オオキンケイギク(大金鶏菊、学名:Coreopsis lanceolata)キク科
黄色い花を咲かせる。北アメリカ原産の宿根草で、日本ではドライフラワーに利用されていたが、外来種として野外に定着して問題となり、現在は栽培が禁止されている 。
外来種問題
オオキンケイギクは日本には1880年代に鑑賞目的で導入された 。繁殖力が強く、荒地でも生育できるため、緑化などに利用されてきた。河川敷や道端の一面を美しい黄色の花々で彩る本種は、緑化植物としても観賞植物としても非常に好まれた 。しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れが指摘され、2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止された 。また、日本生態学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選定された。河原植生への本種の侵入がよく注目されるが、低木林や高木林など自然度の高い環境にも侵入・定着が可能だといわれており、河川植生の遷移が進行し森林化しても本種は残存し続けるものと考えられる 。
特定外来生物の指定を受けてからは駆除が行われている例もある 。本種に限ったことではないが、緑化などの目的で野外に外来種を植えることは自然環境保全上あまり好ましいことではない 。
各地の自治体が,栽培・移植しないよう注意を喚起している.
栃木県: オオキンケイギクは「特定外来生物です」!
埼玉県上尾市: オオキンケイギクは特定外来生物
山口県: オオキンケイギクについて特定外来生物・オオキンケイギクについて|山口県 (yamaguchi.lg.jp)こちら
福岡県宮若市: オオキンケイギクは「特定外来生物」です
長崎県大村市: オオキンケイギクは、「特定外来生物」です!
固有の野草を守れ! 中学生が特定外来生物「オオキンケイギク」を駆除 - Bing video
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6月12日のこと。
散歩の帰り道でふと気が付いた、キレイに草刈りがされてあった。
でも、この黄色いお花元気良すぎるわ・・・
外来生物法(特定外来生物による生体系等に係る被害の防止に関する法律の略称)環境省所管により、特定外来種に指定され、アレチウリ、オオカワジシャ、ナルトサワギク、オオフサモなど12種類が指定されています。いずれも、生態系や、在来種、農林水産物などに大きな影響を与えるといゆことで指定となっています。
よく似た花に「キバナコスモス」がありますが、花びらの先がギザギザ「丸い」、葉の形が細い「幅が広くギザギザ」、5~8月「8~11月」に咲くことでみわけられるそうです。
河川を管轄する国交省では、オオキンケイギク、アレチウリ、シナダレスズメガヤ、ハリエンジュ(樹木:ニセアカシア)、水草(ホテイアオイ、ボタンウキグサ)を優先的に対策すべき外来植物として指定しています。
しかし、誰が、どのように実施するのかは定めていません、中学生や自治体などによる駆除活動がニュースになっていますが、環境省、農林水産省、国土交通省の垣根を乗り越えた横断的な政策、体制、予算確保などが必要であり、地元の市民、団体、企業など一体となった、「楽しい」防除対策が必要と思います。
ところで、皆さんの屋根裏にアライグマの巣、近所の池、小川にヌートリア、カミツキガメを見かけませんか??これらは侵略的外来種ワースト100に指定されていますよ!!
記事の中の宅地法面のオオキンケイギクの群生の様子が気になってました、今日のことそばを通るとツンツルテンに草刈りが終わってました.ホッと一安心のわんちゃんです。