河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/7(土)15時 京都府民ホール・アルティ シューマン「ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調」Op.80 

京都本

2007-09-21 23:36:02 | 京都の暮らし
森見登美彦「太陽の塔」、一気に読了。

たぶん作者と重なることの多い
京大農学部5回生が主人公。

百万遍や、御影通りや、叡電(なぜか作中では叡山電鉄と必ず書いてある)、
あるいは四条河原町や鴨川や
まなみ号と名付けた自転車など
要するに
私達の日常の京都、
あるいは、学生にとっての京都の街を背景に
学生特有の理屈っぽい文体が妙な味をだしていて
読ませます。

私も高校大学の7年間
百万遍(京大)の近くに通っていたので(自転車で!)、
けっこう甘酸っぱい気持ちにもなるのですねー。

前回の日記のカレー屋さん「ビィヤント」もお近くです。

やたら植木鉢の多い路地裏の道とか
寒いのに大文字山に登って宴会やるとか
(授業中抜け出して大文字登って琵琶湖に出る、というのは
けっこう学生間では人気があるらしく、まじめなピアノ科の
私はやりませんでしたが、声楽科の何人かがやったのを後で
聞いて、秘かにうらやんだり…)

雪がほんのちょっと降る場面とか
叡電が、銀河鉄道みたいになるところとか

印象的なシーンがいくつも。

こういう本、書いてて楽しいやろなぁ。




コメント
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