丸森町筆甫中区集落協定では,以前より援農ボランティアを活用したへそ大根作り体験など,集落での共同作業や地域活性化活動に取り組んでいます。
その活動の一環としてに山菜の栽培を行っていますが,山菜のうちわらびについて生育が芳しくない状況でした。また,今年度は,農産加工関係機器を導入し,地域の特産品を活かした農産加工品開発に取り組む予定で,原材料となる山菜の収量確保が課題となっています。。
そこで,わらびをはじめとした山菜栽培の基本技術を習得するため,11月24日に筆甫まちづくりセンターを会場に栽培技術講習会を開催しました。講師に山形県森林研究研修センターの研究開発専門員である中村人史氏を迎え座学形式で,わらび栽培基本技術の研修を行いました。わらびの生育の特徴や増殖時のポイントなど,これまで実践した内容と異なる部分もあり,参加者は真剣に聞き入っていました。質疑も活発に行われ,わらび以外の山菜(ふきやうどなど)についても情報を得ることができました。その後には,現在栽培中のわらび,うど,ふき,こごみの栽培ほ場を巡回し,栽培のポイントや適地かどうかなど確認しました。
次回は3月に,わらびの育苗(ポットあげ作業)の実習を行う予定です。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
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