河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

ロ短調ミサ コレギウムジャパン 

2023-09-25 00:20:55 | バッハ
ただいまBSで、バッハ「ロ短調ミサ」=バッハコレギウムジャパン・鈴木雅明さん指揮の、
トーマス教会での演奏放映中! 
すばらしい演奏。
今年2023年は、バッハがトーマス教会のカントルに就任して300周年(!)だそうです。

コンサートマスターは寺神戸亮さん。
・・・ン十年前、私が卒業直後のころでしたが、沖縄のミュージックキャンプでご一緒したことあります。
まだ彼がピリオドを始める前で、たしかプロコフィエフ2番のVn.ソナタ。
寺神戸さんは覚えたはらへんかもしれませんが。。。

そのキャンプの参加演奏家がすごくて、かのギドン・クレメルも来てました! 
クレメルは演奏のみの参加(他の講師はレッスンもしました)でしたが、
寺神戸さんは、クレメルに「レッスンしてくれ」と直談判。
・・・がクレメルは、レッスンするとなると最初の一音で1時間かかるから・・・、と断わった。。。

クレメルは、何曲かの室内楽の演奏をしましたが、
ある日の本番演奏の一ヶ所(?)が気に入らなかったとかで、
翌朝早朝、どの学生より早い時間からひたすらさらったはった。。。
完璧主義者=クレメル! と思いましたね。
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カンタータに慰められます

2022-05-16 03:32:21 | バッハ
NHKBS 夜中にやってるバッハのカンタータ。

本当に、この音楽には慰められる。。。
ピリオドの若い演奏家すばらしい。
ひと昔前は、技術的に本当に大変だったピリオド楽器および歌が、2022年の時点では難なく。

あ、いまBWV82 !
・・・これはかつてわたし通奏低音チェンバロで弾きました。
ほんまに、どの曲とってもカンタータは深すぎるわあ。。。(涙)。。。
でもこれはもとバリトンの歌を、ソプラノで歌ってますね。

●ラファエル・ピション指揮 ピグマリオン演奏会NHKBS(午前2時22分30秒~3時48分)
 オラトリオ「時と悟りの勝利」から ヘンデル作曲
 カンタータ 第199番「わが心は血の海に漂う」 バッハ作曲
 カンタータ 第82番「私は満ち足りて」から バッハ作曲
 歌劇「ジュリアス・シーザー」から ヘンデル作曲 ほか
【出演】 
 ソプラノ:サビーヌ・ドゥヴィエル
 合唱・管弦楽:ピグマリオン
 指揮:ラファエル・ピション
 収録:2021年10月19日 フィルハーモニー・ド・パリ(フランス)


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福寿草とゴルトベルク変奏曲

2020-02-10 01:54:00 | バッハ



暖冬だったせいか、
庭の福寿草が、今年は葉っぱがほとんど出ないまま莟がいくつか、丈ひくく出てきました。

17日(月)にいよいよ最終回となる「ゴルトベルク変奏曲」。
全曲通して弾きます!

通して演奏することで初めて見えてくることとは?!

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ゴルトベルク変奏曲 第26~30変奏曲

2020-01-15 15:27:17 | バッハ
ゴルトベルク変奏曲、来週の月曜日いよいよ最後の5変奏曲(第26~第30変奏曲)に到達します!

第20変奏曲を過ぎるあたりから、技巧的なものが次々と現れ、
そうかと思うと短調の深遠で奥深い変奏曲も複数出現、
最後はいったいどうなるのか。。。

その最後を飾る第30変奏曲が、クオドリベット、というところが、
なんともバッハという人物の魅力!

クオドリベットとは、言わば「戯れ歌」。
バッハ家の皆が集まった時に楽しみに歌っていた2つの歌を、同時進行させる、みたいなもの。

ゴルトベルク変奏曲は、或る意味でバッハの鍵盤曲の集大成。
「変奏曲」というさまざまな制約(しかも1~9度のカノンも)を自らに課しながら、
1曲1曲変奏曲を書き続け、最後に向かってどんどんその世界が濃密になりながら広がってゆく。

だからこそ、最後の第30変奏曲はどんなにか派手、
あるいはどんなにか深遠な感動を呼ぶものかと、普通人の私たちは想像する。

ところが、この「戯れ歌」のポリフォニー!

