宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

生産者と実需者のマッチングを支援

2015年08月14日 10時54分01秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成27年7月22日から23日にかけて,社員食堂,学校給食,病院食,社員寮・保養所・研修所などの食に関するサービスを全国的に展開している「株式会社魚国総本社」の名古屋食品部から2名の購買担当者が来県し,農業と水産の生産現場を視察しました。普及センターでは,農業の生産現場についてJAいしのまきとともに案内を行いました。
 はじめに,宮城県及び石巻地域の農業の復興状況や生産の特徴について説明を行い,現地ほ場等3か所(こねぎ,長ねぎ,水耕みつば)を案内しました。
 長ねぎ生産者の作業場では調製作業が行われており,ほ場から収穫したばかりのまだ土のついている長ねぎが,根切り,葉切り,皮むき作業によりきれいに箱に入れられ出荷形態に整えられるまでを魚国総本社の担当者の方々は興味深く視察していました。
 情報交換では,実需者が生鮮野菜・産地に求める要望なども聞くことができ,今後の農産物生産や販売にも参考となるものと思われました。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999



こねぎの説明


長ねぎほ場

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園芸用地下水の水質調査を行っています

2015年08月14日 10時25分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成27年8月4日に,関係機関と連携し,園芸用地下水の水質を調査しました。

 石巻管内の一部の地点では,東日本大震災以降に,地下水の塩分濃度が上昇しました。塩分濃度が高い地下水を,作物の栽培に使用すると,「塩害」と呼ばれる生育障害を引き起こす可能性があります。

 そこで当普及センターでは,関係機関と連携し,園芸作物の栽培用に使用する地下水のpH,EC,ナトリウム濃度などを,定期的に調査しています。 生産者の所へ伺い,その場で地下水の水質を測定し,栽培に使用できるか判断します。

調査する時期によって,水質が変動しますが,今のところどのような規則性で変動するかははっきりとしていません。今後も注意が必要だと考えられます。

震災の爪痕は未だ消えることはありませんが,屈せずに復興を遂げられるよう,普及センターでは支援を続けていきます。


 
 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術班 
 TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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