韜晦小僧のブログ 無線報国

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Yahoo!ジオシティーズのサービス終了について

2018年12月31日 17時31分43秒 | 96無線コラム

Yahoo!ジオシティーズのサービス終了について

最近、Yahooから表記のアナウンスがありました。
残念ながら、2019年3月末でYahoo!ジオシティーズのサービスを終了するようです。
4年前にNTTコミュニケーションズのOCN「Page ON」サービス終了アナウンスがあったことをブログにて掲載したところ、現在でもアクセスがナンバーワンです。
今でも、何故こんなに関心が高いのかはよくわかりません。
今回はサービス終了に関して、NTTコミュニケーションズとYahooとのアナウスの両社の相違についてコメントします。

まずは、平成26年8月4日NTTコミュニケーションズより一通のメール通知を紹介します
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【重要】「Page ON」のサービス終了について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
いつもOCNをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。 
このたび、誠に勝手ながら、「Page ON」のサービスを、2015年2月28日をもちまして終了いたします。
先日ご案内いたしました 「ブログ人」に引き続き、ご利用のお客さまにはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
ホームページを引き続きご利用になるお客さまは、大変お手数ですが他のホームページサービスへの契約移行、コンテンツのお引越しをお願いいたします。

平成26年8月に掲載したNTTコミュニケーションズへの愚痴を以下のアドレスに掲載します。
NTTコミュニケーションズのOCN「Page ON」サービス終了アナウンスについて
https://blog.goo.ne.jp/minouta17/e/b7e8d94131a600a789395722a27451be


次に、Yahooのアナウスを全文掲載します。
Yahoo!ジオシティーズをご利用の皆さまへ
Yahoo!ジオシティーズのサービス終了のお知らせ
Yahoo!ジオシティーズは、2019年3月末をもちましてサービスを終了させていただくこととなりました。
終了までのスケジュールやホームページの移行については以下をご確認ください。
いつもYahoo!ジオシティーズをご利用いただきありがとうございます。
ジオシティーズは1994年アメリカで誕生しました。
誰でも簡単にホームページを開設できる仕組みや、ストリート名と番地を選んでホームページを開設するという、いわば仮想の都市を作るユニークな試みにより、瞬く間にインターネット初期の代表サービスの1つとなりました。
その後、1997年に日本法人ジオシティーズ株式会社が設立されました。2000年からはYahoo!ジオシティーズとして運営しております。
アメリカでの誕生から24年、日本法人設立から21年、Yahoo!ジオシティーズとなってから18年が経ちました。
アメリカを始め各国で提供されたジオシティーズは2009年にサービスを終了し、日本のジオシティーズだけが残りました。
たくさんの方にホームページを作成していただき、それをたくさんの方に見ていただくことで、長きにわたり運営を続けられました。
本当にありがとうございます。
インターネット初期から現在までに作成された膨大なホームページを維持するためスタッフ一同努力を続けて参りましたが、2019年3月末をもちましてサービスを終了させていただくことにいたしました。
サービス終了の理由は、一言では説明できません。
採算面や、今後システムを維持するためのテクノロジーに関する複数の課題などを総合的に判断した結果、これ以上の継続は難しいという判断に至りました。
ご利用いただいている皆様にはご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解をいただけますと幸いです。
ジオシティーズに作成された技術関連のホームページは今でも多くの技術者の助けになっていると聞いています。現在も毎日のように更新されているホームページもあります。
1990年代後半に作成された個人のホームページはその体裁やデザインも含めて、その時代のインターネット文化そのものです。
Twitter上では「昔作成したホームページがジオシティーズに残っている、黒歴史だから早く消えて」というつぶやきも見かけます。
長期にわたり更新されていないホームページについては、規約にのっとり削除することも可能でしたが、誰かが必要としているかもしれないページを削除するのは忍びなく、できるだけ残す方針を続けてきました。
インターネット上に残された多くの遺産や、現在も積み上げられている情報の蓄積が消えてしまうのはインターネットを愛するスタッフ一同としても残念な思いでいっぱいです。
以下で代替サービスと引っ越し方法について説明いたします。1つでも多くのサイトが引っ越し先で公開を継続していただけますと幸いです。
数あるホームページ作成サービスのなかからYahoo!ジオシティーズを選んでいただき本当にありがとうございました。
スタッフ一同感謝しております。
2019年3月までサービスは続きます。引き続きよろしくお願いいたします。

