何ヶ月か前のこと
植木鉢の上に荷物が落下、
ぼきっと根元から折れてしまいました。
折れた枝をそのまま水に挿しておいたら
根が出て
新しい葉っぱも。
このガラスの器は、実は、酒器。
うすいガラスがきれいなので
花入れに使ってます。
植木鉢の上に荷物が落下、
ぼきっと根元から折れてしまいました。
折れた枝をそのまま水に挿しておいたら
根が出て
新しい葉っぱも。
このガラスの器は、実は、酒器。
うすいガラスがきれいなので
花入れに使ってます。
備忘録。
角川書店「短歌」2009年8月号に
河野美砂子の短歌10首「うつゆふに」が掲載されました。
今回は、京都迷宮シリーズ(?)。
北野白梅町のイズミヤは
日頃の買物をするスーパーの一つですが、
その向かいにひっそりと立つ石碑「北野廃寺跡」が起点です。
現代短歌を読み慣れていないと読みにくい・・・?
ちょっとというか、だいぶマニアックかも。
角川書店「短歌」2009年8月号に
河野美砂子の短歌10首「うつゆふに」が掲載されました。
今回は、京都迷宮シリーズ(?)。
北野白梅町のイズミヤは
日頃の買物をするスーパーの一つですが、
その向かいにひっそりと立つ石碑「北野廃寺跡」が起点です。
現代短歌を読み慣れていないと読みにくい・・・?
ちょっとというか、だいぶマニアックかも。
都忘れ(みやこわすれ)の一種です。
別名、東菊(あずまぎく)。
佐渡に流された順徳天皇の逸話で知られています。
うちには紫色の花の都忘れもありますが、そちらの方はもう花は終わりました。
こちら、7月ももう終わるというのに次々と花をつけます。
VWポロが置いてある駐車場から庭に入るところ、枝折戸の際に咲いています。
別名、東菊(あずまぎく)。
佐渡に流された順徳天皇の逸話で知られています。
うちには紫色の花の都忘れもありますが、そちらの方はもう花は終わりました。
こちら、7月ももう終わるというのに次々と花をつけます。
VWポロが置いてある駐車場から庭に入るところ、枝折戸の際に咲いています。
桔梗(ききょう)です。
私のPCではちょっと青く見えるのですが、本当は紫色です。
何年か前、庭に植えたところ
毎年夏の初めと、秋の初めの二回
次々と花をつけてくれます。
見かけによらず、桔梗は強い花。
夏の強い日差しにもやられません。
今年一度目の花はもうそろそろ終わりです。
私のPCではちょっと青く見えるのですが、本当は紫色です。
何年か前、庭に植えたところ
毎年夏の初めと、秋の初めの二回
次々と花をつけてくれます。
見かけによらず、桔梗は強い花。
夏の強い日差しにもやられません。
今年一度目の花はもうそろそろ終わりです。
ラヴェル備忘録つづきです。
講演会では、珍しい演奏(CD)も聞いて頂きました。
カペー四重奏団による、ラヴェルの弦楽四重奏曲より第1楽章と第2楽章の一部を。
1928年の録音です。
1928年ということは、ラヴェル(1875~1937年)がばりばり生きていた頃。
(ちなみにラヴェルは、明治8年生まれ、昭和12年没です。)
現代の演奏と一番違うのは、グリッサンドが多いことでしょうか。
(往年の名ヴァイオリニスト、ティボー(1880~1953年)の演奏を思い出しました。)
この曲のテンポは、もともといろいろと動くのですが、
私が聞き慣れていた現代の演奏と比べて
カペーカルテットの演奏は、たいへんナチュラルなものでした・・・
というか、どう言ったらいいのかな、
楽譜を読み込んだ上で、楽譜にヘンに捕らわれることなく
音楽を感覚的に大きくつかんでる
・・・右脳的というのか、
私は概して現代の演奏より昔の演奏が好きなのですが
カペーカルテットも一聴の価値アリです。
その他、室内楽の名曲として
ピアノ三重奏曲の一部も(カントロフ、ミュレ、ルヴィエ)聴きました。
この曲は、何度も弾いたなぁ・・・。
・・・以前、カントロフさんとルヴィエさんが来日、
京都アルティでのデュオ公演で
私が譜めくりした時のエピソードを思い出し、
講演会ではそれもお話したり・・・。
・・・この譜めくりエピソードは
以前の日記に書いたような気がするのですが・・・?
