【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

大和十三佛

2018-05-02 | デジカメ紀行
十三仏霊場について
死者の追善供養として執り行われる、初七日から三十三回忌までの仏事に割り当てられた、十三の仏様をお参りする霊場です。ベースとなるのは、唐の時代の十王信仰。これが鎌倉時代以降に日本でも広まり、七回忌、十三回忌、三十三回忌が加えられて13の仏事になりました。 七回忌以降の仏様は、真言宗でメインとなる仏様なので、成立には大きく真言宗が影響を与えていることを示しています。十三仏霊場は、基本的に追善供養、祖先崇拝なので、心願成就や開運祈願などを願う他の霊場などとは色合いが異なっています。 また十三仏霊場は、基本的に昭和50年以降の成立であり、霊場としての歴史も観音霊場などと比較して浅いと言えます。加えて、檀家や巡拝者に向けて供養を促すために、寺院側の発議によって開創されたケースが多いともされています。
第1番:初七日 生駒山 宝山寺(不動明王)奈良県生駒市門前町1-1  
2002年1月20日

第2番:二十七日 勝宝山 西大寺(釈迦如来)奈良県奈良市西大寺芝町1丁目1-5  
2001年11月24日 

第3番:三十七日 安倍山 安倍文殊院(文殊菩薩)奈良県桜井市安部山  
2018年3月11日

第4番:四十七日 釜ノ口山 長岳寺(普賢菩薩)奈良県天理市柳本町508   
2006年5月20日 

第5番:五十七日 矢田山 金剛山寺(矢田寺)(地蔵菩薩)奈良県大和郡山市矢田町3549 
2000年6月25日

第6番:六十七日 当麻寺 中之坊(弥勒菩薩) 奈良県葛城市當麻1263 
2006年4月10日

第7番:七十七日 日輪山 新薬師寺(薬師如来)奈良県奈良市高畑町1352 
2007年10月15日

第8番:百ヵ日 無量山 おふさ観音(観音菩薩)奈良県橿原市小房町6-22 
1996年10月23日

第9番:一周忌 真弓山 長弓寺(勢至菩薩)奈良県生駒市上町4446 
1997年12月14日

第10番:三回忌 鼻髙山 霊山寺(阿弥陀如来) 奈良県奈良市中町3879 
2006年5月22日

第11番:七回忌 信貴山 玉蔵院(阿閦(あしゅく)如来)奈良県生駒郡平群町信貴山2280 
2018年3月11日

第12番:十三回忌 忍辱山 円成寺(大日如来)奈良県奈良市忍辱山町1273 
2001年5月6日

第13番:三十三回忌 三輪学山 大安寺(虚空蔵菩薩)奈良市大安寺2-18-1 
注:記入の年月日はわんちゃんがお詣りした日付です

わんちゃんと「大和十三佛」との出会いは?
Iさんに誘われておふさ観音(第八番)へお参りしてきた、リビング(朝日新聞朝刊折り込み)に載ってた「10月000膳」精進料理を味わって・・・。
おふさ観音と八木西口のコースは、丁度良い散歩道、帰りは大和八木駅まで歩いた。精進料理でいただいた、かやくご飯が、食べきれなくて余ったのをシール容器に入れていただき持ち帰った・・・と、その日の日記に書いている。

大和十三佛をお参りし始めたきっかけはなんだったんだろう??
1回目は1997年12月14日に初めて長弓寺(生駒市)にお参りしている、2001年から2006年の間に9カ寺お参りしてます、今年3月上旬にふとしたことがきっかけで、信貴山玉蔵院(生駒郡平群町)と安倍文珠院(桜井市)にお参りすることができました。
信貴山に寅。こちら


榧木


山門から石畳の参道を行くと石の鳥居を越えて榧の巨木が見えた、聖徳太子が開基した頃芽吹いたとされている、表示板には樹齢1500年とある
それで、聖徳太子の像が・・・



信貴山玉蔵院はもう何年も前に精進料理をいただきにご近所さんのグループでお詣りした記憶があります、その折に朝護孫子寺本堂の真下が真っ暗になってて手探りで巡った記憶がありました。
戒壇めぐり
この「戒壇巡り」は、心願成就を祈る修行の道場で、本堂真下の暗闇の回廊です。長さ九間四面三十六間、暗い部分で約60メートル、約5分間でお詣りができます。階段を下りたら、右手を右の壁に当てながら廻り、二番目の角を曲がってください。すると見えてくる灯明の場所には、皆様方の十二支生まれ年の守本尊、即ち千手観音や阿弥陀如来など八体の仏像がお祀りしてあります。ここで、ご自分の守本尊に身体健全、家内安全をお祈りください。次にまた、右手を右の壁に当てながら進んでください。次の角を曲って少し行きますと、又木の格子が手に当たります。その胸の高さに大きな鉄の錠前が掛っております。この錠前に触れますと如意宝珠に触れたと同じ功徳が与えられると言い伝えられ一願成就のご利益が授かります。⇒信貴山 朝護孫子寺HPより
思い出しながら戒壇巡り体験しました、真っ暗です、ホンマに手探りです、右手で壁をなぞりながら進みました。
出口の方、差し込む光を見るとホンマに「一願成就のご利益が授かります」との教えのように思いました。

本堂の舞台に上がりぐるりと見渡すととても良い眺め。

日本一大地蔵尊



左足を降ろして座る半跏ポーズ。総丈14.54メートル、。
このポーズは「お願いをすればただちに救いに行くぞ」

空鉢護法堂


命蓮上人が竜王の教えを蒙り、信貴山縁起絵巻(飛倉の巻)の如く、空鉢を飛ばして倉を飛び返らせ、驚き嘆く長者に慈悲の心を諭して福徳を授けたという出来事に由来します。山頂に竜王の祠を建てて以来、多くの参詣者から、「一願成就」の霊験あらたかな守護神として信仰されております。山道は険しいものの、途中に信貴城址と行者の篭堂、星祭り本尊があり、また、空鉢護法堂(空鉢堂)からの眺めはたいへん素晴らしいものです。⇒信貴山朝護孫子寺HPより
ちょっと急な坂になっててジックリユックリ歩きました。空鉢護法堂からの眺めは素晴らしかったです。
駐車場への途中に信貴山城址こちら



「さて、あと大和十三佛は何か所残ってるかなぁ?安倍文珠院に行こか?」
本堂

仲麻呂堂(金閣浮御堂)


当山出生の安倍仲麻呂公や安倍晴明公など安倍一族をお祭りするため、昭和六十年に、総金色仕上げの金閣浮御堂が完成堂内には仲麻呂公像、晴明公像、をはじめご本尊に開運弁才天、厄除け守護の九曜星の神々。方位災難除けの十二天御尊軸が安置されています。

白山堂:室町時代 重要文化財


流造屋根柿葺き、美しい曲線を持つ社殿で、当山の鎮守です。 白山菊理姫を主神として祭り、特に縁結びの神として信仰の厚い社です。

文殊院西古墳:飛鳥時代 国指定特別史跡


この古墳は古来より安倍寺の創建者である安倍倉梯麻呂の墓であると伝えられています。
また、玄室には弘法大師お手作りと伝わる願掛け不動の石仏が祭られています。

合格門


この合格門は松を使用して作成してあります。一足先に合格門をくぐり合格を「まつ」。
さてと、大和十三佛はあと一か寺、第13番 三輪学山 大安寺(虚空蔵菩薩)残すのみとなりました。