河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

マズルカ Op.59 傑作の理由

2024-07-22 18:44:07 | 全曲演奏付き講演会
7月27日(土)13時30分「ショパン~マズルカ全曲⑩」
NHK文化センター京都教室にて開催します。

今回は、マズルカ全50数曲中のたぶん最高傑作であるOP.59の3曲、
それにバラード3番も演奏。

作品は最高。
しかし気温も最高(昨日38度)で、
その暑い中この名曲をどれだけの方が聞きに来て下さるか…?

…その心配をよそに練習していると、
この作品の、何物にもとらわれない即興的とも言える感興にほんと魅了されます。
ショパン自身が楽器を弾いていて、手と耳と音が混じり合いつつ音楽を誘導してゆくような…。
カラーがグラデーションのように自在に変化する…。

たとえば OP.59-1など、3分あまりの小曲なのに、なんと12の調が!
これで思い出すのはシューベルトの最後のソナタ変ロ長調第1楽章。
これには、たしか20を超える調が出てきたはず。

同じことはモーツァルトの晩年にも。
ロンド K.511 イ短調も小品ながら、約14の調が。
もひとつついでに言うと、アッポジャトゥーラの頻出!
ショパン、モーツァルトともに晩年に。
(他の作曲家も共通するのかもしれませんが、とりあえず私の気付く限りのことです)

…などと言いつつ、締切過ぎた10首もまだで…。

★この絵は、ジョルジュ・サンドが描いたショパン。
なんと書いてあるのか「?」なのですが、どなたか読めますか?
コメント
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