宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

8月お盆用小ぎく現地検討会が開催される

2010年08月19日 08時50分53秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
JA南三陸リアス小菊栽培研究会役員会が中心となり7月26日,南三陸町において,8月お盆出荷用小ぎくの予約相対取引量を決定するにあたり,各会員のほ場の生育状況を確認する現地巡回を行いました。
 南三陸町では,7月中旬からの高温により開花が遅くなると考えられ,役員らは会員ほ場の生育状況を確認しながら,どのくらい予約相対取引が可能か判断していました。普及センターからは,高温でハダニの発生が多くなるので,出荷前に防除をきちんと行うよう指導しました。リアス小菊栽培研究会では8月お盆用に約1haの作付があり,市場からは約9万本の予約が入ると見込まれています。
 普及センターでは現地巡回を通じて,出荷前の小ぎくの生育状況を確認しながら,予約相対取引量の拡大に向けた小ぎく生産を支援します。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先輩から学ぼう!~みやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」開催~

2010年08月18日 13時42分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 去る7月13日,栗原市一迫と大崎市古川を会場に,みやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」を開催しました。新規就農者~就農5年目までの4名が参加し,和気あいあいとした雰囲気の中,先輩方と意見交換を行いました。
 最初に,栗原市一迫の(有)小山牧場(酪農)専務の小山寛記さんに座談会形式でお話をいただきました。小山さんは,塾生達に将来の目標などについて聞き取りながら,それぞれにアドバイスをいただきました。農家は自営業なので,自分のやりたいと思ったことが実現できるのが強みで,何でも新しいことに挑戦してみることが大切だということや,自分が興味を持ったことについて誰かと話をする大切さなどの経験談に塾生達はうなずきながら聞き入っていました。
 2ヶ所目は大崎市古川でなすを栽培し,若手生産者5名と出荷団体「ふたば」を発足させた佐藤雅俊さんにお話を伺いました。野菜の直販や天敵を導入した省力栽培に取り組み,古川市内の飲食店と連携した消費者交流イベントを企画するなど,意欲的な取り組みに塾生達は感心している様子でした。
 今回参加した塾生達はそれぞれ部門が異なりますが,少し前に就農してその分野で活躍されている先輩達と様々な話をする中で新しい目標が持てたのではないかと思います。
 みやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」は,冬場に第2回を開催する予定です。


佐藤雅俊さんのハウスにて

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

売上アップに向けみんなで研修~十符(とふ)の里農産物直売所「ふれあい館」~

2010年08月18日 09時08分58秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 JR利府駅近くにある十符(とふ)の里農産物直売所「ふれあい館」(会員27名)では,7月30日の視察研修(野菜農家及び直売所)に併せて全体会議を開催し,営業日や時間について会員自ら行ったアンケート調査の報告や,7月15日に開催した研修での農業マーケティング研究所山本和子所長のアドバイスを受けて,お盆期間中休まず営業することにしました。2日連続で開催したお盆セールも行列ができるにぎわいを見せ,品物が足らない状況でした。普及センターでは不足している品目の栽培講習会の開催や品目ごとの売り上げ実績の提示などにより,売上アップを支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はしかみコーン」が収穫されました

2010年08月17日 17時31分47秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 気仙沼市の階上生産組合で,スイートコーンが収穫時期を迎えています。同組合では土づくりに鶏糞を使用し環境に配慮した栽培方法を目指しながら60aの転作田に移植栽培を行いました
 今年は初期の天候が不良で生育が心配されましたが,普及センターと連絡を取りながら初期雑草や病害虫の防除を徹底し,昨年より3日早い8月3日より収穫を始めました。品種はボリュームのある「どでかコーン優作」であり,「はしかみコーン」の愛称を付けて,国道45号線沿いの直売所を中心に販売しています。収穫後,すぐに茹で上げ販売するため,食味も甘みがのり評判も上々です。
 階上生産組合のメンバーは今年度の収益性を踏まえ,次年度は作型について,さらに検討を行い,組合経営の安定を目指したいと意欲的です。

