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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

「のまんじゅう」 / 「壺屋焼」

2019年04月09日 | アート・文化

沖縄に出張してきました。

仕事の前に少し時間がありましたので、休憩させていただいた時、沖縄の昔からのおまんじゅう、「のまんじゅう」(ぎぼまんじゅう)をいただきました。

写真右側のおまんじゅうですが、切り分けられる前はこちら、まさに「の」の字が食紅で書かれています。

どうやら「の」は「のし」の意味らしく、御祝い事に使われるそうです。

(ネットより拝借。)

まんじゅうの下に敷かれているこの葉っぱは、すごくいい香りがする「月桃」(げっとう)の葉。

もう半袖のかりゆしがありがたい、暑くなってきた沖縄でのひと時でした。

 

そして、実物を見たかった、この部屋にある、こちらのプレート。

琉球ガラスですが、角度によって美しく色が変化します。

地元の民謡大会の上位入賞の証だけあって、素晴らしいプレートでした。

 

このプレート以外にも素晴らしい陶器の作品が飾られていますが、それは、沖縄の焼物「やちむん」。

「のまんじゅう」と一緒に出していただいたコーヒーカップのセットも「やちむん」。

翌日の帰路、那覇空港に少し早く着いたので搭乗を待つ間に売店をうろうろしていると、こちらの本を発見し購入。

倉成多郎さん著「壺屋焼入門」。

沖縄を代表する「やちむん」のひとつ、壺屋焼の歴史の始まりから現代までの解説、壺屋焼の作り方、壺屋の歩き方(壺屋やちむん通りの散策)、がその内容。

この本の一つの項として、人間国宝「金城次郎」さんの項がありました。

線彫の2匹の魚文が特徴ですが、前述の部屋に飾られている作品(壺)にも2匹の魚が彫られていますが、「何だろう?」とずっと気になっていました。

(この本の巻頭の写真より。)

飛行機に乗っている間に完読したところ、答えがこの本に書かれていました、、、金城さん、「沖縄は島国で周囲が海だから、海の生活をテーマにしようと思った。」と、とあるインタビューで答えていたそうです。

「金城さんの魚は笑っている。」と評された、トレードマークの生き生きとした線彫の魚文。

この本で壺屋焼について少し知識を得たので、次に❝部屋❞におじゃまする時は、じっくりと壺を拝見しようと思いました。

それとともに、那覇市の壺屋やちむん通りを散策してみたくなりました。

 

さて、今回の出張あれこれ。

ホテルは最近ほぼ常宿にしているこちら。

(大分駅前のような展望風呂はありませんが、快適です。)

部屋からはこの眺望。

(既に冷房を入れないと暑くてたいへんです。)

ロビーは解放感抜群。

(よくある観光パンフなど、ほとんど何も置かずにシンプルです。)

仕事後の懇親会の後、❝〆のステーキ❞ならぬ、二次会はステーキハウス。

ご一緒した方々と小ぢんまりとした個室で、目の前の鉄板でシェフが焼いてサーブしてくれます。

(右上の付け合わせは、島豆腐を焼いたもの。)

思わぬスイーツ談議で盛り上がりました。(笑)

みなさん、ありがとうございました!

 

翌朝起きたら、ちょうど日の出。

充実した朝食(沖縄料理のブッフェ)をいただいてチェックアウト、那覇空港へはモノレールの「ゆいレール」を使ってみました。

(「美栄橋駅」。)

ICカードは沖縄の「OKICA」しか使えませんので、切符を購入。

自動改札で切符を入れる所が分からずキョロキョロしていると、駅員さんが「バーコードをそこにかざしてください」。

要は、飛行機のバーコードと同じ方法ですね。

「県庁前駅」まではまさかの超満員電車、ゆいレールがなくてはならない交通手段になっていることを身をもって知りました。(笑)

そして、那覇空港にゆとりをもって到着し、前述の「壺屋焼入門」の購入となりました。

 

今回感動したことのひとつ、職場の方々が作ったくす玉。

私がサラリーマン人生で見た中で最もクオリティーの高い手作りくす玉でした。

内側の処理の仕方など、細部も手を抜かない作り。

琉球ガラスや壺屋焼など素晴らしい民芸のお土地柄、職人気質のためでしょうか、その仕上がりにしばし感心して眺めていました。

もちろん、本日不在のご本人に内緒でビデオで流された、「二見情話大会」でのTYMさんの演奏・歌謡も素晴らしかったです!

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