河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

カール・ゴッチ

2007-11-29 01:50:35 | その他・旅行、ものまね、プロレス、など
明日「源氏…」があるので
にわか勉強したあと
疲れてたまたまTV on したのが
「タモリ倶楽部」。

以前は「オーラの泉」の続きに見てたのだけど
今回ひさしぶり。

「ゴッチ」とか
「ジャーマン・スープレックス」とか
プロレスの世界。

めっちゃおもしろい。

ドイツ料理アイスバインも出てきて
すばらしい。

こういうの
好きやわ~。

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源氏見ざる歌詠みは遺恨の事也

2007-11-28 01:31:58 | 短歌
ベートーヴェンVn.ソナタ10番について
書くこといっぱいあるのに

明後日(明日)木曜日
このような催しが。

プレ源氏物語千年紀事業 「若紫 in 京都アスニー」
記念シンポジウム「源氏物語と平安京」
      
・コーディネーター  上田正昭(京都大学名誉教授)
・パネリスト     村井康彦(京都市美術館長)
・ 同        鈴木紀子(京都橘大学名誉教授)
・ゲスト       河野美砂子(ピアニスト・歌人)
      

えらい先生方の間に入って
私は素人としての質問などをすることに。

俊成さんが
「源氏見ざる歌詠みは遺恨の事也」と
800年前に言わはったばっかりに
歌詠みのハシクレとしては
源氏物語を今までちゃんと読み通してなかったこと
いつもひっかかってたのだけど。

丸谷才一さんと大野晋さんの対談
「光る源氏の物語」が
たいそう面白い。

それこそマニアックな話で
啓蒙的でなく
専門家のつっこんだ話。

ベートーヴェンに関してなら
私も相当話せると思うのですが…。

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ヴァイオリンソナタ10番第2楽章

2007-11-27 02:00:15 | ベートーヴェン
またメモ。

ベートーヴェンのこだわり
3度、4度、プラス2度の実験について。

Vn.ソナタOp.96は
第9番「クロイツェル」から10年。
それまでのソナタとまったく違った深さのある曲。

その中でも第2楽章。

冒頭のテーマはもちろんだけど
それとは別にもう一箇所。

第54小節~55小節のVn.
続いての2小節はピアノのメロディ

 ミ♭ーソーラ♭ーーレ

めっちゃ感動的な場面ですが
これを移動ドに直すと

 ドーミーファーーシ

これって、すごい!!

何が凄いかは
またあした。

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双子だった「大公」と「Vn.ソナタ10番」

2007-11-24 01:21:06 | ベートーヴェン
時間ないので、以下にメモ。

「ヴァイオリンソナタ10番Op.96」「大公Op.97」は
作品番号が隣り同士っていうのは気づいてたけど
結局、この二つの曲のテーマは、同じだったんだって
や~っと気づいた。

「シーレーシー」
というのが、その根幹。

「Vn.ソナタ10番」の冒頭「シーミレシー」は
要するに「シーレーシー」(「ミ」はアッポジャトゥーラ)。

「大公」の冒頭「シーレーラーシー」も
要するに「シーレーシー」(「ラ」はアッポジャトゥーラ)。

!!!

そうだったのね、ベートーヴェンさん。

他にも一杯あるでしょうね。

今は、でも調べる時間なし。
明日日曜の本番に向けて
とりあえずさらいます。
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第9のメロディの秘密

2007-11-23 01:42:48 | ベートーヴェン
昨日の「ヴァイオリンソナタ10番」のつづきですが。

ベートーヴェンのテーマのこだわり

①2度、3度、4度の組み合わせ
②その山型 or 谷型の音型

などについて。

昨日書いたあとに気づいたのは
上記のことプラス

③同音連打(たとえば「ソソソソ…」など)
も試してるってこと。

代表的なのは、もちろん
ピアノコンチェルト第4番ト長調
「シーー・シシシ シラララ…」
ですね。

今回のVn.ソナタ10番ト長調(おんなじ!)にも
同音連打頻出します。
「シーミレシー」→
この両端の「シーシー」から
「・ファファファファファ」(第26小節目)が生まれた。

