令和5年11月に南三陸町のぶどう生産者で設立された「南三陸大粒ぶどう協議会」では、会員が生産した大粒種ぶどうのブランド化を目指しており、ブランド化の前提として高品質なぶどうの生産に向けた栽培技術の向上が必要とされています。
そこで、令和6年5月24日に協議会の会員9人を対象に普及センター主催による栽培研修会を開催しました。普及指導員が講師となり、新梢誘引や花穂整形等の栽培管理については実演を交え、また無核化処理や副梢管理等の今後の重要な栽培管理について説明を行いました。参加者からは、「形の悪い花穂はどう扱うのか」、「無核化処理のタイミングが難しい」など、多くの質問や意見が寄せられたほか、参加者同士で活発な意見交換を行っている様子も見られ、有意義な研修会となりました。
普及センターでは、会員9人の技術レベルを平準化するため、今後も支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606