以下は単なる愚痴ですから不快な方は読み飛ばしてください。
両社のサービス終了に関するアナウンスの相違については改めてお客様への対応方法の落差を感じざるを得ません。
Yahooのサービス廃止による苦悩がよくわかる文面で誰でも共感できる文面です。
もう一社のほうは、どうしようもなく怒りを感じさせる文面でしかありません。
ホームページやブログサービスの採算性が問われるのは、よく理解できますが本サービスは情報社会の文化そのものであることをプロバイダー事業者も肝に銘じてほしい。

個人的なことですが、最近小生もデジタル遺品としてYahooブログに「日本帝国陸海軍電探開発史」https://blogs.yahoo.co.jp/minouta17 を開設しました。
ここで、今回作成したYahooブログをYahoo!ジオシティーズの代替えサービスとして利用できることを紹介します。
Yahoo!ジオシティーズのサービス終了でお困りの方は参考にしてみてください。
(なお、本ブログを利用していただければ、ホームページと同じ効果があることが理解できます。)
一般的なブログは、階層の概念がないためリンクは張られても第一階層をブログの最初の画面に表示できない。
このため、小生は、ホームページ上で目次(第一階層)を作成し、個別文書をブログで作成し、それを相互でリンクを張って使用しています。
一般的なブログは、全てこんな機能しかないのかとおもっていましたが、唯一Yahooブログだけはこの機能をブログだけで実現できることが判りました。
この機能の中核は、書庫設定(カテゴリーやテーマと同様の意味)に「標準設定」という機能があることです。
また、この機能とともにレイアウト設定に「パターン4」を設定する必要があります。
本ブログは、ブログの文面修正が大変容易であることやヘッダーや背景に独自画像が設定可能なのも長所です。
ただし、短所としては、画像の貼り付けが1ファイル単位で煩雑であること、カテゴリーの登録数が表示していない、管理機能であるアクセス解析等が貧弱な点等改善する余地も大きそうです。
なお、デジタル遺品の永続性の観点からYahooブログのサービスが廃止されることが無いよう願うばかりであります。

要注意事項
Windows 詐欺警告「Windowsセキュリティシステムが破損しています」について
http://tanweb.net/2017/12/22/17417/

  

 

 


地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その4(平成30年12月09日) ケース右下部側板の新規アルミ加工作業 

2018年12月09日 16時21分01秒 | 01陸軍無線機器

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その4(平成30年12月09日) ケース右下部側板の新規アルミ加工作業 

角型メーターが3つしかそろっていなかったので、急遽オークションで入手した。
旧軍でのこの手の無線機では角型ではなく丸型が採用されているので違和感がある。
ただし、オークションでは52型の丸型メーターが出品されるのは大変稀である。
気長にチャンスを待つしかないのだろう

今回はケース右下部側板の新規アルミ加工作業を実施した。
不用になった既設アルミ板を利用したため、不用な穴もあったがこのまま利用することとした。
少し不細工な加工となったが、えいヤーと塗装まで一機におこなったが、この冬季の塗装は乾きが悪いのが難点であった。
側板を装着してみると、オリジナル塗装との差が目立ち、全体を再塗装したい誘惑に苛まれる。

真空管に関しては、送信菅はE-2057を1本とE-2053Bを2本の計3本が必要であるが、川西機械製作所の独自規格のため入手困難のようだ。
当面入手する目途が立たないので、同じ川西機械製作所製造の少し大型のE-510とFB-325Aを挿入して自己満足するしかないようだ。

 

地2号無線機受信機と送信機
http://minouta17.web.fc2.com/army_ti-2.html

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/


参考文献
日本無線史 9巻 1951年 電波管理委員会
魅惑の軍用無線機 ラジオライフ別冊 昭和59年11月 三才ブックス
グランパーズ・シャック Grandpa’s shackのオークション情報
ケンさんのホームページ http://kawoyama.la.coocan.jp/tubestorypentodestube.html

 


