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2021.10.21 千円で買ったコーヒーカップの、本当の値段を知ってびっくり!

前回書いた通り、私は、15年前に、閉店する喫茶店からコーヒーカップを格安で、
譲り受けた。
この喫茶店の前経営者の方は、神戸駅の近くに、新しい店を見つけて、そこへ移転し、
そのあとを、新しい経営者が引き継いでいた。

前経営者から、後の経営者は、この店を居抜きで、譲り受けていた。
後の経営者は、奥さんがリサイクルショップを経営していて、そこへ繊維会社のお偉さん
だったご主人が定年退職して、暇でぶらぶらしていたので、奥さんは、ご主人に喫茶店
をやってもらうと友人もできるし、生き甲斐になるのではではないかと考えた。
奥さんが、この喫茶店を契約して、ご主人が店のマスターという形になった。
4〜5年して、この経営者が、店を閉めることになり、私はカップを譲ってもらった。

私は、前の経営者とも仲が良いので、私が、コーヒーカップを20個、1個1000円で
分けてもらったことを話した。
すると、前経営者は、え〜〜〜!と絶句した。

後の経営者夫婦は、喫茶店には、全く無縁の人だった人で、居抜きで譲り受けた
コーヒーカップの値段などは、全く無知だった。

一方、前経営者は、長年喫茶店経営に携わっていたので、カップなどに特別の造詣が
あり、高価なものを揃えていた。
ある時、「店が閉まってから洗い物など始めるので、退店するのが深夜になる」と
言っていたので、私が、もっと早く、店が閉まるまでに、洗い終わらせたら良いのでは?
と言ったら、「いいえ、カップを壊すのが怖いので、お客様が帰られてから、ゆっくり
集中して洗いたい。」と言っていた。
確かに、それほど気を使って、高価なものを扱っていた。
新経営者に居抜きで譲ったカップも、高価なものが多かったと思う。
そんなに大切にしていたものを譲ったのに、譲られた人は、値打ちがわからず、
たった千円で人に譲ってしまったと聞いたら、〜それは、驚くでしょう。確かに。

…と、そんなことがあったのは、15年程前のことだった。
それから、そんなことはすっかり忘れて、譲り受けたコーヒーカップは、私の日常や
お客様の時に愛用していた。



ところが、先日、驚くことがあった。
百貨店の洋食器売り場のガラスケースの中に、見慣れたコーヒーカップがあったので、
あ、私のカップと同じだと思って、何気なく値段を見ると、な、な、何と! 
38,000円となっているではないか?



へ〜?私がたった千円で買ったコーヒカップの本当の値段は、38,000円だったんだ。
前経営者が、え〜〜〜?と絶叫して、尻餅をつきそうになった意味が分かった。

他の19個のカップも、それぞれに高価なものだ思うが、私は無知なので、それは
今のところ分からない。
ということで、今日の話題は、38,000円のコーヒーカップを、私は千円で手に入れて
いたと言う自慢でした。^^
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