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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

ミュージカル「ローマの休日」(博多座)

2021年01月03日 | アート・文化

年末年始を由布院の温泉旅館で過ごした翌日の1月3日は、博多座にミュージカルを観に行きました。

主役は、土屋太鳳さんと朝夏まなとさんのWキャスト。

私たち夫婦の回は土屋太鳳さんでした。

博多座は、手指消毒やサーモによる検温、場内の換気等の感染予防対策はやっていましたが、座席は空席を設けず満席。(もちろんマスク着用、幕間での飲食も禁止。)

(列を作って博多座に入って行きます。この先で消毒・検温など。)

主役のお相手役の俳優さんはこうなっています。

ジョー・ブラッドレー(新聞記者)の加藤和樹さんはシングルキャストですが、アーヴィング(カメラマン)の藤森慎吾さんはWキャスト。

新年の公演ということで、記念の絵葉書をいただきました。

(サイン入り。裏がハガキになっています。)

夫婦でミュージカルを観に行くのは、2018年10月に「久留米シティプラザ」に「マイ・フェア・レディ」を観に行って以来。

私たちが観た時、主役は神田沙也加さんでしたが、やはりWキャストで、何と、もうおひとりは、朝夏まなとさん。(朝夏まなとさんは元宝塚の男役トップスター。)

土屋太鳳さんはミュージカル初主演だそうです。素人の私が言うのもなんですが、歌は神田沙也加さんが圧倒的にうまいですね。

幕間の30分込みで約3時間の観劇、すごく楽しかったです。

実は私、映画の「ローマの休日」を観たことがありません。(妻に驚かれました。(笑)) 今日のミュージカルが楽しかったので、近々映画を観てみようと思います。

 

帰りにお土産で、博多座のきんつば❝ローマの休日バージョン❞を買いました。

(美味しかったです。)

夫婦で過ごす年末年始のイベントはこれにて終了。

2021年、いい新年を迎えております。


琉球ガラスと赤瓦

2020年08月23日 | アート・文化

毎日暑い日が続いています。

外を歩く時は、日陰と人通りの少ない道を選んで、その間だけはマスクを外しています。

部屋にいる時はこまめに水分補給。

最近❝実践投入❞している、琉球ガラスのコップと赤瓦のコースター。

涼感が半端ないです。

涼しさは気持ちからも感じるものなのですね。

2品とも沖縄に行った時のものですが、琉球ガラスは、2018年11月にいただいたペアグラス、赤瓦コースターは、2019年12月に斎場御嶽を訪れた時に「新垣瓦工場」のショップで買ったうちの1枚です。

琉球ガラスのグラスの方は、確か、「壺屋やちむん通り」で見付けた一品とおっしゃっていた記憶があります。

赤瓦コースターのデザイン。

(斎場御嶽は「せーふぁーうたき」。)

斎場御嶽のショップ限定品です。(笑)

グラスが結露しても赤瓦が水を吸い取ってくれます。

 

今は沖縄に行くことはできませんが、テーブルの上でこのコンビが沖縄の雰囲気を存分に醸し出してくれています。


特別展「フランス絵画の精華」(九州国立博物館)

2020年02月09日 | アート・文化

九州国立博物館で開催中の特別展「フランス絵画の精華」に行ってきました。

フランス絵画の最も偉大で華やかな3つの世紀=17世紀の古典主義、18世紀のロココ美術、19世紀の新古典主義、ロマン主義を経て、印象派誕生前夜までのフランス絵画の流れをたどる特別展です。

 

朝から雨模様だったので、別のスポットの散策から急遽、九博の特別展に変更。

いつもアジアからの観光客で混雑している太宰府天満宮の参道は、空いているというほどではありませんが、いつもよりも圧倒的に日本人が多いように感じました。

(梅ヶ枝餅屋の看板で一番味がある看板。)