NEC PC-BL350修理記録 修復作業記録 その2(平成30年12月06日)メモリ交換作業

2018年12月06日 13時01分11秒 | 96無線コラム

NEC PC-BL350修理記録 修復作業記録 その2(平成30年12月06日)メモリ交換作業 

分解した螺子は形状が異なる場合があるので紙に張り付け組立時に問題を発生させないような対処が必要です。
前回ではメモリーの規格が異なったものを購入して失敗したので、今度は慎重にメモリ規格をネットで調査したがよくわからない。
最低PIN規格を合わせないと挿入できないので慎重にメモリを選択してメモリー2枚組を購入した。

①購入したメモリーと交換します。
 現行メモリー   1GB 1RX8 PC3-8500S-07-10-ZZZ
 購入したメモリー 2GB 2Rx8 PC3-8500S-7-10-F1

②今度は組立作業です。
 慎重に組立を実施します。

③それでは電源起動をします。
 全く画面が真っ黒です。基本的にブートの起動ができていないようです。
 しかたないので、組立ミスもあるかもしれないので、よく確認しながら再度分解して、別のメモリーと交換しますが、全く起動しません。
 どうもメモリーのインターフェースが異なっているようです。

④しかたないので、オリジナルのメモリーに戻し、起動確認して作業を終了しました。
 わたしのような素人がネットの情報だけでメモリー交換するのは無理だったようです。

⑤ハードウェアからの取り組みは見事に失敗したので、今度はソフトウェアからの対処を考えるこことしたい。
 特に、現在更新プログラムの登録に失敗することも大きな疑問である。
  


広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/


参考文献
LaVie Lightのメモリを2GB化へ https://blogs.yahoo.co.jp/mc21s_wagonr_rr/36022868.html?__ysp=bmVjIHBjLWJsMzUwZXc%3D

 


 


ガイアの夜明け MRJ TV放送についての感想 

2018年12月03日 23時23分10秒 | 98新聞記事コメント

ガイアの夜明け MRJ TV放送についての感想 

MRJに関するマスコミはマイナス面の報道が多い中、ガイアの夜明けだけは50年ぶりの悲願!国産ジェット旅客機MRJのテスト飛行に密着放送があった。
新型飛行機を製造すれば、なんども計画遅延があるのはボーイングでもエアバスでも何度も実証されている。
にもかかわらず、なぜ日本のマスコミはMRJに関してマイナス報道するのか全く理解できない。
ただし、今回の放送で延期の理由には大変驚いた。

以下「へろへろblog」さんのMRJ5回目の納入延期:理由とその考察(延期の理由の抜粋:参照#1)
延期の理由は
今回の延期理由は、搭載機器の配置変更と、これに伴う電気配線(ワイヤハーネス)の全面的な見直しという設計変更のためだという。
航空機の飛行制御コンピュータなど重要な電子機器は、1台が故障しても機能を失わないように、3台あるいは2台が積まれて、冗長性を持たせている。
MRJでは、冗長化したこれらの機器を一箇所の電子機器室にまとめて置いていたが、これを機体の前後に分散配置するように改め、単一箇所への水漏れなどで全部が一度に故障することを防ぐ、ということだ。
また、これに伴ってワイヤハーネスも全面的に変更されることになる。
MRJは、日本の航空局(JCAB)の耐空証明に加えて、アメリカ連邦航空局(FAA)の耐空証明と、欧州航空安全機関(EASA)の耐空証明を取得することになっているが、アメリカFAAの耐空証明を取得するためには、この設計変更が必須になったものと思われる。
しかし、なぜ今ごろになって、こんな大きな設計変更を迫られる事態になったのだろうか。

