河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/7(土)15時 京都府民ホール・アルティ シューマン「ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調」Op.80 

トリプルコンチェルト本番

2009-06-28 00:31:10 | ベートーヴェン
昨日の日記に
明日書きます、とか書きながら
夜12時を過ぎてしまい
本番当日になってしまいました。

明日(今日)は昼本番・・・ということは
ゲネプロ11時・宇治っていうことで
とーっても早起きしなくちゃならない(一応美容院行きます)。

・・・ということで今日はもう眠ることに。

明日、宇治シティフィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
午後2時、宇治市文化センター大ホールです。
皆様の御来聴お待ちしています。



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ワルトシュタインとトリプルコンチェルトの類似と相違

2009-06-27 00:53:06 | ベートーヴェン
28日本番の
ベートーヴェン・トリプルコンチェルト(ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲)。

私のかねてからの見解ですが、
ベートーヴェンは、必ず新しい曲を書くときに何か実験をした。

たとえば、
ある曲では「スラーとスタッカートの明確な違いをもう一度確かめる」とか
別の曲では「属七和音と減七和音の違いをしつこく確認する」(実はこの二つの和音は、4つの構成音のうちたった1音が半音違うだけなのですが)とか
あるいは
「上行形の音型は、エネルギーがあり、下行形は情緒的、と一般に感じられているが、その逆は可能か」とか・・・・。
さらに、「いかに、或る拍子をトリッキーに(何拍子かわからないように)するか」など・・・。

・・・で、このトリプルコンチェルトに関していうと・・・。

まず気づくのは、
ピアノソナタ「ワルトシュタイン」との類似。
同じハ長調。
しかも、冒頭「ド」の音がずーっとが続くところなど。

後で調べてわかったのですが、
この「トリプルコンチェルトop.56」や
ピアノソナタ「ワルトシュタインop.53」、同「op.54ヘ長調」、同「熱情op.57」は
同じ時期、すなわち1804年頃に書かれていて

ベートーヴェンはこれらの曲を
まとめて出版社に売ろうとしていた、ということ。

トリプルコンチェルトの第3楽章のピアノの最初の部分「レドシドミソ」など
同じ音型が「ピアノソナタop.54」の中に出てきます。

・・・・
ベートーヴェンの実験のことを書き始めるとキリがないので
まとめてしまうと、

この頃のベートーヴェンは
曲の冒頭の調から、いきなり他の調へ転調することをしつこく試していました。

ワルトシュタイン=ハ長調からいきなりト長調へ。
トリプルコンチェルト=同上以外に、ハ長調からヘ長調へ。あるいは、ホ長調(!・・・これは第3楽章・・・これは後に、ピアノコンチェルト第4番の冒頭の転調に生かされています・・・ト長調からロ長調へ。)
熱情=ヘ短調から変ト長調(!!)へ。

そのほかに、このトリプルコンチェルトでは、
たぶん一度(同音連打)、二度、三度の音型をしつこく試しているのだと思われます。

それと、アーティキュレーション。
16分音符のアーティキュレーションが、けっこういろいろと細かく書き分けてある。
特にピアノのパートに、時々ものすんごく長いスラーがあったり。

・・・・
もう時間ないので
いろいろと書くべきことをすっとばして書いてしまうと

ワルトシュタインとの共通項はいっぱいありながら
このトリプルコンチェルトとワルトシュタインとの一番の違いは
「ユーモア」ということ・・・だと思います。

ワルトシュタインは、すごく立派な、或る意味巨大な音の建造物。
演奏しても、聞いていても、ハ~っ(偉大なものに対する尊敬みたいなもの)となる。
冗談はどこにもない。

それに対してトリプルコンチェルトは
同じくでっかい曲なんだけど、
なんだかちょっとユーモラス。

ジャカジャカやかましく騒いでみたり、
いきなり軽くなってみたり。
ヘンな所にアクセントつけてみたり・・・。

・・・・
また明日につづきます。



 
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訂正版送信

2009-06-26 01:13:43 | 短歌
原稿(10首)を一昨日の夜に送信したあと
昨日の夜中になってハッと思いつき
歌の順などを変更。

そのアイディアをSM嬢にチェックしてもらって
さきほど訂正版を送信しました。

SM嬢は
実は仕事の関係で、今朝は4時半に起床。

その前日
つまり一昨日の夜のSM嬢は
私が書き直したものをもう一度送ってくるかと思いつつ寝てしまったとかで
私がケイタイメール送信した明け方4時過ぎに起こしてしまい
もうアタマあがりませんです。

ちなみに、この10首は角川書店「短歌」8月号に、
その前の12首は、本阿弥書店「歌壇」8月号に掲載予定です。

・・・
ベートーヴェンの方は
けっこう面白い、と思う発見
いろいろとあり。

また明日書きます。

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トリプルコンチェルト

2009-06-24 23:01:11 | ベートーヴェン
下記、お知らせです。
今度の日曜日本番です。

ベートーヴェンの三重協奏曲(ピアノ、ヴァイオリン、チェロとオーケストラ)は、けっこう本番で演奏されない曲かも。

中期の大規模な協奏曲で
ベートーヴェンがこの曲で何を試そうとしていたか
(ベートーヴェンは、新しい曲を書くとき必ず何か新しいことを実験していた・・・これは私の説ですが・・・)、
またあらためて書きたいと思います。

・・・・・・
宇治シティーフィルハーモニー 第54回定期演奏会

■2009年6月28日(日)14:00開演、(開場1:15)
■指揮 脇坂英夫   
■独奏  pf 河野美砂子 vn 玉井菜採 vc 河野文昭
■管弦楽 宇治シティーフィルハーモニー管弦楽団
■演奏曲目 
・ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第1番 op.138
・ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 op.56
・シベリウス:交響曲第1番ホ短調 op.39

■宇治市文化センター大ホール   電話:0774-39-9333       
      後援:宇治市、城陽市、宇治市音楽連盟
■問い合わせ    電話 0774-23-4462

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ダメ出し

2009-06-24 03:55:54 | 短歌
ついに出ました! SM嬢のダメ出し!!