カンタータを始めあんなに多数の宗教曲を全身全霊で書きながら、
つまり神に捧げる仕事として「音楽」をやりながら、
他方でバッハは、やっぱり本当に「音楽」が好きで、それを楽しんでた、ということがよ~くわかる。

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偶然か必然か!

2019-11-29 22:42:17 | バッハ
明日11月30日(土)午後1時30分より
NHK文化センター京都教室の【生演奏でバッハを~ゴルトベルク変奏曲⑹】=第21変奏~第25変奏=にて、演奏+お話をします。

偶然というか必然というか!! 

今日金曜日夜NHKのEテレ「らららクラシック」で、
その「ゴルトベルク変奏曲」の
しかも明日私が弾く「第21変奏(ト短調)7度のカノン」を、
鈴木優人さんがチェンバロで演奏されました。

毎回の私の講座では、カノンの説明に苦労するのですが、
番組では楽譜の映像をうまく使って解説されていました。


明日は、その第21変奏の「ラメントバス(嘆きのバス)」についても解説。
ビートルズの「ミシェル」との関連も!


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生演奏でバッハを~ゴルトベルク変奏曲⑤ 

2019-10-18 22:10:57 | バッハ
ゴルトベルク変奏曲、いよいよ後半に入ります! 

【生演奏でバッハを~ゴルトベルク変奏曲 ⓹ 】 
10月21日(月)午後2時より。
NHK文化センター京都教室(京都大丸より徒歩5分)にて。
今回は、第16変奏~第20変奏を取り上げます。

第16変奏は、一風変わっていて序奏+フーガっぽい「フランス序曲風」。
全30変奏曲の後半が始まる、という意図ある変奏曲です。

その曲が、32個のバス主題にぴったりはまっている(後半のフーガ部分は2小節に1個のバス主題)、というのも驚異。

どの変奏曲も、音の組み合わせがパズルそのもので、でも音楽的にものすごく美しい。。。
その例として、第20変奏を詳細に解説。

そのあと、前回の復習を兼ねて、第11変奏~第20変奏を通奏します。

  ★問合せ・申込み 
   電話075-254-8701 
   NHK文化センター京都教室(平日午前9時30分~午後7時、
                土曜 ~午後6時、日曜 ~午後4時30分 祝日除く)







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ゴルトベルク変奏曲前半まとめ

2019-09-27 00:36:44 | バッハ
明日土曜日です!

今回は、第15変奏までを、復習+通し演奏。

弾いてみて初めて気づくこと多々!!

たとえば、4度と5度のカノンのみ、反行カノンになってますが、その理由とは?! 


バッハさんが書き残した音譜から、めちゃオモシロイことが数知れず読み取れます!

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ゴルトベルク変奏曲③④ 夏休み特別編!

2019-07-27 22:28:37 | バッハ
来月5日月曜日、ゴルトベルク変奏曲の第3回目です。

今回は、夏休み特別編として、ゲストにチェリスト・河野文昭氏登場!

無伴奏チェロ組曲から一部を演奏の他、
驚きのバッハ作品を、チェロ無伴奏ソロで演奏! 

どんな曲かは、当日のお楽しみに。。。

たぶん今まで、だれもチェロで演奏したことのない、
しかし素晴らしい音楽です。

・・・ひょっとしたら、ビルスマさんならいつかどこかで弾かれたかも。。。
偉大な音楽家に、こころよりご冥福をお祈りします。。。

ラルキブデッリの演奏、
ほんとうにほんとうに大好きです。


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ゴルトベルク変奏曲②

2019-06-17 15:01:50 | バッハ
今週土曜日、ゴルトベルク変奏曲の第2回目です。

今回は、2度と3度のカノンが含まれる第6~第10変奏。
なので、カノンについてじっくり実演+解説します。

弾き歌いもするかも!

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ゴルトベルク変奏曲開始!

2019-04-22 12:22:16 | バッハ
今度の土曜日、いよいよ「ゴルトベルク変奏曲」スタートです! 
一年間8回の予定。

今まで「生演奏でバッハを」では毎回演奏主体でお話の時間が足りなかったのですが、
今回はじっくり演奏+お話。

グレン・グールドの録音や弦楽三重奏編曲なども聞き比べします。

また毎回少しずつ、バッハの鍵盤曲以外のジャンルも紹介、
バッハの奥深い世界を聞いて頂きましょう。

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イタリア協奏曲+フランス風序曲

2019-02-03 13:50:47 | バッハ
こんどの土曜日です! 