ここを弾くたびに
ピアノコンチェルト4番思い出しました。

結局、気づいて調べてみると
ほとんどBさんの曲は
上記の①②③でできてる。

身近なところで
Op.90のピアノソナタ。
テーマは「ソッソーファミ・ラ」ですが

①「ソ(ファ)ミ」は3度
+「ミラ」は4度
②音型は谷型。 \/
③「ソッソ」が同音連打

他の曲にも一杯ありますが
とってもここでは書けません。

Vn.ソナタ10番の
感動的な第2楽章など、
やっぱり3度4度のことで一杯書くことあるけど
今日はそれを置いといて

いきなり究極の発見に行きます。

第9の「喜びの歌」。

コレって
究極の①②③なのですね。

このテーマ「ファファソラ ラソファミ」は

「ファ(ソ)ラ」3度…①
「ラ(ソファ)ミ」4度…①
「ファソラ」あるいは「ラソファミ」順次進行=2度…①
音型は山型。/\…②
冒頭「ファファ」同音連打…③

でしょ?

Bさんがしつっこく追ってきた
音の形や音の幅の問題を
一番シンプルに
一番素直に並べたのが
この「喜びの歌」のメロディだったのね。

一朝一夕にできたのではない、
何十年のこだわりの末に到達した
(思えば「作品1」の3つのピアノトリオからの長い年月でした)、
このシンプルな美しいメロディ。

私達はそんな苦労は知らないのだけど
このメロディにはとても魅せられる。

でもやっぱり
その無駄のない
でも充分に美しく
しかも万人に覚えやすいメロディ
っていうのは

何十年ってあいだの
ベートーヴェンさんのしつっこいこだわりが
神様の恩寵のように
ここで実を結んだのでしょうね。

ベートーヴェンさんって
やっぱ
異常。

何十年も
だれも気づかないような小さなことに
ずっとこだわり続けるなんて!

その異常さに
私は
心からの敬愛の気持ちを持ちつつ

その作品を演奏できる、ということ

そのことの
喜びとありがたさを
本当に心から感じます。
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ベートーヴェンVn.ソナタ10番の秘密

2007-11-21 23:55:55 | ベートーヴェン
12月7日金曜、京都アルティにて
「塩見裕子ヴァイオリンリサイタル」。

私は
ベートーヴェンの最後のVn.ソナタ
Op.96ト長調と
R.シュトラウス・Vn.ソナタ他を弾く。

両ソナタとも私の愛する曲。
これをアルティで弾けるというので
嬉しくって仕方がない。

R.シュトラウスは
半年ほど前
大阪フェニックスホールで弾いたばかりだけど
弾くたびホントに「喜び」を全身で感じる。

ベートーヴェンは久しぶり。
たぶん10年以上前に弾いて以来。

今回弾いてみて
前回とは比べ物にならないほど
いろんなことに気づく。

今日は
R.シュトラウスはおいといて
ベートーヴェンのことを
ひとつだけ書く。

冒頭のテーマ「シーミレシー」。

これって
はっきり言って
メロディとしてそんなに魅力があるわけではない。

というより
ちょっとダサい
(だから最初の「シー」にトリルがついてるのかも)。

でも実は
このテーマって、
ベートーヴェンさんがしつっこく
ず~~っっとず~~っっっと
手を変え品を変え
撫で回し抱き寄せ
ある時は舐めある時は蹴っ飛ばし
そうやって使ってきたテーマだったのです!

