大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

プロ意識

2012-05-29 06:14:06 | インポート

大分の地方局のラジオを聴いてきたら、こんなことがありました。

DJさんが、リスナーからのメールなどを紹介しながら話すコーナーで、テーマは「今、行きたいスポット」でした。「スカイツリー」などの「名所」が紹介される中、「新装大分駅」というのがありました。

「大分駅の新装から2か月。「行きたい」と思っていた大分駅に昨日初めて行った」、というお便りです。それを紹介したDJは、「私もまだ大分駅に新装されてから行ってないんですよね。昨日時間があったので、行こうかな、と思ったのですが、ついつい面倒で行きませんでした」 と言っていました。

ダメだな、こいつ。と思います。

同じDJが、以前、新しい映画を紹介して、紹介原稿を読み上げた後に、「面白そうですね。これはゼッタイ観なくっちゃね」 というようなことを言っていました。そして、その一週間後、リスナーからの映画に関するお便りを紹介した後、「映画かぁ~。もう、2年くらい映画を観てないなぁ」 というようなことを言っているのを聞いて、思わず車の中で、「先週、あの映画を観る、って言ってたじゃないか!」と突っ込んでしまいました。

大分の地方局とは言え、ラジオを通じて情報を伝える仕事をする人間には、それなりの心構えがあるべきだと思います。大分駅が新装された、というのであれば、それに関する原稿を読むだけでなく、自分自身で行ってみるべきです。映画などについても、できるだけアンテナを広げて、自分自身で確認できた情報を伝えるようにするべきです。そういうことは、「仕事」の本体を離れても、日常的に追求すべきことだと思うのです。

そういうことができずに、「地方のラジオのDJ」という立場に安住して、原稿をそこそこ読めればそれでいい、というのは「プロ意識」の欠如でしょう。

別のテレビ番組の中で、太陽光発電の設置業者へのインタビューで、業者さんが「当社は太陽光発電に関してはプロと言っても過言ではありません」とアピールしているのを聞いて、「おいおい、その程度じゃぁ困るだろう!」と突っ込んでしまいました。こちらの方は、基本的姿勢の問題と言うより、単に言葉の使い方を間違えてしまっただけのことだと思いますが、本来「プロです」と胸を張って言えなければならないところなのに、「過言ではない」レベルにとどまってしまっている、というようなことが結構あるように思えます。そういうことではいけない! という自戒を込めて。


コメントを投稿