講演会では、珍しい演奏(CD)も聞いて頂きました。
カペー四重奏団による、ラヴェルの弦楽四重奏曲より第1楽章と第2楽章の一部を。
1928年の録音です。
1928年ということは、ラヴェル(1875~1937年)がばりばり生きていた頃。
(ちなみにラヴェルは、明治8年生まれ、昭和12年没です。)
現代の演奏と一番違うのは、グリッサンドが多いことでしょうか。
(往年の名ヴァイオリニスト、ティボー(1880~1953年)の演奏を思い出しました。)
この曲のテンポは、もともといろいろと動くのですが、
私が聞き慣れていた現代の演奏と比べて
カペーカルテットの演奏は、たいへんナチュラルなものでした・・・
というか、どう言ったらいいのかな、
楽譜を読み込んだ上で、楽譜にヘンに捕らわれることなく
音楽を感覚的に大きくつかんでる
・・・右脳的というのか、
私は概して現代の演奏より昔の演奏が好きなのですが
カペーカルテットも一聴の価値アリです。
その他、室内楽の名曲として
ピアノ三重奏曲の一部も(カントロフ、ミュレ、ルヴィエ)聴きました。
この曲は、何度も弾いたなぁ・・・。
・・・以前、カントロフさんとルヴィエさんが来日、
京都アルティでのデュオ公演で
私が譜めくりした時のエピソードを思い出し、
講演会ではそれもお話したり・・・。
・・・この譜めくりエピソードは
以前の日記に書いたような気がするのですが・・・?
ラヴェルの備忘録を続けます。
「ボレロ」のアーティキュレーションが、
冒頭のフルートとクラリネットでは異なっている、ということを前回書きました。
数種の演奏をCD(小澤、デュトワ、バレンボイムetc.)その他で確かめたのですが、
その違いを意識している(と聴取者にわかる)演奏というのは
残念ながら見つけられませんでした。
明らかに
ラヴェルのアーティキュレーションを無視しているフルーティストは
何人か居ました。
ラヴェルのオリジナルのアーティキュレーションより
息の長いフレーズを意図したものと思われます。
クラリネッティストでは
オリジナルどおりのアーティキュレーションで吹いていたように聞こえる人も居ますが、
あまりそのこと(アーティキュレーションの違い)を強調する意図はないように聞こえます。
たぶん不自然に聞こえる、という判断だと思います。
それはもっともなことでしょう。
ただ、これだけ有名な曲なのだから
ひとつくらい、そのアーティキュレーションの違いをウリにするような演奏もあっていいと思うけど・・・。
私の知らないCDで、そういうものがあるのかもしれませんね。
以下、「忙しい人のためのボレロ」です。・・・爆笑もの
http://www.youtube.com/watch?v=5rkdKANSpGM
「ボレロ」のアーティキュレーションが、
冒頭のフルートとクラリネットでは異なっている、ということを前回書きました。
数種の演奏をCD(小澤、デュトワ、バレンボイムetc.)その他で確かめたのですが、
その違いを意識している(と聴取者にわかる)演奏というのは
残念ながら見つけられませんでした。
明らかに
ラヴェルのアーティキュレーションを無視しているフルーティストは
何人か居ました。
ラヴェルのオリジナルのアーティキュレーションより
息の長いフレーズを意図したものと思われます。
クラリネッティストでは
オリジナルどおりのアーティキュレーションで吹いていたように聞こえる人も居ますが、
あまりそのこと(アーティキュレーションの違い)を強調する意図はないように聞こえます。
たぶん不自然に聞こえる、という判断だと思います。
それはもっともなことでしょう。
ただ、これだけ有名な曲なのだから
ひとつくらい、そのアーティキュレーションの違いをウリにするような演奏もあっていいと思うけど・・・。
私の知らないCDで、そういうものがあるのかもしれませんね。
以下、「忙しい人のためのボレロ」です。・・・爆笑もの
http://www.youtube.com/watch?v=5rkdKANSpGM
先日の講演会「ラヴェルを聴く」での備忘録、つづきです。
「ボレロ」は
今でこそこんなに有名で、TVコマーシャルなどさまざまな場面で使われてますが
私が初めて聴いたのは、小学校5年生頃で
京都市交響楽団の定期演奏会(たぶん外山雄三指揮)。
世の中にこんな素敵な音楽があるのか、とおもった。
ぽか~んと、口あけて聴いてたような記憶・・・・
ヴァイオリンの人達が、ギターみたいに楽器を抱えてピツィカートしていたのが印象的でした。
・・・で、それからン十年後、
今回気づいたことは以下のとおりです。
スコア見て面白かったのは
あの冒頭のメロディ「ドーーシドレドシラ ド ドラドーー シドラソミファソ・・・」
・・・実はこれはのちのち延々と繰り返されるわけですが・・・
トップバッターは、フルート。
二番手は、クラリネット。
この二つはまったく同じメロディ。
なのに、このメロディの後半、
二つの楽器でアーティキュレーションが違う!!