なんといっても、両端楽章のスウィング感が魅力。
弾いてても聞いてても身体全体が動き始める感じ。

対して第2楽章の、通奏低音とオーボエソロを思わせる、沁みわたるような「歌」。

もう1曲の「フランス風序曲」は、
バッハが生前、数少ない自費出版楽譜として「イタリア協奏曲」とペアで出版した曲。

序曲と名付けられてますが、実際には「組曲」で、大曲です。

こちらの方も、ピアノ椅子の上で躍りつつ弾いてます!


バッハって、ほんとダンス!

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パルティータ 最終回 第5、6番

2018-10-20 16:57:53 | バッハ
来週の土曜日、パルティータ最終回です。

5番は、実は、はるか昔、堀川高校音楽科に入学して初めての実技試験の課題曲でした! 
ン十年まえ、どんなふうに弾いてたのか。。。
そっとのぞいてみたい。(^^) 

6番は、なんというか、どれもどれももんの凄い曲。
コレンテなんか、これがコレンテ、ということだけで感動。
ジグでは、テーマの音程みただけでも、この異常さがわかるというもの。


自分で最近思うのは、
自分の中のポリフォニー感覚が以前よりクリアになってきた、というか、
特にバスの横の動きの上に他のすべてが載っている、というそのことを実感できるようになってきた、ということ。

あと、螺旋の感覚。渦巻きというか回転というか。
すべての音型がしなやかな曲線を描き、演奏する手の感覚もまた螺旋を描く。。。という感じ。

これは、クラヴィコードのタッチにも通じるのです。。。!

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パルティータ 3番、4番ふたたび

2018-08-22 18:13:24 | バッハ
6月18日に開催予定だった、パルティータ3番、4番。

当日午前中の地震のため、延期になっていました。
あらためて、今度の土曜日に開催します。

それにしても、パルティータって、
バッハが生前、自費出版(当時は出版すること自体とてもたいへん)を考えた、最初の曲
というだけあって、本当になんというか、凄い曲。

たとえば今回弾く、4番ニ長調の、ウーヴェルテュール(序曲)!
フランス風序曲の部分の大きな2拍子につづく、9拍子(3×3)のフーガ風ポリフォニー。

あるいは、アルマンド。。。。!
もう、アルマンドという範疇を越えていて、
バスと内声のゆったりとした絡み合いの上に、
繊細でこまやかなソプラノが、まるでレースを縁取ってゆくかのように延々と歌うのだが、
さまざまな調性の照り陰りが、そのメロディを虹色のようにいろどって。。。

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パルティータ延期となりました

2018-06-18 13:45:04 | バッハ
地震、みなさま大丈夫でしょうか。

こちら京都市北区はまったく大丈夫です。

ただ、今日開催予定だった「生演奏でバッハを」(NHK文化センター京都)は、延期となりました。
代替開催日などは追ってお知らせします。


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サッカーとバッハ

2018-06-17 00:13:00 | バッハ
明後日パルティータ3番4番弾くのですが、
練習もあるしレジュメ作りもあるのにもかかわらず、
ワールドカップが始まってしまいました!

休憩や、夕食の時間を合わせたりして、TV観戦してます。

野球はなんの興味もないのですが、
サッカーはすばらしい!!

フィールドの11人の位置のバランスの取り方が、
まるでバッハの音楽のよう。

つまり、一人がフィールド内で或る位置に移動すると、
他の一人(or 複数の人)は、バランスを取るために移動する。。。


ポリフォニー音楽の中での、或る一つの音符は、
他のすべての音符に支えられている、というか、
その音符の位置が変わると、他がすべて崩れてしまう、というような。。。

選手一人が、一つの音符のような。。。


・・・それにしても、NHK の番組の、あの女のキャスター(?)、
ちょっとひどすぎ(服を見ただけでわかりますね)。

彼女を起用する、ということ自体、女性をバカにしてると思う。

あの「魂を感じさせる」(岡ちゃん)試合を見たあとに、彼女はあまりにも場違い。
選手たちに対しても、この上もなく失礼です。


かなしい。






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