やっぱりね、と、私自身納得するとこあったので
昨晩一応書き上げた10首を
さっきからがんばってもう一度手直し・・・。

これ以上遅れることはたぶん許されないので
たった今送信しました。

さ~!
もいっかいカンパイするぞ!!


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夏あけぼのの

2009-06-23 03:56:42 | 短歌
あー・・・・
いちおうできましたー・・・。

ダダ遅れの10首で
まだSM嬢のチェック終わってませんが・・・。

土、日とオケ合わせが宇治でありました。

土曜日は
インタナショナルヴァイオリニスト・タマちゃんから
なんとウナギをいただき(ご実家、琵琶湖のほとりのお家に定期的に売りにくるという・めちゃうま)
精力つけたのですが、歌つくれず。

今日はヨガも行かず(泣)マッサージも行かず(泣泣)。

でもまあとりあえずできました。

これから
深夜・・いんや

「・・・夏あけぼののカンパイをせむ」(上の句考える余力ナシ)

おつかれさまー。

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歌会さぼってしまいました

2009-06-20 01:47:15 | 短歌
今日(昨日)金曜日は、定例の神楽岡歌会。

前日に歌一首を送信するときには
もちろん参加するつもりでしたが、

なんでか時間がなく...

つまり
土曜日のオケ合わせのため
世帯主=チェリストが東京より帰京するため
大幅な掃除(!・・・日頃のムニャムニャのツケが・・・)

+練習が間に合ってない(!!)
+個人レッスン2時間(これは前からの約束でした)
+毎週月、木、金曜日は父の食事準備(高齢者向けの食事考えるのってタイヘン)
+締切過ぎた原稿(すみませんすみませんすみません・・・・)
+もろもろ(含・わが黒犬ろくの朝夕のサンポ)

・・・ということで
結局
夜9時前まで家で練習。

歌会が終わる9時頃に神楽岡歌会主S田クンに電話、
歌会後の飲み会にのみ参加ということに・・・。

飲み会だけでも参加する、というところが
私なりのこだわりというか・・・

(こういう時かならず
私のことを「単なる飲み会好き」というけしからんヤカラがいる・・・)


あーろくちゃん、
原稿どーしよーねー。

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ひとつ

2009-06-18 03:43:09 | 短歌
よーやく二つのうち一つ書けました。

SM嬢のチェックが明日入りますが
とりあえず、さきほど夜中に編集部に送信。

明日は
京都新聞の先日の鼎談の原稿チェックと
ヨガと
掃除と
練習と(28日本番です!)・・・・。

もう一方の原稿
どーなるんでしょー?



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まだ

2009-06-16 18:16:20 | 短歌
まだできません・・・。

・・・と言いつつ
今からでかけます。

・・・
朗読するアファナシエフです・・・。

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締切ふたつ

2009-06-13 02:22:00 | 短歌
短歌の締切がふたつ重なって・・・

土曜日、日曜日、火曜日と
聞きにいきたい演奏会やイヴェントが4つもあり・・・

うーーーん
こまったこまった。



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あす鼎談します

2009-06-05 23:01:17 | 他のジャンルと音楽
何日か前の日記に書きましたが
直木賞受賞の山本兼一さんを中心にした鼎談に出演します。

京都新聞社主催、大谷大学にて。

実は山本さんは、私の友達の友達。

つまり
私は、京都市立乾隆幼稚園、京都市立紫野小学校、京都市立嘉楽中学校に通ったのですが
その多くの同級生が紫野高校へ進学(・・・当時の京都では高校進学は区域制で、私の住む地域は普通科は紫野高校でした。私は音楽方面進学のため堀川高校音楽科へ)。

山本さんは
たぶん京都市立鳳徳小学校、京都市立旭丘中学を経て紫野高校へ。

その紫野高校で
私の同級生と同級生なわけです。

今日わたしは
幼なじみの一人に電話して
山本さんのことを聞いたところ

一緒にキャンプに行ったり
家にも遊びに来られたとか・・・エピソードいろいろと聞きました。

明日、たのしみです。

これからもうちょっと
その山本さんの御本を読みます。



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チューリヒ歌劇場

2009-06-04 02:34:23 | モーツァルトに関係ないですが。音楽関連♪
このところBSで何度かチューリヒ歌劇場公演を見てる。

シンティルラ管弦楽団って何もの?

2、3日前、BSでやってたヘンデルのオラトリオ「セメレ」。
その演奏が
チューリヒ歌劇場シンティルラ管弦楽団
となってた。

演奏はいわゆるピリオドで、聞いてて気持ちいい。

検索したが情報なし。

今日は今日で
オペラ「カルメン」を
同じくチューリヒ歌劇場公演で放送してる。

これはシンティルラ管弦楽団の名前なしでピリオドではない。

古典以前のものをやる時だけ
ピリオドの人達がやるってことかしら?

それはともかく
ビゼーって
なんとなくピアニストにとっては縁がうすいけど
間違いなく「カルメン」は一級の作。

ウィーンに居たときさんざん聞いて
今あらためて聞いて
いろいろ「名作」である理由は挙げられるけど

その一つに
バス(チェロ+コントラバス)の生き生きとした動き
というのがあるみたい。

バスが単なる和音の支えではなく
ポリフォニックに動く。

そこがすばらしー。

あと、さっきのミカエラ(イサベル・レイ)のアリア
すごい存在感だった。

おもわず画面に向かって拍手。

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