水稲種子の第二回目のほ場審査を実施しました。種子審査には「ほ場審査」と「生産物審査」の二つの審査があり、ほ場審査とは、実際に種子生産している現地の水田を一枚一枚、周囲を回りながら生育の状況や異株(異品種や変異株)の有無を確認していきます。病害や雑草の発生、生育の状況等によっては不合格となることもあるので農家も真剣です。
約300haの採種ほ場を計3回審査を行うことから、審査を担当する普及センターにおいても時間と人員を多く必要とするので、県庁の農業技術担当者や古川農業試験場の職員の応援をもらいながら実施しています。
ほ場審査に合格した採種用稲は、適期に収穫・乾燥・調整され、生産された種籾そのものを審査するステップに進みます。この生産物審査に合格し、さらに登録検査機関が実施する農産物検査で種子として合格して初めて「水稲用種子もみ」として出荷されます。種子として供給されるまでには、さらなる審査や検査が待っているわけです。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910