モーツァルトさん、こんにちは。
ご自慢のホ長調トリオの楽譜、
冒頭をアップしました(新全集=原典版です)。
気づくのは、
f (フォルテ)と P (ピアノ)、
それからスラーの書き方について。
モーツァルトさんの場合、
ベートーヴェンさんほど f や p の書き方が
厳密でないイメージがありますが、
これを見ると、そんなことはないことよくわかります。
1小節目、右手、左手それぞれに f が別に書かれてる。
つまり、とてもポリフォニックだということですね。
右手はソプラノとアルト、両方とも1拍目から始まり、
左手のバスは、1拍目お休みで、2拍目から始まる。
それがちゃんと意識して f が二つ別々に書いてあるのですね。
で、第2小節目は p。
これは、第1小節目第1拍から、ややディミヌエンドがかかる感じ。
つまり、冒頭の1拍目が重くて、2小節目に向かって軽くなる。
この第1、第2小節目に対応するのが、第5、第6小節目の f と p。
でもここでは、
f と p の位置は、先ほどの第1、第2小節目とは
ずれていますね。
第6小節目の1拍目は、まだ f (第2小節目は p でした)!で、
2拍目で p になります。
左手のスラーの掛け方も、こちらの方が長い=重い。
このことから言えることは以下のようのことでしょうか?
第1小節目は、トニカ(Ⅰの和音)。
第5小節目は、ドミナント(Ⅴの和音)。
つまり、機能が異なる。
ドミナントの方が、ずっと重い。
これは自明のことではあるんですけど。
でも私が面白いと思うのは、それから先のことです。
右手のアーティキュレーションです。
第1、第2小節目がスラーがつながってるのに対し、
第5、第6小節目は、切れてる。
この感じ、なるほどなぁって思いますねー。
5小節目のⅤの和音(H、♯D、♯F、A)は量的に「多い」ので
3拍+1拍伸ばしたあと、まだ余韻が残るから、
一度、手を上げたいのですね。
……続きはまた明日。♪
ご自慢のホ長調トリオの楽譜、
冒頭をアップしました(新全集=原典版です)。
気づくのは、
f (フォルテ)と P (ピアノ)、
それからスラーの書き方について。
モーツァルトさんの場合、
ベートーヴェンさんほど f や p の書き方が
厳密でないイメージがありますが、
これを見ると、そんなことはないことよくわかります。
1小節目、右手、左手それぞれに f が別に書かれてる。
つまり、とてもポリフォニックだということですね。
右手はソプラノとアルト、両方とも1拍目から始まり、
左手のバスは、1拍目お休みで、2拍目から始まる。
それがちゃんと意識して f が二つ別々に書いてあるのですね。
で、第2小節目は p。
これは、第1小節目第1拍から、ややディミヌエンドがかかる感じ。
つまり、冒頭の1拍目が重くて、2小節目に向かって軽くなる。
この第1、第2小節目に対応するのが、第5、第6小節目の f と p。
でもここでは、
f と p の位置は、先ほどの第1、第2小節目とは
ずれていますね。
第6小節目の1拍目は、まだ f (第2小節目は p でした)!で、
2拍目で p になります。
左手のスラーの掛け方も、こちらの方が長い=重い。
このことから言えることは以下のようのことでしょうか?
第1小節目は、トニカ(Ⅰの和音)。
第5小節目は、ドミナント(Ⅴの和音)。
つまり、機能が異なる。
ドミナントの方が、ずっと重い。
これは自明のことではあるんですけど。
でも私が面白いと思うのは、それから先のことです。
右手のアーティキュレーションです。
第1、第2小節目がスラーがつながってるのに対し、
第5、第6小節目は、切れてる。
この感じ、なるほどなぁって思いますねー。
5小節目のⅤの和音(H、♯D、♯F、A)は量的に「多い」ので
3拍+1拍伸ばしたあと、まだ余韻が残るから、
一度、手を上げたいのですね。
……続きはまた明日。♪