河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

韓 伽倻(ハン カヤ Han Kaya)さん

2021-10-30 20:52:50 | モーツァルトに関係ないですが。音楽関連♪
ピアニストの韓 伽倻(ハンカヤ)さんが10月24日に亡くなられ、たいへんショックを受けています。

彼女は、京都市立堀川高校音楽科時代の2年後輩。
高校時代とその後しばらく、ピアノ弾きとして一番親しい後輩でした。

長くドイツ・カールスルーエ音楽大学教授を務める傍ら、演奏活動も活発に。
魅力あるピアニストでした。

写真は、1984年夏ザルツブルクで。
ピアノ講習会(ピヒト=アクセンフェルト先生)受講のため、6週間、二人同じ下宿で過ごしてた時。
私が化粧直ししてるのを彼女は半ば呆れてる、という図です。

それ以前、二人して井上直幸先生に傾倒していたことも懐かしい。
彼女が、何の面識もないのにいきなり井上先生の家にピンポーンし、レッスンを直訴したと聞き、私も奮発。
京都駅で2時間ほど到着を待ち、レッスンを直訴したことなど。

フライブルクでも何度も泊めてもらいました。
今うちにあるスタインウェイも、フライブルクで彼女のアドヴァイス受けつつ選定したものです。

日本時間の今日午後6時よりお別れの会がドイツであり、同時間に献奏を、とのこと。
私は京都より、バッハのパルティータ D-durのアルマンドを。

98年に作った短歌。
 【踊り場にひかりの位置が変はるとき死を言ひぬ二階から来し伽倻へ】

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アルゲリッチ+バレンボイムの Mozart

2021-10-18 01:46:26 | モーツァルト関連
いまNHKBSで、アルゲリッチ+バレンボイム演奏の、Mozart 4手作品(2021年ザルツブルク)放送中。

ああ・・すばらしすぎ! 
若かりし二人の姿を知っている者としては、年老いた姿(アップになった手の甲も・・)にややショックを受けるけれど、
その4手から生まれる音楽の、なんとみずみずしいことよ!!! 

二人とも、ただのソリストではなく、室内楽やオケのあまたの経験が、その音楽に、数限りないニュアンスを与えています。
迫力ではない、メロディやハーモニーの千変万化! 
ピリオドやモダンを越えた「音楽」です。

バレンボイムは、Mozart ピアノ協奏曲(指揮+ソロ)の複数の録音の、
一番若い時のものが素晴らしく(オケは古い時代の演奏だけど)、それがよみがえるよう。

ひとつひとつのフレーズが、〈ものを言う〉=〈歌うのではなく〉。。。
二度あるパッセージの色が、必ず異なる・・・それが、意図的とかでなく、〈音楽〉が要請しているから・・・みたいな。 

このような二人を見ると、年を取ることは、素晴らしいことなのかも。。。!

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