大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

自己矛盾は信用を失う

2013-03-16 17:37:11 | インポート
週末の新聞に定期的に広告を掲載しているリフォーム工事会社があります。自社の施工実績の実例を紹介して、その工事のポイントを示してくれるもので、なかなか出来のいい広告だと思います。「経験と技術力」を感じさせてくれて、私も家のリフォームをする時には(その予定はまったくありませんが)その会社に頼もうかな、と思わされるくらいです。でも、この会社の広告でイマイチ納得いかないのは、見出し的なところに次のように書いてあることです。ー「当社のお客様の80%は、口コミ・リピーターです」。・・・・これも確かな施工実績を示す意味を持って言われているのだと思います。でも、新聞広告をこれほど定期的に出しながら、「80%」は広告によるものではない、と言う、というのはイマイチしっくりこないのです。もちろん、「80%」に満足することなく、さらに顧客の拡大を目指して広告を打ってるんだ、と言われればそれまでで、別におかしいことではないのかもしれませんが、それにしてもイマイチ・・・、なのです。

そう言えば、昔、一風変わったトンカツ屋(トンカツなのに肉が生肉風でジューシー、というのが売りでしたが、私の口には合いませんでした)に行った時、店内にその店のパンフレットみたいなのが置いてあったのを思い出しました。一つのパンフには、その店のトンカツが、いかに稀少で高級な肉を使用しているのか、ということを強調したものでした。別のパンフは、その店のフランチャイズ店を募集するもので、こちらでは、そのトンカツ屋の経営上の魅力がアピールされ、「利益率の高さ」が強調されています。・・・これは、やっぱり自己矛盾なんじゃないかな、と思えます。本当に稀少で高級な肉を使って、普通のトンカツ屋並の値段で提供してたら、そんなに利益率が高くなるはずがないし、本当に利益率が高いのであれば「高級肉使用」の方が怪しくなります。

自分自身で言っていることの中に矛盾がある、というのは、一番信用を失うことのように思えます。だから、「公益的な専門資格者の団体なのだ」ということを自ら標榜するような団体が、推進する事業の第一に自分たちの「事務所経営基盤の確立」をあげるようなことは、するべきことではないのでは、と思えてならないのです。



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