本日のミニミニガイドは技術員の山下さん「植物会館から出発して、はなしょうぶ園へ行って北山のワイルドガーデンがゴールです」
「虫が花の形を作っている」が今日のテーマです。
会館の前に
★双頭蓮の果托=1本の茎に蜂の巣が2つ
1つの花茎にダブルの花が咲いた。珍しいことです、双頭蓮(そうとうれん)という一つの茎に二つの花が咲いている蓮です。10000分の1の確率で見られる現象だそうです。四つ葉のクローバーも通常三つ葉なんですけど、人がよく歩くようなところやったら人に踏まれて傷がついて四つ葉になる、そんな感じですね、一過性の突然変異で、同じ茎から再び二つの花がつくとはかぎらないです。二つの花が咲いた原因は、今までと違う肥料を与えたことや花芽に傷がついた状態で育ったからではとのことです。
どんなふうに咲いてたのかな?っと興味が沸沸
6月26日 京都新聞
★花は何のためにあるか?次世代を残すためにあるのです。
ハスは花はもちろん種をつけるのですが、それ以外に根っこ(根茎・レンコン)で増える(栄養繁殖)
根茎で増えるのはクローンで同じ遺伝子になる、種子で増える方のは他の種子の遺伝子を混ぜ合わせて次世代につなげていく、次世代になるのはどっちが有利かというと、他の個体から持ってきた遺伝子と混ざって強い方を残していく方が有利。植物も他花受粉(自分のクローンを作るんじゃなくって他の個体から遺伝子を持ってくる)をしたい訳です、そうしたい場合どうするのか?
【送粉】植物の花粉を運んで受粉を助けること
風媒:下手な鉄砲も数打ちゃ当たる⇒松、杉
水媒:水を使って花粉を運ぶ⇒水草、ヒツジグサ、ホテイアオイ
虫媒:顕花植物の約9割が送粉を動物に依存する。
風媒、水媒のメリット=低コスト デメリット=効率が悪い、繁殖干渉(自分が望む繁殖、なんでもかんでもはイヤ!)
虫媒が多い訳=昆虫の定花性(花選択)が同種受粉に寄与。高効率かつ繁殖干渉が少ない。但し、同花/隣花受粉を避ける工夫が必要。(時間差開花、成熟度)
【送粉シンドローム】どんな花が好き?
送粉シンドローム:「花の形質」と「送粉者の種類」とのゆるやかな対応関係。
以下はわんちゃんが出会った、虫とお花の関係。
ツマグロヒョウモンこちら
ニジュウヤホシテントウこちら
フクラスズメこちら
ベニシジミこちら
ナミアゲハこちら
京都府立技術科員 山下さんが「さぁ~これから北山門のワイルドガーデンに行きます、食草園を観に行きましょう。」
土曜ミニミニガイド PART2に続く
「虫が花の形を作っている」が今日のテーマです。
会館の前に
★双頭蓮の果托=1本の茎に蜂の巣が2つ
1つの花茎にダブルの花が咲いた。珍しいことです、双頭蓮(そうとうれん)という一つの茎に二つの花が咲いている蓮です。10000分の1の確率で見られる現象だそうです。四つ葉のクローバーも通常三つ葉なんですけど、人がよく歩くようなところやったら人に踏まれて傷がついて四つ葉になる、そんな感じですね、一過性の突然変異で、同じ茎から再び二つの花がつくとはかぎらないです。二つの花が咲いた原因は、今までと違う肥料を与えたことや花芽に傷がついた状態で育ったからではとのことです。
どんなふうに咲いてたのかな?っと興味が沸沸
6月26日 京都新聞
★花は何のためにあるか?次世代を残すためにあるのです。
ハスは花はもちろん種をつけるのですが、それ以外に根っこ(根茎・レンコン)で増える(栄養繁殖)
根茎で増えるのはクローンで同じ遺伝子になる、種子で増える方のは他の種子の遺伝子を混ぜ合わせて次世代につなげていく、次世代になるのはどっちが有利かというと、他の個体から持ってきた遺伝子と混ざって強い方を残していく方が有利。植物も他花受粉(自分のクローンを作るんじゃなくって他の個体から遺伝子を持ってくる)をしたい訳です、そうしたい場合どうするのか?
【送粉】植物の花粉を運んで受粉を助けること
風媒:下手な鉄砲も数打ちゃ当たる⇒松、杉
水媒:水を使って花粉を運ぶ⇒水草、ヒツジグサ、ホテイアオイ
虫媒:顕花植物の約9割が送粉を動物に依存する。
風媒、水媒のメリット=低コスト デメリット=効率が悪い、繁殖干渉(自分が望む繁殖、なんでもかんでもはイヤ!)
虫媒が多い訳=昆虫の定花性(花選択)が同種受粉に寄与。高効率かつ繁殖干渉が少ない。但し、同花/隣花受粉を避ける工夫が必要。(時間差開花、成熟度)
【送粉シンドローム】どんな花が好き?
送粉シンドローム:「花の形質」と「送粉者の種類」とのゆるやかな対応関係。
以下はわんちゃんが出会った、虫とお花の関係。
ツマグロヒョウモンこちら
ニジュウヤホシテントウこちら
フクラスズメこちら
ベニシジミこちら
ナミアゲハこちら
京都府立技術科員 山下さんが「さぁ~これから北山門のワイルドガーデンに行きます、食草園を観に行きましょう。」
土曜ミニミニガイド PART2に続く