簡単に言えば
①「3度と4度の関係をさぐる」
②「2度も」
③「山型の音型」/\
ということになるかな。

Bさんが
「3度と4度の関係をさぐる」
ということをしつっこくやってるってことは
私もずいぶん前から気づいてたけど。

それは
最後の3つのピアノソナタ(Op.109、110、111)
の冒頭テーマに代表されるような形。

・109 ソシーシファー /\
・110 ドーララーラレーシー \/
・111 ドッミッシー /\

その3度4度が山型/\
あるいはその逆行型の谷型\/。

今回のVn.ソナタのテーマ
「シーミレシー」は
「シミ」が4度
「ミレ」が2度
「レシ」が3度。

音型は山型。 /\

実は
この変形が
ピアノコンチェルト「エンペラー(皇帝)」Op.73に頻出。

有名なテーマ
「ミ♭~ファミレミファソーミードーシー」は
「ミファ」2度
「ファ(ミ)レ」3度
「レ(ミファ)ソ」4度。

音型は山+谷。 /\/

この音型、
たとえばチェロソナタ5番Op.102-2等にも頻出。

あるいは
「大公トリオ」Op.97
「シーレーラーシーファー」。

「シレ」3度。
「レラ」4度。
「ラシ」2度。

音型は山+谷。/\/

などなど、い~っぱい。

だから
今回のVn.ソナタのテーマ
「シーミレシー」がダサい、とは
だんだん感じなくなってきた
というか

あらゆる可能性を秘めた音型のひとつ
だということが
だんだんわかってきた。

そう思うと
このテーマを弾く
その時の気持ちが
10年前とは全然違ってくる。

う~ん
すごい。
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ああしんど

2007-11-18 22:07:45 | モーツァルトに関係ないですが。音楽関連♪
この一週間
過密スケジュールっぽかった。

14日水曜日
講演会+ミニ演奏「ブラームスはお好きですか?」。

翌木曜日は
新聞各社とKBSTVの取材。

といっても私ではなく
無声映画「瀧の白糸」に
西邑さん作曲のオリジナル曲を
チェロ河野文昭+コントラバス内藤君が
演奏する、という催しについて。

我が家の音楽室での取材だったのだけど
計10人あまりのお客様が
何時間かいらっしゃると
結局、私も自分の仕事が手につかない。

仕事とは
「源氏物語」に登場する5人の女性
(夕顔、末摘花、明石の方、六条御息所、紫の上)について
林和清さんが講義、
私がその女性のイメージに添って選曲、演奏する
というもの。

ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」…夕顔
ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」…末摘花
ドビュッシー「水の反映」(「映像第1集」より)…明石の方
シェーンベルク「6つの小品Op.19」より第1曲+
 ショパン「ソナタ葬送」よりフィナーレ…六条御息所
ショパン「ノクターン遺作 cis-moll」…紫の上

最後に、シューベルト「ソナタ遺作変ロ長調」より第1楽章。

この本番が昨日土曜日、西宮で。

夕方に終わったので
そのまま新大阪での
蜆橋歌会に途中参加、
つづいて飲み会。

今日はさすがに疲れて
昼まで寝ていたけど
次の本番(25日日曜日)のため

ベートーヴェンVn.ソナタ10番
R.シュトラウスVn.ソナタ等をさらう。

夜、京都芸術センターへ。
「ペトロフの会」演奏会を聞きに行く。

先日京都新聞ソフィアに書いたことについて
最後に少しお話させて頂く。

帰りに
S田くんの家に
衣装や楽譜の入った荷物をピックアップしに。

恥ずかしー。

昨夜、夜中に京都駅より
3人でタクシー相乗り。

私が最初に降車したのですが
みごと荷物を忘れたのでした。

あほや~。
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ラルキブデッリのブラームス

2007-11-12 23:56:27 | モーツァルトに関係ないですが。音楽関連♪
水曜日の
講演+ミニ演奏「ブラームスはお好きですか?」
(京都リビング新聞社主催)で皆さんに聞いてもらう
ブラームスのCDを
今頃になって十字屋さんに買いに行く。