雨も上がり、晴れ間も見えてきました。

朝一だというのに、太宰府天満宮の中は既に人が多いので、裏道のようになっている、九博へ通じる国博通りで向かいます。

(天満宮参道から外れて国博通りに入る所にある浮殿。)

九博の建物、亀がモチーフだったかなぁ。

開場してまだ10分と経っていないと思いますが、結構な人出です。

フランスのルーヴル美術館、オルセー美術館、ヴェルサイユ宮殿美術館、イギリスのスコットランド・ナショナル・ギャラリー、ドイツのベルリン国立絵画館、東京富士美術館などから油彩画の傑作69点(うち17点は日本初公開)。

この特別展で紹介されている3世紀間の絵画は、素人っぽい表現ですが、筆跡の見えない❝フランス人形❞のような印象の絵画ばかりですが、その中で唯一、マネの「散歩」は逆に筆跡丸見えの大胆なタッチ、画題も神話や時の権力とは無縁なもので、異彩を放っています。

展内の映像コーナーの解説ビデオで「これがマネが『印象派の父』と呼ばれる理由です。」と言っていましたが、よく分かりました。

(出口付近の写真コーナー。)

 

帰りは、太宰府天満宮を通ることにします、、、梅の開花具合が気になるので。(笑)

梅園の白梅。

紅梅(ピンク)。

この様子だと、来週後半は気温が上がる予報なので、来週末からが見頃かも。

境内の「飛梅」の様子です。

(2分咲きってところでしょうか。)

受験シーズンだからでしょうか、お参りにたくさんの人が並んでいます。

楼門横の梅は満開近い感じ。

御朱印の特別レーンが出現していました。

(❝窓口❞が10個くらい並んでいました。)

朝早く始動したので、この時点でまだ11時頃。

さすがに帰りのバス「旅人」はガラガラでした。(笑)

明日はお天気が良くなりますように。


飛鳥工房「ハンドクラフト スプーンキット」

2020年01月13日 | アート・文化

昨年9月にいただいた、「飛鳥工房」の「ハンドクラフト スプーンキット」を作って(仕上げて)みました。

「心と時間に余裕のある時にじっくりと」作ってみようと思っていましたが、越年となりました。

ペアで使えるようにと柄違いで2種類いただきました。

(左:柄ウォールナット×ビーチ、右:柄ビーチ×ウォールナット。)

説明書付きですし、簡単に作業できるようになっています。

まずは木を折ってスプーンの❝原形❞を取り出します。

(かなりささくれ立っていて、「大丈夫だろうか?」と思ってしまう瞬間。)

3種類のサンドペーパーが付いていますので、粗い目のペーパーでささくれを取るとともに、好きな形に削って整形します。

私は2番目のペーパーは使わず、仕上げ用の3番目のペーパーでツルツル滑らかに仕上げました。

もう一本も同じように作業。

作業時間は1本20分程度でしょうか、2本とも完成。

最後の仕上げは、オリーブオイルなど植物油を塗って浸み込ませます。

(落ち着いた風合いになりました。)

数時間おいて完全に乾いたらOK!

 

やってみると、かなり夢中になります。

元々職人にあこがれる性質(たち)ですので、❝にわか職人❞になれたひと時でした。

 

で、作業前に見りゃいいものを、終わってから、「みなさん、どんな形に仕上げているのかなぁ?」とネットで見てみると、、、

(ネットより拝借。)

ネックを細くしたり、柄の先端を丸くしたりと、結構❝いじって❞います。

なるほどねぇ、、、「サンドペーパーは残しておいてください。」と説明書に書いてありましたので、また使っているうちに再整形してみてもいいかも。

 

使うのが楽しみです!


