今週の予定の続き 12.1(土)第6回個別研修会
12月(もう!)1日、東京の土地家屋調査士の小野孝治先生を招いての「誤差論」に関する研修会です。
小野先生は、「座標解析と最小二乗法による境界復元」等を実践的に研究し、全国の調査士に普及させるべく活動されている、この分野における第一人者と言っていい方です。
今回の研修では、基本的な理論的問題に関する研修を踏まえて、先生の作成された、「座標解析と最小二乗法による境界復元」ソフトを実際に使用しての、きわめて実践的な研修がなされるものと思います。非常に中身の濃い研修を、大分で受けられる、非常に貴重な機会だと思いますので、参加者の方は、この機会を最大限に有効に使っていただき、土地家屋調査士業務の質的な向上を推し進めることに役立てていただきたいと思います。
小野先生には、このブログにも何度か投稿をいただきました。その中でも言われていたことですが、「技術論」「制度論」を区別しつつ考える必要があります。そして「区別」が問題になる、ということは「連関」が問題になる、ということでもあります。しっかりとした「技術論」を踏まえての「制度論」の構築、ということが、土地家屋調査士のポジションから追求されるべきことなのだと思いますが、私は、現状はあまりにもそれが弱いように思っています。それを克服するために、私自身特に「技術論」について勉強させていただくとともに、その上での「連関」=制度論に結実させていく方向について一緒に考えていくことができれば、と思っています。
責任回避とも取れる印鑑証明書、形式的とも取れる実質的審査権、更改契約とも取れる結果的筆界、頭の悪い(本当に悪い)私でも疑念で一杯になります。
小野先生の理論は素人には分かりません。(賞賛するブログは何件か見つけましたが)
良い技術なら拡がるだろうしダメなら拡がらないのでしょう。
しかし各調査士会や連合会は「図面から示せる」と唱える調査士がいるのなら、「境界問題を抱える国民の為にも話は聞いてみよう、検証してみよう」という姿勢であって欲しい。
筆特の前にやることがあるんじゃないですか?
お役所は面白くないかも知れないけど分からないよ?
そのうち楽に早く正確でおいしい人気資格に返り咲くかもよ?
特認なるなら調査士一択、頑張ってくれてありがとう小野さんって感謝する日も来るかもよ?
と、調査士様の苦労も分からない愚民が調子に乗りましたm(__)m
それにしても大分県民はアクティブな会長様を戴いて幸せですね。
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法律論も含めた制度論と復元技術論は天秤の秤に乗った状態でバランスが取れていることが理想なのしょうが今の法律家(登記官、土地家屋調査士、裁判官、弁護士等)は制度論に大きく振れた状態に成っていますのでこれのバランスをとるには一旦技術論に針をフリ戻さなければなりません、最終的に±0にするには技術論側に一旦振っておかないとフリ戻しがかかりますからそうするわけです。
ですからあえて、以前の地図があれば筆界は技術的に復元出来ますと言い切ることが技術論者に求められます。
私の研修の前提には5年程度の経験があることが前提になっています,つまり現地調査においてこの辺が、ここが筆界であろうと判断出来る調査士が対象だと言うことです。日調連が発行している土地境界基本実務Ⅰ~Ⅴとか寶金先生に境界の理論と実務程度は読破している人、厳密網計算程度は日常業務でしている方々が目の前に座って聞いていると思いながら話をしているわけです。
で!たぶん研修を受けて、皆さんは6時間程度で理解出来る内容では無いことを認識されたと思います、だから誤差の基礎,復元の基礎の研修なわけです。
技術論は話だけでは駄目ですから必要なソフトは無償で提供しています、あとは皆さんが実務でどう生かすかですね。
すくなくとも、一変量の誤差論では説明つかない境界(筆界)復元の部分があったはずです、これを解消出来るであろう二変量の誤差の入り口に案内しました、これを理解していけば筆界復元のこんがらがった糸がほどけてくるはずです。