・・・
「ボレロ」は、同じメロディを延々と「展開しないで」ただただ繰り返す、という、それまでの常識では考えられない前代未聞の作品。
初演のとき、
その演奏を聴いた或る人が、座席の背を掴みながら「気違いだ、気違いだ・・」と言っていた、ということを聞いたラヴェルは
「あの曲を理解したんだろう」と言ったそうですが・・・。
15分あまり、ただただ同じメロディを繰り返すのみ(最後の転調はあるにしても)なのに
聴衆を退屈させないどころか、感動を与えるのですが
そのためにさまざまな仕掛けがあります。
有名な話としては、
冒頭のメロディは、最初はいろんな楽器のソロですが
何回目かのメロディのとき、「オーケストラの魔術師」と異名を取るラヴェルのお家芸として
①トランペットとフルートを組み合わせたり
②ピッコロ二つとホルン、チェレスタを組み合わせたり・・・
①の場合はユニゾンですが
②は、ホルンとチェレスタは、そのメロディそのままのユニゾンであるのに対し
ピッコロは、ト長調(つまり完全5度上)と、ホ長調(長3度上)
・・・倍音が聞こえるみたい、というか
これで、ちょうどパイプオルガンのような響きになる・・・。
上記のようなことは、つまり
同じメロディであるけれども「音色を変える」ということですね。
それに対し、
さきほど私が指摘した「アーティキュレーションの違い」は、
同じメロディの、いわば語り口の変化、ということ。
15分あまり、
まったく同じリズム(小太鼓)と同じ低音(ド・ソ・ソ)の上に同じメロディ。
でも
そのメロディの音色が違い、アーティキュレーションが違う、ということですね。
ちなみに、このアーティキュレーションの違いについて
オケマン(2フルーティスト+1クラリネッティスト)に質問したところ
アーティキュレーションが違うこと知っていたor意識していたのは
クラリネッティストで・・・というのも
クラは2番手だからなのでしょう、
フルーティストはトップバッターとして
あの低い音域でのソロというのは
けっこうプレッシャー・・・??
「ボレロ」は
今でこそこんなに有名で、TVコマーシャルなどさまざまな場面で使われてますが
私が初めて聴いたのは、小学校5年生頃で
京都市交響楽団の定期演奏会(たぶん外山雄三指揮)。
世の中にこんな素敵な音楽があるのか、とおもった。
ぽか~んと、口あけて聴いてたような記憶・・・・
ヴァイオリンの人達が、ギターみたいに楽器を抱えてピツィカートしていたのが印象的でした。
・・・で、それからン十年後、
今回気づいたことは以下のとおりです。
スコア見て面白かったのは
あの冒頭のメロディ「ドーーシドレドシラ ド ドラドーー シドラソミファソ・・・」
・・・実はこれはのちのち延々と繰り返されるわけですが・・・
トップバッターは、フルート。
二番手は、クラリネット。
この二つはまったく同じメロディ。
なのに、このメロディの後半、
二つの楽器でアーティキュレーションが違う!!
・・・
「ボレロ」は、同じメロディを延々と「展開しないで」ただただ繰り返す、という、それまでの常識では考えられない前代未聞の作品。
初演のとき、
その演奏を聴いた或る人が、座席の背を掴みながら「気違いだ、気違いだ・・」と言っていた、ということを聞いたラヴェルは
「あの曲を理解したんだろう」と言ったそうですが・・・。
15分あまり、ただただ同じメロディを繰り返すのみ(最後の転調はあるにしても)なのに
聴衆を退屈させないどころか、感動を与えるのですが
そのためにさまざまな仕掛けがあります。
有名な話としては、
冒頭のメロディは、最初はいろんな楽器のソロですが
何回目かのメロディのとき、「オーケストラの魔術師」と異名を取るラヴェルのお家芸として
①トランペットとフルートを組み合わせたり
②ピッコロ二つとホルン、チェレスタを組み合わせたり・・・
①の場合はユニゾンですが
②は、ホルンとチェレスタは、そのメロディそのままのユニゾンであるのに対し
ピッコロは、ト長調(つまり完全5度上)と、ホ長調(長3度上)
・・・倍音が聞こえるみたい、というか
これで、ちょうどパイプオルガンのような響きになる・・・。
上記のようなことは、つまり
同じメロディであるけれども「音色を変える」ということですね。
それに対し、
さきほど私が指摘した「アーティキュレーションの違い」は、
同じメロディの、いわば語り口の変化、ということ。
15分あまり、
まったく同じリズム(小太鼓)と同じ低音(ド・ソ・ソ)の上に同じメロディ。
でも
そのメロディの音色が違い、アーティキュレーションが違う、ということですね。
ちなみに、このアーティキュレーションの違いについて
オケマン(2フルーティスト+1クラリネッティスト)に質問したところ
アーティキュレーションが違うこと知っていたor意識していたのは
クラリネッティストで・・・というのも
クラは2番手だからなのでしょう、
フルーティストはトップバッターとして
あの低い音域でのソロというのは
けっこうプレッシャー・・・??
備忘録。
本阿弥書店「歌壇」2009年8月号(ただ今発売中)に
短歌12首「貝釦」(かいぼたん)が掲載されました。
先月の京都新聞(6月24日朝刊14面~15面)に
山本兼一さん(第140回直木賞受賞)、諏訪蘇山さん(陶芸家)とともに鼎談した、
ソフィア京都フォーラム2009「日本の匠 心と技」が掲載されました。
本阿弥書店「歌壇」2009年8月号(ただ今発売中)に
短歌12首「貝釦」(かいぼたん)が掲載されました。
先月の京都新聞(6月24日朝刊14面~15面)に
山本兼一さん(第140回直木賞受賞)、諏訪蘇山さん(陶芸家)とともに鼎談した、
ソフィア京都フォーラム2009「日本の匠 心と技」が掲載されました。