「六郷満山開山1300年 特別御宝印帳」

2020年01月08日 | アート・文化

「六郷満山開山1300年 特別御宝印帳」なる一品を手にしました。

国東半島の国東市へのふるさと納税の返礼品です。

このカバーを開けると、いわゆる御朱印帳が格納されています。

六郷満山開山1300年を記念して作られた、国東半島の六郷満山霊場の31ヶ寺社全ての手書き(!)による御朱印が製本された特別御朱印帳。

「実際にお参りもしていないのに」という声が聞こえそうですが、2017年11月に妻と国東半島の日帰りドライブに行った時に、いくつかの寺社にお参りしました。

宇佐神宮。

(この御朱印帳のトップページに書かれています。)

富貴寺。

両子寺。

他にも、天念寺、真木大堂にもお参りしました。

数えてみれば、5寺社。(31-5=26)

私たち夫婦が次に行ってみたい国東半島の名所は、「姫島」(の車海老料理を堪能する)。

その時にまだお参りしていない26ヶ所のいくつかにお参りしたいと思います。

 

この特別御朱印帳に同封されていた国東半島の貴重なパンフレットを参考に旅の計画を練りたいと思います。

旅の思い出にふるさと納税、これありですよね。


大宰府政庁跡、坂本八幡宮 / 特別展「三国志」

2019年12月14日 | アート・文化

令和元年も残すところ半月。

土曜日、九州国立博物館で開催中の特別展「三国志」を観に行く予定でしたが、「令和元年のうちに、あの『坂本八幡宮』にお参りしよう。」とふと思い立ちました。

 

博多バスターミナルの太宰府駅行きバス乗り場は毎度のことながら行列。

私の次の人は乗り切れず次のバス待ち。

「大宰府政庁前」で降車するとすぐに「大宰府展示館」という資料館がありますが、「令和」の典拠となった「万葉集」の「梅花の歌三十二首序文」のプレートがあります。

そのすぐ横が「大宰府政庁」の❝入口❞。

7世紀後半、大和朝廷は「那の津」の官家をここに移し、奈良・平安時代を通して、九州を治め、国の西の守り、外国との交渉の窓口となる役所とした「大宰府」、その規模は平城京・平安京に次ぐ大きなものだったそうです。

往時を想像させる立派な礎石が残っています。

今は公園になっていて、「令和」フィーバーの頃の騒々しさもなくなり、みなさんのんびりと。

この大宰府政庁を抜けると(北西に進むと)、あの「坂本八幡宮」があります。

坂本八幡宮は、このあたりに大伴旅人さんの邸宅があったことから「令和ゆかりの地」と言われていますが、古代、大宰府や九州を守護する寺であった四王寺が形を変えながら、現在は坂本地区の鎮守となっているお宮です。

小ぢんまりとした、心地よい大きさ、という感じ。

今は訪れる人もひと段落し、ゆっくりとお参りできます。

(混雑も覚悟していたのですが、良かったぁ。)

さっそくお参りします。

(左には「令和」の額が置かれてあって、記念撮影できるようになっています。)

急造の社務所でしょうか、御朱印の書き手が5名、受付は地域のボランティアの方でしょうか2名という態勢。

待っている間に境内をいろいろ見てみますが、❝令和もの❞があふれています。

職場の方からいただいた「令和 御朱印帳 DAZAIFU NOTE」を今こそデビュー! とばかりに持参。

10分も待たずに御朱印をいただくことができました。

何だか、いい一年の締めくくり(ちょっと早いですが)になった気持ちがしました。

5月にはおそらく大混雑だったであろう参道(?)を戻ります。

今年は各地でまだ紅葉しているとニュースでやっていましたが、ここも紅葉中。

大宰府政庁跡、坂本八幡宮、梅や桜の季節にも訪れたい、とても気持ちが豊かになる所でした。

 

コミュニティバスに乗って太宰府駅へ。

(あれっ?駅がきれいになってる。)