<連絡先>
本吉農業改良普及センター
 先進技術班
       TEL 0226-46-6905
       FAX 0226-46-5140

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

互いの経営感覚向上を目指す「南三陸アグリネットワーク21」総会を開催

2010年08月17日 17時22分36秒 | その他
 7月27日,気仙沼市本吉町の「道の駅大谷」で「南三陸アグリネットワーク21」の平成22年度総会が行われました。
 本会は会員相互の情報交換を通じて自らの経営内容の充実を図るとともに,地域農業の活性化を図ることを目的に平成16年に設立された組織で,普及センターの支援のもとで,優良事例の調査,情報交換会,研修会等の事業を行っています。
 前年度までは,講話や先進地視察などの研修を中心に事業展開を行っていましたが,今年度は今まで手薄だった会員相互の自己研鑽と情報交換を更に活発化させるために,9月上旬には会員の農場を見学し年末にも情報交換会を行うことを取り決めました。
 設立当初の目的を会員が自らの手で推し進められるように,今後も支援してまいります。

<連絡先>
本吉農業改良普及センター
    先進技術班
TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙南のお盆菊,天候不良にも負けず出荷開始

2010年08月17日 11時50分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 お盆菊の本格出荷を控えた7月27日,JAみやぎ仙南花卉部会のキク出荷査定会が開催されました。部会員およそ80名が参加し,市場関係者や関係機関の立会のもと,花の切り前や出荷規格等について目揃えを行いました。普及センターからは,出荷までの最終防除のポイント等についてアドバイスを行いました。
 今年の露地ぎくは,春先の低温・日照不足や梅雨明け以降の高温・乾燥など,過酷な気象条件の中で育って来たため,丈が伸びず,開花期も遅れていますが,生産者は,乾いた畑に水をかけ続け,少しでも例年並の品質に近づけるための努力を続けて来ました。開花が遅れているため出足は鈍いものの,出荷が始まったことを喜び,需要期内に少しでも多く品質の良いキクを出荷しようと意欲を燃やしていました。
 天候不良が全国の産地に影響を及ぼしている今年のお盆菊相場は,高値で推移することが期待されています。生産者はこれを励みに出荷作業を行っています。普及センターも,引き続き品質の良いキクの生産に向け栽培技術面を中心に支援を行って行きます。


苦労の賜物

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万能散布バーを活用した大豆生育中期除草剤散布実演会を開催

2010年08月16日 09時07分19秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
当普及センター管内では転作作物として大豆の作付けが多くなっていますが,生育中後期の雑草の発生により収量や品質低下を招いている生産者が多く,この対策が急務となっています。県内では播種直後の土壌処理と,生育中期の「万能散布バー※(以下,散布バー)」を活用し,畦間等への除草剤散布体系により効果を上げている事例があることから,この散布バーを活用した除草剤散布実演会を平成22年7月22日に開催しました。
 散布実演は普及センターで重点的に活動を支援している亘理町十文字集落営農組合のほ場を会場としました。当日はみやぎ亘理農業協同組合管内の生産者20名ほどが集まり,散布バーでの散布状況を熱心に確認していました。実演に先立ち散布バーの活用方法や除草適期となる雑草の大きさ等について普及センターから説明を行いました。参加者からは,草種毎の除草剤散布適期や除草剤の混用方法,散布バーの価格等について質問が出されました。
 普及センターでは今後も農産物の品質や生産性の向上に向けた技術について,積極的に紹介するとともに普及に向けた支援を実施していきます。

※万能散布バー:除草剤や病害虫防除用の殺虫剤,殺菌剤を散布するためのアタッチメント。噴口の位置を変えることにより,目的に合わせた散布位置で農薬散布ができる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮城県大豆研修会を開催しました。

