ミセスMの毎日がチャレンジ

毎日の暮らしの中の知恵と工夫。 料理やダイエットへの挑戦日記。 仕事上の知識の公開(年金や資産管理など)。

誰が名づけた「消えた年金」。。。

2011年09月15日 | 社労士の目
 「消えた年金」っていったい誰が名づけたんやろ。
実際「年金」は消えてなんかいない。

 平成9年に基礎年金番号の制度になる前は、国民年金と厚生年金とで2つの年金番号があった。
それを一つにしたのが、基礎年金番号
その時全加入者に、「2つの番号を一つにします」というお知らせと、「2つ以上の年金手帳や番号を持っていたら、返事を出してください」というお願いを出している。

 後から年金が見つかった人のほとんどは、この返事を出していない人が多い。

 先日あたしが依頼されたおじいちゃんの年金が見つかって、その人は、遡及して1000万円近くを受け取った。
もう90歳を超えていた人やったので、そんなすごい額になったけど、それを得と見るかは人それぞれ。
だって初めから見つかっていれば、60歳からもらえてたお金なんやから…。

 その時に思った。
日本はすごい国やなぁ…って。
戦前の昭和17年、厚生年金が始まって間もなくの履歴がちゃんと残っているという事実。
他の国やったら、絶対こんなことはないと思う。
残ってて当たり前のことやけど、でもすごいと思う。

 手書きの紙台帳がちゃんと、マイクロフィルムになってパソコンに入っている。
その人の名前を見つけた時に、「年金は消えてなんかいてへん」と思った。

 全国の同じ名前の同じ誕生日の人。
迷子になっている自分の年金をきちんと探してあげてください。
何冊も年金手帳を持っている人は、早く1冊にまとめて、基礎年金番号に登録してあげてください。

 年金は、消えてなんかいません。 迷子になっているだけなんです