九州国立博物館に行く前に、せっかくなので太宰府天満宮にもお参りします。

いつものことで大賑わいですが、偶然知り合いの方と会ったところ、「息子が受験生なので、お参り、御朱印、お守りをいただきに。」とのこと。

確かに言われてみれば、いつもよりも日本人の参拝者が多い気がします。

太宰府天満宮レベルになると、御朱印授与態勢はシステマティック。

行列がどんどん進んで行って、10分ぐらいでいただきました。

境内をちょっと戻って、九州国立博物館へ。

長いエスカレーターを上り、長いムービングウォークを歩くと、ここに出ます。

会社の方で「三国志」を観に行ったという方が、写真をイントラにアップしていて、「音声ガイドを借りることをおススメします!」と書いておられたので、迷わず借りました。

何と、音声ガイドは「選べる豪華2種類」。

「通常版」(550円税込)は、歌手の吉川晃司さんがナビゲート。吉川英治作「三国志」の物語と対比させながら、出土品が伝える❝リアル三国志❞に迫ります。

「『真・三國無双』シリーズコラボ版」(800円税込)は、ゲーム「真・三國無双」シリーズから、4人の武将が音声ガイドに登場。

もちろん私は通常版を借りました。

いきなり「関羽像」がお出迎え。

(大迫力です。)

特別展「三国志」は全作品撮影OK。

「獅子」と「儀仗俑」(ぎじょうよう)。

赤壁の戦いのコーナーでは、「弩機」(ボーガンみたいなもの)と千本の矢で実際の戦いを再現。

曹操のお墓「曹操高陵」を実寸で再現。

出土品の、最古の白磁(隋の時代に登場する白磁の300年前!)ではないかと注目される罐(かん)(=壺)と、曹操を意味する「魏武王」(ぎのぶおう)と刻まれた石の札も展示(海外初公開)。

私の年代では「懐かしい~」と感動ものの、NHK「人形劇三国志」で使われた川本喜八郎さんの人形も勢揃い。

(左写真のセンターは曹操、右写真のセンターは劉備、右は諸葛孔明。)

孔明の森本レオさんの声が今にも聞こえてきそうでした。

 

たっぷり1時間半はいたでしょうか、時間の経過を忘れるほど楽しかったし、勉強になりました。

開催は1月5日までと残り僅かですが、おススメです。

もし行かれる方は、音声ガイド、借りてくださいねぇ。(笑)


「ギュスターヴ・モロー展」

2019年11月11日 | アート・文化

大濠公園の福岡市美術館で開催中の「ギュスターヴ・モロー展」に行ってきました。

「ギュスターヴ・モロー展」、副題は「サロメと宿命の女たち」。

「ファム・ファタル」(宿命の女)という単語が作品の説明書きに度々登場していました。

 

名前くらいは知っていましたが、ギュスターヴ・モローの詳しいことは全く知識なし。

1826‐1898、フランス象徴主義を代表する画家で、印象派の画家たちとほぼ同時代に活動していた。19世紀末のパリで、精神よりも物質を、宗教よりも科学を重んじる気運が高まる中、神話や聖書の世界を主な題材とし、想像と幻想の世界をもっぱら描いた、だそうです。

ポスターにもなっている代表作「出現」、純潔の女性にしかなつかないという「一角獣」、美しい歌声で船乗りを誘惑して殺してしまう半人半魚の美女「セイレーン」などが見所でしょうか。

絵のことを論じる教養はありませんが、なぜか「未完成?」という作品が多いことが印象的でした。メインの「出現」も未完成ではないでしょうか。

 

大濠公園はランニングで汗を流す人、「歩こう会」で団体で歩く人たち、カフェのテラス席で穏やかな陽を浴びている人などで賑わっていました。

秋ですねぇ。


博多大丸にて髙木逸夫さんの作品に触れる

2019年10月15日 | アート・文化

プレゼントしてもらったことがきっかけで大好きになった焼き物、大分は竹田の「無風窯」、陶芸家髙木逸夫さんの作品

いろいろと手に取ってみたいといつも思いますが、寡作なのでしょうか、髙木さんの作品に出会うことがほとんどありません。

そんな中、博多大丸で10/9~10/14の間、「竹田のていねいな暮らし」をテーマに、竹田で活動している様々なジャンルの作家さんの作品が展示されるイベントがあって、その中に髙木さんの作品も出るらしい、という情報を同僚の方から教えてもらいました。

