河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

ワムコンサート第6回

2012-10-08 22:31:02 | アトリエ・ワムコンサート
【アトリエ ワム コンサート第6回公演】、今回のプログラムは以下の通りでした。
たくさんのご来聴ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
● L.v. ベートーヴェン 『マカベウスのユダ』の主題による
(1770~1827年)  12の変奏曲WoO45 (チェロとピアノ) 1796年
       
● J.S.バッハ 「無伴奏チェロ組曲」 第6番 ニ長調 BWV 1012
(1685~1750年)            1720年頃
   Prélude             
    Allemande 
     Courante
      Sarabande
 Gavotte Ⅰ、Gavotte Ⅱ
          Gigue

――――――  休憩  ――――――
1階で、冷茶やキャンディなどをご用意しています。セルフサービスでどうぞ。

● O.メシアン 『世の終わりのための四重奏曲』より
(1908年~92年)   「イエスの永遠性への賛歌」    1940年

● ジョン・ケージ 「4分33秒」 1952年
(1912年~92年)

● L.v. ベートーヴェン 「ピアノとチェロ(ホルン)のためのソナタ」
            Op.17 ヘ長調  1800年
  Ⅰ Allegro moderato
   Ⅱ Poco Adagio, quasi Andante ~ Rondo-Allegro moderato

● 同    『魔笛』の主題による7つの変奏曲
WoO46( チェロとピアノ)1796年

  アンコール ダビドフ「噴水のほとり」、山田耕筰「からたちの花」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
プログラム構成がとってもいい、というご感想も頂きました。
(曲選び、演奏順など相当考えましたのでうれしいご感想デス)

メシアンが意外に人気(絵画的、想像力を喚起されるetc)だったり、
ケージの例の曲では、たいへん興味深い感想も。

お花は、秋明菊です。

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第6回になりましたアトリエワムコンサート

2012-10-05 12:33:36 | アトリエ・ワムコンサート
いよいよ明日開催です。
日曜公演は満席となりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
新しい音楽会の形  
                                
        【アトリエ・ワム コンサート 第6回公演】 
                    
  ■ チェロ・河野 文昭 + ピアノ・河野美砂子

  ■演奏曲目     
    J.S.バッハ    無伴奏チェロ組曲 第6番ニ長調 BWV1012
    ジョン・ケージ  「4分33秒」
    メシアン     『世の終わりのための四重奏曲』 より
                「イエスの永遠性への賛歌」
    ベートーヴェン  ピアノとチェロ(ホルン)のためのソナタ ヘ長調 Op.17
       同      モーツァルト「魔笛」アリアによる12の変奏曲 Op.66
       同      ヘンデルの主題による変奏曲 WoO.45
                                           
 
従来のコンサートホールにおける音楽会の形ではなく、より親密なサロン空間の中で、演奏者と聴衆の方とが同じフロアで音楽の空気感を共有する、というコンセプトの、新しい音楽会シリーズが始まりました。
もともと、ヨーロッパではそのような音楽会が数多く開かれていて、音楽を身近に、また深く楽しむ習慣がありました。有名、無名を問わず数々の名曲をゆっくりと味わって頂き、音楽を通じて何らかの交流が生まれれば幸いです。

     毎回プログラムは
    ①古今の名曲(バッハの無伴奏チェロ組曲+ベートーヴェンのソナタ)
    ②めったに聞くことのできない珍しい作品
     という組み合わせです。

今回の ① のベートーヴェンのソナタは、オリジナルはホルンとピアノのための作品ですが、ベートーヴェン自身がチェロのためにも楽譜を残しているものです。

② は、今年生誕100年のジョン・ケージの名を一躍有名にした『4分33秒』と、同じく20世紀を代表する作曲家、オリヴィエ・メシアンが、第二次世界大戦中にドイツ軍の捕虜として収容所に入れられていた時に作曲、初演された作品『世の終わりのための四重奏曲』 より を演奏いたします。
     
     
(全2回公演) 
  ◆2012年 10月 6日 (土) 午後 5 時(4時30分開場)・・・発売中
  ◆2012年 10月 7日 (日) 午後 3 時(2時30分開場) ・・・満席 9/4
                     
   ■アトリエ・ワム(Atelier WAM) yahoo地図  
    ・千本北大路より徒歩4分 〒603-8227 京都市北区紫野北舟岡町41
      
   ■チケット  一般 3500円   学生 2000円  
            
   ■申込・問い合わせ  コンサートモーツァルト
    ※受け付け次第、チケット、地図詳細、郵便振込用紙などをお送りします。
                 
  ・電話 075-432-0117
  ・ファクス  050-1359-4384
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ベートーヴェンのホルン(チェロ)ソナタ

2012-10-04 23:38:52 | アトリエ・ワムコンサート
明後日6日(土)と7日(日)の【第6回 アトリエワムコンサート】で演奏する
ベートーヴェン「ピアノとホルンのためのソナタOp.17」。

作曲者自身の編曲というチェロのヴァージョンがあり、今回はそれを演奏する。

5曲のベートーヴェンの「ピアノとチェロのソナタ」全5曲を私は何度も弾いていて
その、ベートーヴェンのしつこさ、というか執念というか
そういうものに日ごろ感嘆しているのだけど、

つまり、チェロソナタという作品群を、
どのように「よく」仕上げるか=永遠に残すか

ということについて、ほんとーに執念深い。
(もちろんピアノソナタやピアノトリオ、シンフォニーなども)

それに比べるとこのホルンソナタは、拍子抜けするくらい軽く作られてる。

どうもいろいろな事情で、わずか1日で作曲したとか・・・。
(チェロソナタ全5曲は約20年かかってる)

いつものベートーヴェンなら、この最初のヴァージョンを
何度も何度も書き直して、最後はものすごい堅固な(一音たりとも変更できない)曲に作り直すだろうに・・・・なんででしょう?

そういうことを考えながら弾いてます。

それに比べると、今回弾くオリジナルのチェロとピアノのための作品
(「魔笛」の主題による7つの変奏曲)などは、本当にコンパクトに〈よく〉出来てる。

なのに、作品番号を与えなかった(ホルンソナタには作品番号が付けられてます)、
その理由をいま考え中です。

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講演会と演奏会のリンク

2012-10-01 23:49:10 | アトリエ・ワムコンサート
演奏会と講演会のリンク=連携ってことについて。

演奏会では、やはり演奏が中心。
皆さんに言葉を越えた音楽を楽しんで頂きたいデス。

でも実際のところ、弾く本人としては、
練習過程で必ずめちゃオモシロイ発見があり、
その演奏する(or した)曲について、ぜひ話したいことがホントいっぱいある。

・・ということで、演奏会とは別の時間に、
ミニ演奏(合計30分ほど?)を交えながら、1時間半くらいはお話、という感じの催しをやってます。

今回、9月30日開催予定だったミニ演奏付き講演会「楽譜ってなに?~メッセージを読み解く」は、
結局、台風のため10月14日(日)2時に延期になりましたが、
その約2時間の内容として、
演奏会(10/6(土)と10/7(日)の【アトリエワムコンサート】)の曲も取り上げることにしていました。

・・・もうかれこれ10年以上前のこと、
ベートーヴェンの5曲のチェロソナタを切っ掛けとして、
楽譜上から多くのベートーヴェンのメッセージ(?)を受け取るようになりましたが、
それを今回、実際に音に出しながらご披露しまーす。
(私は霊媒師か・・・?)

バッハさんともお話します。
例 ↓
「バッハさん、ここ(楽譜の或る箇所)は実はこういうイタズラをしてたのね。」とか
「ここ(別の場所)は、こういうことが自慢だったんでしょ?」とか。。。

わかりやすいということで、平均律1巻のハ長調フーガや、インヴェンションとシンフォニアなどから。
おんなじ曲を弾いてても、そういうことに気づきだすと、俄然おもしろくなるんです!

・・・当初の予定では、講演会でそのことをしゃべって、
その後演奏会、ということでしたが、
台風のため逆転。

でも、かえってその方がいいのかも・・・?

というのも、何の先入観もなしで音楽を聴き、
その後「実はこうだったんですよ・・・」と聞く方がステキ・・・。
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