には、ワニ!

これはほんの一部で、いくつもの池に大量にワニがいます。

一番の大ワニは「イチロウ」。

(「イチロー」ではないあたりがにくい。)

二代目イチロウは67歳で天寿を全うされたそうです。ワニって長生きなんですね。

「かまど地獄」に来ると、もうインバウンドの観光客でいっぱい、日本語が聞こえません。

(どこからこの観光バスはくるのだろう。)

団体客さんの入場です。

この鬼と蒸気の噴き出しスポットも記念撮影の人気スポットでしたが、、、

「ほんとに天然の色?」と思うようなカラフルな地獄が大人気。

(「池の色が変わる」とあるあたりが怪しいぞぉ。(笑))

残す地獄はあと2つ、「海地獄」と「鬼石坊主地獄」。

鉄輪温泉の西の入口。

すぐ近くに交差点名にもなっている「海地獄」があります。

茅葺き(?)屋根の入口を通過すると、そこは庭園。

池の水が暖かいのでしょうね、熱帯性のスイレンとオオオニバスが浮かんでいました。

お土産物屋を通過すると地獄ですが、蒸気が激し過ぎて、どのあたりが「海」か分からない。(笑)

温泉の熱を利用している温室が海地獄のウリのようです。

オオオニバスと熱帯性スイレンなどが元気です。

温室か温暖な地域でしか育たない熱帯性スイレンが咲いていました。

「海地獄」とほぼ隣接している「鬼石坊主地獄」へ。

写真の通り粘度が高い泥(?)がボコボコとしています。

ただの「坊主地獄」もこの近くにありますが、「地獄組合」に入っていないらしく、共通券対象外。

別府の地獄めぐりの名物のひとつ、「地獄蒸しプリン」が売られています。

(石組みのかまどは温泉の蒸気を使ったもの。)

誰も買っていないと何だか購買意欲も失せます。

 

さて、「地獄めぐり」はこれにて終了。

お参りしようと計画していた「火男火売神社」(ほのおほのめ)まで歩きます(というかバスの時間が全く合いません)。

地図だと「割と近いなぁ」と思っていましたが、上り坂が続くので汗をかき始めました。

(歩く人は誰もいない。)

迷うことなく到着しましたが、大汗をかいてしまいました。

立派な神社の境内では神職さんがわらを編んでいました。

しっかりとお参りして御朱印をいただきました。

(神職さんとちょっとお話もできて嬉しかったです。)

次は「鉄輪」エリアを出て「明礬」エリアまで移動したいのですが、これまたバスの時間が全く合わないので、ひとまずバス路線のハブ、鉄輪中心地に歩いて戻ります。

(道中の公園。「鉄輪地獄地帯公園」。)

無事、明礬エリア方面に行くバスに乗りました。

(車内は「ゆ」ののれん。)

「地蔵湯前」で下車して、外湯の「明礬温泉 湯の里」までは徒歩3分ぐらい。

明礬温泉は湯の花の生産が盛んなようです。

「湯の里」にもインバウンドの観光客が大勢。

湯の花を生産しているわら小屋が文化財として保存されています。

奥まで入っていくと登りの階段があり、その先に外湯の入口があります。

白濁の温泉はとてもいい湯でした。

(ネットより拝借。)

明礬温泉に来たらこれを食べるべし、という「岡本屋」の「地獄蒸しプリン」。

大繁盛で店内は満席でしたが、おひとりさまだと立ったまま外の景色を観ながら手軽に食べられます。

甘さはかなり控えめで、カラメルもビターテイスト、大人のプリン、という感じでした。

 

明礬エリアも楽しめましたので、一気に別府駅前にバスで戻ります。

もうひとつお参りしたかった神社、「八幡朝見神社」へ行きたいのですが、バスの便がほとんどありません。

スマホのマップで検索してみると、徒歩15分ぐらいとのこと、歩くことにしました。

(GPS機能でスマホが道案内してくれます。迷うことなく到着。)

ここも参拝者はほとんど見かけまん。

緩やかな階段を上っていきます。

見事な夫婦杉が迎えてくれます。

境内。

枯れることのない清水が「ご神水」としてあります。

お参りして御朱印をいただきました。

どちらか一方でも両方でもいただけますが、もちろん両方の場合は御朱印料は×2で。

御朱印を待っている間に境内を見て回ってみると、あれっ!?、どこかで見たことがある「鯛みくじ」が。

そうなんです、夏休みに旅行した宮崎の「青島神社」にあったのと同じ。

「おみくじの卸問屋でもあるのかなぁ」と俗なことを想像してしまいました。(笑)

 

「八幡朝見神社」をあとにして、別府駅に戻ります。

時間があれば、このあたりの名産である竹細工の伝統工芸館に行こうと思いましたが、これ以上歩き回るのは翌日の仕事に差し支えそうなので、散策はここで終わりにします。

(製竹工場。)

小雨ですが、雨を避けるために高架下の市場へ。

(入るといきなりペットショップがあってびっくり。)

在来線で別府駅から大分駅に戻ってきました。

快適なホテルの温泉で汗を流します。

そうそう、大分駅に明礬温泉の「岡本屋」のプリン系クッキーがありましたので、職場のお土産に。

温泉で別府散策の疲れもすっかり癒され、大分の方と合流して食事がてら一杯へ。

HBさんが、佐賀関沖でしょうか、本日鯛ラバで釣り上げたという鯛を出してもらいました。

何とあらの煮付けまで。

前々日に天草で釣った鯛を自分でさばいたのとは仕上がりが違います。(笑)

天草と豊後水道の違いはあるかもしれませんが、プロの料理人にかかると、鯛もここまで美味しくなるのですね。

こちらのお店は何を食べても美味しい、通いたくなるすごくいいお店です。

(大分の鶏天もいただきました。)

お付き合い、ありがとうございました。

HBさん、鯛、ごちそうさまでした!

ホテルに戻って再び温泉にゆっくり浸かって、熟睡しました。

 

翌朝、温泉だけでなく、このホテルは朝食も楽しみです。

席に案内されると、「おかずセット」が運ばれてきます。

2段重を開けるとこんな感じ。

このほかにブッフェ形式で地のものが並んでいますので、好きなものも取ります。

今回もおいしゅうございました。

ごちそうさまでした。

 

さて、仕事も無事終わり、博多へ戻ります。

昨日の小雨が嘘のように、本日は快晴。

(帰りは「ソニック」。)

ちょっと早めのランチは車内で。

(軽めにちらし寿司を。)

別府あたりもこの快晴ぶり。

別府駅と高崎山。

「ソニック」に揺られているとついつい眠ってしまいますが、乗り過ごすこともなく、無事に帰社、本日の仕事へ。

 

初めての別府散策、とても楽しかったです。

今回は「地獄めぐり」が中心でしたが、2泊ぐらいして「別府八湯」と言われる別府の各エリアの温泉をめぐるのも魅力的ですね。

仕事の方では、大分のみなさん、お世話になりました!

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