弦やオケ関係のものは東京にあるし
この家にあるのは「室内楽全集」などレコードが多い。

あるいは
自分が本番で弾いた
ヴァイオリンソナタやピアノトリオ、
ピアノ五重奏曲、ピアノ小品集などは
20枚以上のCDがあるのだけど。

今日買ったのは
全ピアノ作品集(オピッツ)
ピアノコンチェルト2番(E.フィッシャー+フルトヴェングラー!)
ハンガリアンダンス(オケ版)
歌曲(ジャネット・ベイカー)
弦楽六重奏曲(ラルキブデッリ)など。

今、そのラルキブデッリ
(ビルスマを中心とするピリオド楽器奏者のグループ)の
ゼクステット1番を聞いてるのだけど

う~ん
初めての味というかなんというか。

私はたいていの場合、
ピリオド奏法の演奏の方が
圧倒的に新鮮に感じることが多いのだけど

この曲
(というよりブラームス?)は
ちょっと慣れない感じ。

やっぱりブラームスって
19世紀のロマン派むんむんの時代の人だったのね。

いや
聞いているうちに
だんだんこっちの方が良くなってきたかも。

第2楽章ニ短調のヴァリエーションなんて
どうしても臭くなってしまう演奏が多いけど
彼らはそうはならない。

ラルキブデッリというのは
Archi(弓)+Budelli(ガット弦)ということ。

スチール弦でなくガット弦の響き。

今、スケルツォからフィナーレへ。


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速読法って?

2007-11-09 00:45:03 | 他のジャンルと音楽
前回の日記に書いた戸隠の話は
また別の機会に。
やっぱり簡単に書けないので。

ここのところ仕事の関係で
源氏物語とブラームス
両方読まなければならないことに。

ブラームスについての講演会(+ミニ演奏)が来週水曜、
源氏物語の講義(Hさん)の合間に私がピアノを弾く
という本番が来週土曜。

両方それぞれ面白いのだけど
どう考えたって
時間足りず。

速読法って
以前から興味あるのだけど
どういうものかしら?

むかし何かで見た記憶では
2,3秒に一度のペースでページをめくっていく
って感じだったような。

それで完璧に中身が読めてる。

俄かには信じられなかったけど。

でもそれを訓練する時間があったら
練習+読書+その他もろもろ
をやらんとあかんのです。

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戸隠最後の会①

2007-11-06 00:04:55 | 悼・河合隼雄先生
11月3日に開かれた会。

さっきから
と~っても長い文章を書いたのに
なんと途中で全部消滅

もう一度気を取り直して書いて
そのなが~い文章を
アップしようとしてクリックしたら
ヘンな画面に移動して

またまた全部消滅

なんで??


今日はもうあきらめます……
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再来年の話

2007-11-01 23:22:42 | モーツァルトに会いたい・3
来年の3月
「モーツァルトに会いたい3(ピアノソロ+谷川俊太郎氏朗読)」は決定したのだけれど
その後、芸術センターのピアノ「ペトロフ」が修理に入り
いつ終わるかが確定していないので
次の「モツ会い」計画が宙吊り状態。

私としては
「モツ会い4・ピアノで聞くオーケストラ作品」(連弾)というのを
ぜひやりたいのだが。

そしてその次は
「モーツァルトに会いたい5・最終回・ピアノコンチェルト」を。

23番K.488イ長調と、24番K.491ハ短調。

これは芸術センターでは無理なので
アルティで。

なるべく室内楽的に
少人数で。

とはいっても
ハ短調コンチェルトは
ティンパニも入るので
やっぱり大変。

さまざまな条件を考えて
やるとすれば2009年(再来年!)の3月になるけれど
もう今からそろそろ計画を立てないと間に合わない。

ナンと言っても出演者が多いので(30人以上)
いろいろタイヘンみたい。

先日、アンドレ・プレヴィンが
N響を弾き振り(指揮+ソロピアノ)したK.491を教育TVで見た。

以前、プレヴィン演奏の
モーツァルトピアノトリオのDVDを見て感激したのを思い出す演奏だった。

私も弾き振りしてみようかな(笑…)。
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