この問題を負自分なりに以下分析する。
50年ぶりの悲願!国産ジェット旅客機の開発はYS-11以来の新規開発のため開発ノウハウがないことなど大きなハンディであることは理解できる。
しかしながら何故、搭載のディジタル電子機器載機器の配置変更と、これに伴う電気配線(ワイヤハーネス)の全面的な見直しという設計変更に至ったのか。
近年の新型ボーイング機での日本企業の製造参画を考えるとこのような開発遅延を引き起こすほど技術がなかったというには腑に落ちない。
ただ、日本企業がボーイングの単なる下請け業務をしているとしたら納得できないこともないのだが・・・
飛行機開発には全く知識はないが、これだけは指摘しておきたい。
まず、近年のフライ・バイ・ワイヤの導入(A320や777では昇降舵や補助翼のような主操縦翼面の操舵にもFBWが採用されている)により、ディジタル電子機器の重要性が従来よりも拡大した。
このため、アメリカ連邦航空局(FAA)の耐空証明の合格基準も、フライ・バイ・ワイヤの導入などの技術革新や実際に起きた事故や危険事象を反映して、年を追うごとに更新されているはずである。
このようなアメリカ連邦航空局(FAA)の情報を常にキャッチアップしなくてはいけないのであるが、これができていなかったといこうことか。
TV放送によるとディジタル電子機器は飛行機の中央に冗長設計で2台セットしていた。
これを飛行機の前後に分散配置するように設計したようだ。
主信号線は現在では光ケーブルが主流であると思われるが、末端のセンサーや制御機器へのワイヤハーネスの設計変更には大変な時間がかかるはずである。
最初から前後にディジタル電子機器を分散配置できなかったのか大きな問題点である。
できなかった原因は過去のボーイング737などの旧式の飛行機の設計をそのまま採用したことにあるのではないか。
フライ・バイ・ワイヤの導入の意味を本当に理解せず、冗長設計したと考えたのではないか。
このような設計ミスは若くて頭でっかちの技術者集団による設計行為をベテランの技術者が統御できなかった結果であろう。
信頼性設計においては、単にディジタル電子機器の電気的故障対策のための冗長化と思っているようだが、機体の損傷(テロ行為や戦闘機の機銃掃射)よる物理的な分散措置が重要ことが理解されていない。
やはり、危機的な戦争行為の経験が全くなくなった日本ではこのような配慮ができないのかもしれない。
今はMRJは苦しんでいるが、やがて光がみえるはずである。
とにかく頑張ってほしい。
でも、ブラックボックスやボイスレコーダは依然アメリカのハニウェル社なのだろうか。
ディジタル電子機器、通信機器、レーダ機器も海外製なのだろうか。
なかなか国産化というのも難問かもしれない。


最近ヤフーオークションで、「三菱 F1ジェット戦闘機 HUD 射爆照準器 放出品」(ヤフーオークションID u227755775)が出品されていたが、本機はフランスのトムソン社製のようだ。
なかなか国産化というのも課題があるようだ。

 

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/


参考文献
参照#1 MRJ 5回目の納入延期:理由とその考察 https://booskanoriri.com/archives/2961
50年ぶりの悲願!国産ジェット旅客機MRJのテスト飛行に密着「ガイヤの夜明け」 https://dogatch.jp/news/tx/57409/detail/
悲願の国産ジェット...日の丸主義から脱却:ガイアの夜明け http://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2018/018395.html
航空実用事典 フライ・バイ・ワイヤ(FBW:fly-by-wire) http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p215.html

 

 


 


地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その3(平成30年12月02日) メーターの土台のアルミ加工作業 

2018年12月02日 22時07分29秒 | 01陸軍無線機器

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その3(平成30年12月02日) メーターの土台のアルミ加工作業 

52型のメーターは、角型を3つ所有しているだけなので、ネットで角型1つと丸型1つを即座に注文した。
本来は丸型の52型のメーターが4つ必要なのだが、全てそろうのはいつの日になるのだろうか。
とりあえず、メーターの土台であるアルミ板の加工を先行することとした。
2mm厚のアルミ板に52mmの円空を4つ作成するのは大変な作業ですが、今回は丸型のサンドペーパー用のドライバーを使用し楽して作業が完了した。
最後に塗装し、メーターを取り付け、本体の送信機に装着して今回の作業を終了した。
今回は見かけ上の整備を行うだけなのでメーターの規格はどのようなものでもよい条件にもかかわらず丸型の52型のメーターの入手は困難です。
角型のメーターも見栄えはいいのだが、オリジナリティを考慮すると旧軍の無線機のメーターは丸型に限る。
なかなか復元作業は難しい。


地2号無線機受信機と送信機
http://minouta17.web.fc2.com/army_ti-2.html

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/


参考文献
日本無線史 9巻 1951年 電波管理委員会
魅惑の軍用無線機 ラジオライフ別冊 昭和59年11月 三才ブックス
グランパーズ・シャック Grandpa’s shackのオークション情報
ケンさんのホームページ http://kawoyama.la.coocan.jp/tubestorypentodestube.html