令和5年11月22日,JAいしのまき主催で東松島市の株式会社絆粋ファーマーズほ場を会場に生産者5人が参加し,アスパラガス栽培管理勉強会が開催されました。
現地ほ場のアスパラガスは、夏季の高温や害虫の発生が多かった中で、2m以上に生長しており、株養成は順調です。
今年は11月に入ってからも温度が高く推移し、平年に比べ立茎した茎が青々としています。これから気温が低下し12月に向かって本格的に黄化し、養分転流が進んでいきます。しっかりと低温に当てることで養分を根に蓄え、来年の春芽の収穫が多くなると期待できます。
石巻管内は、1年で株を養成して翌年に採り尽くす「採りっきり栽培」と春芽収穫後に茎をのばして夏芽や翌年以降も収穫する「ハウス立茎栽培」が導入されています。令和4年度の全農みやぎ青果販売実績では県内一のアスパラガスの産地となっており、今後も生産の拡大が期待されます。
普及センターではJAいしのまきと連携して、今後とも栽培技術の支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班 TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999