2010年08月13日 15時34分12秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 去る7月22日(木)に,栗原市志波姫「この花さくや姫プラザ」と志波姫刈敷中沖地区の大豆ほ場を会場に,宮城県大豆研修会を開催しました。研修会は,“大豆作の効率的な管理作業のために”をサブタイトルとし,大豆の収量・品質向上のために新技術や機械除草等の紹介を行いました。
当日は,県内の大豆栽培農業者をはじめとして,関係機関・団体の担当者を含め200名を超える参加者がありました。
研修会の前半はこの花さくや姫プラザで,古川農業試験場の担当者が雑草防除を主題とした大豆作生育中・後期の管理と,総合的病害虫管理(IPM)についての講演を行ないました。
また,第38回全国豆類経営改善共励会で生産局長賞を受賞した登米市登米町の栽培方法を優良事例として,登米農業改良普及センターの担当者が発表しました。
後半は,会場を大豆の栽培ほ場に移し,主要農機メーカー4社と作業機製造会社1社による大豆の中間管理作業機の実演会を行いました。実演では,新たに開発した中耕培土機や,有芯部分耕播種機などを各社がはじめに説明し,実際にほ場で動作させ作業の様子や効果などを参加者に確認してもらいました。
研修会全体をとおして,参加者は,新たな情報や技術・機械・機種に興味を示したようで,最後まで真剣に耳を傾け自身の目で確認していました。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家庭でのルール作り,夢への実現etc.できることからはじめよう

2010年08月13日 15時23分40秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 「くりネッ娘」は,管内の組織や団体の枠を越えて女性農業者同士の情報交換・交流を行うグループです。今回は,女性グループの活動が盛んな岩手県の中でも,特に実績のある「遠野地方Y・Y・Y推進女性の会」(以下Y・Y・Y)を訪ね,遠野伝承園(岩手県遠野市)を会場に女性の社会進出促進に向けた研修会を開催しました。
始めに,Y・Y・Yから結成の動機や結成されるまでの経過についてお話があり,その後は,これまでの会の活動や,農業委員でもある出席者の一人から日頃の活動について御説明をいただきました。
 後半は,意見交換交流会とし,参加者に後継者の育成についてや会の運営の仕方などの質問や組織の課題を出してもらい,アドバイスをいただく形で互いに話し合いを進めました。
「無理をしない。できる事から始める。目標を持って前向きに」等,簡単なこと,わかっていることとは思いながらも,行動してみることの大切さを強く実感できたようです。また,「農村を元気にするためには,女性が元気で家庭が明るくなければならない,それは女性の社会進出や男女共同参画や家族経営協定につながるものである」との理解が深まったようでした。
 参加者は,Y・Y・Yの皆さんの行動力やひたむきさに感心し,話に圧倒されながらも,その生き生きとした様子に元気をもらったようでした。参加者みなそれぞれに「なにか自分ができること」を考えたのではないかと思います。
普及センターでは「くりネッ娘」とともに,農業女性の社会参画を進めるための勉強の場・農業女性の交流の場等についてこれからも企画・提案して行きたいと思います。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班      
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くりはらスプレーマム研究会が現地検討会を開催

2010年08月13日 15時07分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 5月28日,くりはらスプレーマム研究会による現地検討会が,大崎市田尻および遠田郡涌谷町の会員ほ場で開催されました。
当日は,県農産園芸環境課や県農業・園芸総合研究所及び美里農業改良普及センターの職員も参加し,病害虫特性と宮城県育成品種のスプレーぎくの情報提供が行われました。
特に留意するべき点として,ミカンキイロアザミウマとハダニのそれぞれの特徴や防除法の指導がありました。雑草防除を確実に行うことで病虫害の発生を抑えることができるなど,栽培環境を整備することの重要性と防除の方法について,会員に周知することができました。
 出席した会員の間でも,時期を逃さない病虫害の防除や電照を切るタイミング等について活発な意見交換が行われ,栽培技術の一層の向上が期待される有意義な現地検討会となりました。      
普及センターでは,県の重要振興品目であるスプレーぎくの生産拡大を図るため,県育成品種オータムプリンセス等の導入や新しい栽培技術の普及を進めています。今後も関係機関と連携をとりながら,より高品質のスプレーマムの安定生産に向けて支援していきます。


開花したスプレーぎく

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする