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2022.05.06 急須を求めて。

急須が壊れたので、好きなものを探したが、なかなか見当たらなかった。


私は、お抹茶色のものが欲しくて、長い間探していた。
先日、明石の美容院の近くの骨董店で、お抹茶色のものを見つけたが、超小型だった。
ちょうど一人分が煎れられるので、これはこれで、素敵だと思ったが、何故か、
使わない内に、半年ほど経った。400円だった。


数日前、市場の中のお茶屋さんで、「萬古焼の急須、半額セール」をしていた。
お店の売上が上がらないので、在庫品の急須を半額で売っているそうであった。

萬古焼に惹かれて、見てみると、なかなか良い物がある。
半額で、1800円だった。これを買った。
鳥獣戯画の彫り物がしてあって、趣がある。

ところが、家へ持って帰って、並べてみると、何と!前の少し小さ過ぎるかなと
思っていたものと、全く同じ大きさだった。
ヘ〜?わからんもんやね。


2つの急須は、一人前のお茶にピッタリの大きさだが、実は、私の湯呑みは、
お寿司屋さんの超大型の湯呑みの弟分ぐらいの大きさがある。
左が私の分で、右は母用に買ってきたもの。
50年前に買ったもので、阪神大震災で、割れずに残った。

そんな訳で、急須と湯呑みのサイズが合わないけど、仕方ない。

私は、子供の頃から、瀬戸物好きで、高校時代にアルバイト代を瀬戸物代に使って
しまって、親に叱られたほどだった。
勤めてからも、絶えず瀬戸物を買って来たので、我が家の瀬戸物は、ほとんど、私が
買ったものだった。
これらの一つ一つに、それぞれに、手に入れるまでの物語がある。
友人たちが泊まりに来ると、それを聞くのが楽しみだからと言って、それを聞かせろ
と言うので、私は、いつも眠かった。
でも、それらのほとんどは、阪神大震災で失ったので、それらは、今は、思い出の中
にある。


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