河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

11/23(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑫最終回」Op.67、Op.68全曲 

「ショパンを知りたい」

2007-09-12 23:52:46 | ショパン
今日は講演会「ショパンを知りたい」本番。

椅子が65席しかない所、
満席のうえ
キャンセル待ちの方もいらっしゃった
とのこと。

今回の講演会を機会に
ショパンの生涯や関連書籍を読み
7歳のものから残されているその作品を
いろいろ弾いてみて、
とっても面白かった。

今日の講演会では
話すことがいっぱいあり過ぎて
予想通り
時間が足りなかったけれど

とにかく
ショパンの作品の
どこが素晴らしいか、ということを
具体的に
楽器で音を出しながら説明するのって
ほんとに楽しい。

私が今日講演会で言ったことは、
すごく大雑把に言って

ショパンの曲の魅力は
①メロディの装飾
②ハーモニーの陰影
のふたつ。

①の初期の例として
7歳の時の「ポロネーズト短調」、
②の初期の例として
14歳の時の「マズルカOp.7-4 変イ長調」。

①の晩年(といっても39歳で亡くなるのですが)の例として
「子守唄」
②の晩年の例として
「マズルカOp.68-4」。

あと、
ノクターンを比較する
という主旨で
ノクターンの創始者フィールドのものと
ショパンのものが
どこが違うか、
とか

シューマンの「謝肉祭」の中の
「ショパン」(ショパン風ノクターン)
を弾いて
どこが本物と違うか、とか。

もちろんその他に
社会的な背景(フランス革命とポーランドの独立)や
ジョルジュ・サンドなどの女性関係、
社交界のことなども。

次回は、11月14日(水)
「ブラームスはお好き?」。

ブラームスをまた勉強できるの、
たのしみです。
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