 

日曜日、まさに爽やかなお天気で、天神まで歩いてみることにしました。

キャナルシティを通り抜けて、「博多町家寄進高灯籠」に寄ってみます。

(高さ何と10m!)

博多町家寄進高灯籠は、その名の通り、昔、博多の商人らから寄進された灯籠で、積み上げられている石材ひとつひとつに商人・商店の名前が刻まれています。

明治32年、「博多誓文払」(せいもんばらい)(大売出しのこと)の創始者漬物屋八尋利兵衛が住吉から中洲付近までを開発し、遊園地「向島」を開園した記念に建設されたそうです。(昭和29年に今の場所、「清流(せいりゅう)公園」に移築。)

 

更に歩いて、清流公園方面を眺められる橋の上より。

(中央に高灯籠、右にキャナルシティが見えます。)

ぶらぶら歩いていると、博多大丸のガレリアに到着。

竹田のイベントスペースは、東館(エルガーラ館)地下1階。

上階にある催事会場とは違い、かなり小ぢんまりしたスペースでやっていました。

さすがに写真を撮るのはまずいので、ネットのインスタから拝借すると、髙木さんのコーナーはこれぐらいのイメージ。

(中央、白っぽいカップが私が使っているものと同じもの。)

せっかくなので、全作品に触れてみましたが、どれも手に馴染んで魅力的でしたが、決してお安くないので、もう少しいろいろな作品に触れてみたいなぁと思い、グッとがまん。

少し先の予定ですが、竹田方面に妻と旅行の計画があるので、その時に窯元を訪ねてみるのもいいかと思い、❝短冊❞だけもらってきました。

(下のお皿は先日いただいた一品。)

初めて髙木さんの作品に触れる貴重な機会でした。

人・土地・風景・物・酒・料理など、全てに一期一会のご縁があるから面白い。

もし「無風窯」を訪ねることができれば、どんな出会いとなるか、楽しみです。


無風窯/飛鳥工房/太宰府創生協議会

2019年09月22日 | アート・文化

今年も思い出に残る品々をいただきました。

大分は竹田の無風窯の髙木さんの作品のお皿。

(竹のスプーンは、別府に旅行に行った時に「竹細工伝統産業会館」で買った一品。)

昨年同じ方からいただいた(写真の)カップがたいそう使いやすいので、ずっとお皿を探していましたが、とにかく髙木さんの作品に出会う機会がありません。

これまでは福岡で開催された「全国陶磁器フェア」で、このカップに合わせる❝代替品❞として買ったお皿を使っていました。

待望のお皿をいただいたので、さっそく朝食のパンなどを載せて楽しんでいます。

(裏面。)

とにかく味があります。

直筆のカードもいただいた髙木さんの窯、無風窯をいつかは訪れてみたいものです。

 

「飛鳥工房」の「ハンドクラフト スプーンキット」。

(ペアでいただきました。)

このキットは、スプーンの最後の❝仕上げ❞を同梱の数種類のサンドペーパーで自分でやるものです。

飛鳥工房は佐賀の会社のようですが、有明海にそそぐ筑後川の木工の街、大川を中心にした「大川コンセルヴ」というプロジェクトから生まれた一品。

最後の最後は、自宅のサラダ油かオリーブオイルを塗って仕上げます。

単身住まいにある金属のスプーンは浅いので「もう少し深いのがほしいな」と思っていました。

心と時間に余裕のある時にじっくりと楽しんで作りたいと思います。

 

8月に地元紙にも紹介された、「令和 御朱印帳 DAZAIFU NOTE」。

ちょっとお堅い名前ですが、「太宰府創生協議会」というところが製作したそうです。

御朱印帳サイズですが、ノートとしても使えます。

表紙は「令和」の出典に由来する万葉集の一節と、太宰府のシンボルの梅、裏面は梅だけでなく大宰府政庁跡がデザインされています。

梅の水引バンドがアクセント。

今だけの限定版の一冊、デビューするその日まで、御朱印帳箱に大切にしまっておきます。

 

みなさん、ありがとうございました!


