ミセスMの毎日がチャレンジ

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年金裁定請求支援プログラム。。。

2007年10月30日 | 社労士の目
 夕方から、大阪社労士会本会で「年金裁定請求支援プログラム」の説明会に行って来ました。
これは現在、生活保護を受けている人を対象に、年金の受給資格を調べて、資格があれば年金の請求をお手伝いしましょう。
・・・と言う支援プログラムです。

 平成19年8月現在、大阪市の生活保護の実態は、113,040人
85,964世帯にものぼります。
全国平均が12%に対して、なんと42.8%の保護率となっています。
扶助費の予算額は2,320億円です。

 この数字が多いか少ないかはよく判らないけれど、大阪には、あいりん地区があり、日雇い労働者が多く、その人たちの高齢化や現場の機械化などによって仕事がなくなり、ホームレス化や生活保護が増加しているのは、理解できます。

 大阪府下の各支部で集められた社労士が101人。
支部を管轄する地域を担当して、ケースワーカーさんと連携で支援していきます。
でもうちの支部は、西成区のあいりん地区があるので、対象者が多く他支部からも応援を頼んで、進めていくようです。

大阪の生活保護費は、毎月121,530円
国民年金をフルペンション(満額で7万円を切ります)もらっている人よりも多い計算です。
ここにも、大きな歪と不公平があります。

 若いときに、節約しながら年金保険料を払い続けた人よりも、法令を無視してその日暮らしをエンジョイしてきた人のほうが、国からたくさんのお金をもらえる。
こんな不条理があってええんかいな。

  実際に年金を受給出来るようになると、生活保護費が減額されます。
毎月払いから、2ヶ月に1回の受給になります。
手間をかけて、年金を受け取るメリットは本当にあるんかいな。
とにかく大阪市は、予算の半分ほどを食いつぶしている「生活保護費」の削減にやっきになっている。
年金をもらえるということはええことやけど・・・。

 私が相談のときによくいうてることがあります。
「年金をかけずに、生活保護を受けることは、あなたのプライドのお話です。」







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1 コメント

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Unknown (イメルダ)
2007-11-10 14:14:06
6月から5ヶ月間、派遣で児童手当、児童福祉手当などの手続きのお仕事をしてたけど
母子家庭における手当てだとか、生活保護手当て等など・・・
知ってからなんと不公平があるのかって思った点があるわ。
来年度から母子手当ては一部改正されるけど・・・
それもこのお仕事をしてわかったこと。
あ~、税金払っている私達が損をしているように思えるのはおかしくないよね?
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