「特別展 侍 もののふの美の系譜」(福岡市博物館)

2019年09月08日 | アート・文化

福岡市博物館に「特別展 侍 もののふの美の系譜」を見に行ってきました。

約600年間の実践を通して進化を遂げた甲冑と刀剣の様式美の歴史的変遷をたどる、という趣向になっています。

(パンフレットです。)

「国宝や重文級の刀や甲冑が勢揃いと言っても見所って大丈夫なのかなぁ?」などとお客さんの入りをおせっかいにも心配していました。

が、びっくり、開会式の招待客以外にも、博物館の玄関には一般客の大行列ができていました。

(開会式の様子。)

とにかく女性のお客さんが圧倒的に多い、、、言葉だけは聞いたことがありますが、「刀剣女子」のようです。

刀剣女子は、名刀を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞」で火が付いた❝刀剣ブーム❞によるものだそうです。

(多分これらが「刀剣乱舞」のキャラなんでしょうね。)

刀剣女子は、単なるミーハーなファンではなく、会場内では刀剣をじっくり鑑賞するために「単眼鏡」を手に一刀にたっぷり時間をかけて見る人あり、ノートに刀剣をイラストで写して細部の特徴を書く人あり(撮影は禁止)。

(単眼鏡。ネットより拝借。「刀剣乱舞」のキャラバージョンもあるらしい。)

刀剣女子は全国の刀剣展示会に詰めかけているそうですが、その本物の鑑賞姿勢ゆえの熱い要望に応えて、ここ福岡市博物館では所蔵の国宝「圧切長谷部」(へしきりはせべ)(織田信長が黒田官兵衛に与えたとされる刀)の「裏側」を見せる展示企画を開催したことがあるそうです。

ちなみに、刀の鑑賞ポイントは、刀身の幅や厚さ、切先の形状、反りの深さなどの全体の姿と、細部の「刃文」(焼入れの技術によって生ずる模様)だそうで、この細部の鑑賞には単眼鏡が必需品のようです。

私は国宝・重文の刀剣や有名な甲冑を中心に見て回って、30分ぐらいで出てきましたが、入場を待つ一般客の行列がフロアで延々と続いていました。

ところで、開会式には、このゆるキャラ「おっきい こんのすけ」も参加していました。

「こんのすけ」という「刀剣乱舞」内のキャラがいるらしいですが、ゲームを飛び出したのが「おっきい こんのすけ」とのこと。

何と、全国の名だたる刀剣を訪ねる旅番組「おっきい こんのすけの刀剣散歩」という冠番組を持っているというからすごい。

(ネットより拝借。)

 

随分と話が逸れましたが、図録をゲット。

会場内は撮影禁止ですので、図録でちょっと紹介すると、黒田長政の甲冑など、見応え十分な展示会でした。

展示では刀剣の由来(物語)や甲冑の意味などが端的に説明されていて、それらを読みながら鑑賞するだけでも引き込まれるものがありました。

期間中の盛会をお祈りしております。

 

福岡は今日はかなり蒸し暑い。

ぎりぎり青空も見えていますが、時々雨がパラっと来たり、不安定なお天気です。

 

大勢の刀剣女子の真摯な鑑賞態度を見て、図らずも刀剣の鑑賞方法を勉強することになりました。

まだまだ知らないことばかりです。(笑)